中古レコ屋のあくび指南〜のんびり音を聴きませう ナカ2号店のブログ

大阪・難波にある中古レコード店 レコードショップNAKA2号店のブログです。絶賛音盤買取強化中!お問合せはTEL、メールにてお気軽にどうぞ。

カテゴリ: Jazz/Fusion

久々に倉庫をあさってきました。「これはあるやろ!」という定番アイテムの在庫が寂しくなってたんで、ニューミュージック、アイドル等定番どっさり持って帰ってきてます。あと、セール用のクラシックLPも大量に引っ張ってきました!次々出荷中。のぞいてみてくださいね〜。


土曜日からのサントラ特集の準備に追われております・・。スタッフお手製の素晴らしいポップが完成したのですが、僕が担当するCDレヴューはまだまだ数が足らない状態。寝不足覚悟でパソコン内職してます。土曜日にまとめ買いされても大丈夫なように数を揃えておかねばね・・。


さて、今日の新入荷です。細かくジャズレコ入ってきたんで、大好きな1枚をご紹介。ジャケット最高!

lou donaldsonLOU DONALDSON/ alligator bogaloo (blue note)
一度離れたレーベルに戻ってきて、今までと違う売れるやつ作るか!と録音したらこれが大ヒットしてしまった・・そんな作品。珍しくシングル・ヒットまで記録した(ビルボード93位)タイトル曲は「確かにいままでと違うぞ!」と思わせるに十分なラテン・ソウル・ジャズ。売れて当然のポップさが素敵。オルガン奏者:ロニー・スミス(個人的に一番好きなオルガンプレイヤーっす・・)作の「aw shucks!」も聴き流せない新しさを含んでます。
キング盤、帯付。盤ピカピカです!2800円也

梅田三番街CD・レコードセールですがおかげさまで大好評です。ありがとうございます。昨日もなかなかの売れっぷりをみせてくれまして、今日は補充商品の値付けに追われております。忙しいことはとってもいいことなのであります・・。

そういうわけで今日は簡単に新入荷盤のご紹介を。弦の音がやさしいなぁ・・。

barney kessel_1barney kessel_2








BARNEY KESSEL/ easy like (contemporary)
個人的にジャズギター作品は好きでして。いろいろなギタリストの音を聴いてますが、この人のサウンドはそのものずばりジャズギター!って感じがします。西海岸を代表するジャズ・ギタリスト:バーニー・ケッセルの初期名盤、オリジナルMONO盤での入荷!うれしいな〜。状態も文句無し!4800円也

寒い!!昨日散髪したんですが失敗だったな・・。頭が冷えて冷えて仕方ないっす。

さて、長いこと好調なJAZZ LPの入荷ですが、今日も心の中で「やった!」と叫ぶ名盤が入ってきました。

lee morganLEE MORGAN/ lee-way (blue note)
人気トランペッター、リー・モーガンの'60年録音作品。なんといっても「ザ・サイドワインダー」のイメージが強い彼ですが、それ以前のハードバップな彼を好きならこの作品をお薦めしますよ!モーガンとフロントに並び立つのはジャッキー・マクリーン(大好き!)。ちょいとダークなサックスの音色がたまりません!その他ピアノにボビー・ティモンズ、ベースにポール・チェンバース、ドラムスにアート・ブレイキーという面々。これで駄作になるわけがない!ってなメンバーが揃ってます。
キング盤、状態良好です。3800円也


他にも冨田勲、服部克久等日本のイージーリスニング、シンセものCDで入ってます。仕事納めた後は是非とも我が店で至福の音を探してみてくださいね〜!

J.B.亡くなりましたね・・。決まりごとのように繰り返される“ソウルの帝王”って言葉に少し居心地の悪さを感じながらTVのニュースを観てました。今年は偉大な方が次々に亡くなっていくなぁ・・。


さて、クリスマス明けいきなりの大雨でがっくりきている2号店。今日買い取りしたサントラCD(特集すごいことになりそうです!!)の中にきらりと光る非サントラCDが混じってました。

torossiSTEFANO TOROSSI/ feelings (easy tempo)
EASY TEMPOのいい仕事第2弾ですな!イタリア・イージーリスニング界の巨匠といっていいでしょう!ステファノ・トロッシ音源集。これこそレア・グルーヴだ!70'Sなエレピが唸るジャズ・ファンクに卒倒寸前でっせ!あのジャイルス・ピーターソンをもとりこにしたといわれる「running fast」のかっこよさといったらもう!おすすめCDランク現在1位です!!美品、1780円也




話は飛びますが、ジェイムス・テイラー初期作品紙ジャケリイシュー万歳!!早速買ってきましたよ。帯デザインが物欲誘いまくりです。『スイート・ベイビー・ジェイムス』も『マッド・スライド・スリム』も素晴らしいですが、やはり“僕の無人島レコ”『ワン・マン・ドッグ』が1番ですわ!しばらくはいつもJTが聴こえる店と化す予定・・・。

今日は昨日とはうって変わって濃〜いブラック・ジャズレコをご紹介。TOO HOTです!!

billy harperBILLY HARPER/ black saint (black saint)まあパワフルだこと!ビリー・ハーパー、テナー吹きまくりであります。数ある“コルトレーンっぽい”サキソフォニストの中でもこの人は本物やなぁ・・と聴くたびに思うのですが、ストラタイーストからの初リーダー作とこのブラックセイント盤は格別の魅力があります。単なるフリー・ジャズと化していないところが良い!どことなく漂ってるんですよね、男の哀愁が・・。ファラオ・サンダースとの仕事でも知られるジョー・ボナーのピアノも必聴です。
イタリア盤オリジナル。状態良好!2300円也


今日はJAZZ一色っすよ!朝からLP入ってきました。少しだけご紹介。

dorhamKENNY DORHAM/ jazz prophets vol.1 (MCA)
ドーハム作品の中でも1、2を争う人気盤入荷です。彼がジャズ・メッセンジャーズを退団して作ったグループが“JAZZ PROPHETS”だったのですが長続きしませんでした。このLPが唯一のスタジオ録音盤。これぞハードバップ!な内容。ドーハムの哀愁漂うペットに身をまかせたい・・・。帯付、美品。2800円也


hamp and getrzLIONEL HAMPTON, STAN GETZ/ hamp and getz (verve)
続いては絶頂期ハンプと若手成長株ゲッツの共演盤を。'55年録音、いわゆる“グランツ・スタジオ・セッション”の1枚です。バラード・メドレー(テンダリー〜ニューヨークの秋)でのゲッツのプレイがやはり印象に残ります。若いのに見事な吹きっぷり。スインギーなナンバーは逆にハンプトンが好プレイを披露。全篇飽きさせない構成になってます。帯付、美品。2000円也


jimmy and wesJIMMY SMITH & WES MONTGOMERY/ the dynamic duo (verve)
もいっちょヴァーヴ作品を。ジャケットに写る仲良さそうな二人・・ソウル・ブラザーって感じでてます。オルガンとギターの相性のよさをコレでもかとみせつける名盤。オリヴァー・ネルソン楽団によるオーケストラも前に出過ぎずええ仕事してはります。わかってるなぁ、オリヴァー氏。聴いてるだけで楽しくて仕方なくなっちゃうこのLP、帯付美品です。2300円也


hutchersonBOBBY HUTCHERSON/ dialogue (blue note)
もちろんブルーノートも入ってますよ。まずはボビー・ハッチャーソンの初リーダー作品からご紹介。'65年録音、フレディー・ハバード(tp)サム・リバース(ts)アンドリュー・ヒル(p)リチャード・ディビス(b)ジョー・チェンバース(ds)という豪華なサイドメンに囲まれて鳴り響くハッチャーソンの美しいヴァイブ。個性的な曲ばかり(ヒルとチェンバースが提供)で素直にかっこいい!って思っちゃいます。新主流派好きにはたまらないレコード。キング盤、美品。2800円也


macleanJACKIE McLEAN/ capuchin swing (blue note)ブルーノートもう1枚はジャッキー・マクリーン。'60年録音、ブルー・ミッチェル(tp)ウォルター・ビショップJR(p)ポール・チェンバース(b)アート・テイラー(ds)という面々がサイドを固めています。典型的ハードバップ曲もあるにはあるんですが、マクリーンの頭の中にハードバップ以降のサウンドがはっきり鳴っているのがわかる新感覚の曲が中心になっているのはいうまでもありません。この作品後マクリーンはフリーの世界に旅立っていくわけです。美品、3800円也


cal tjaderCAL TJADER/ gozame! pero ya... (concord jazz)
最後はいわゆるジャズから少し離れた作品を。カル・ジェイダー晩年の名作。洗練され尽くしたヴァイブ演奏に鳥肌が立ちます。小粋なマンボ、メロウなサンバ・・カル・ジェイダー作品で一番好きかも・・。当然USオリジナル。ジャケット、盤ともに美品。2800円也


ブルーノートきっての人気サキソフォニスト:デクスター・ゴードン。彼の不遇の時代といえる'65年に録音された音源集が入ってきました!キングレコードの世界初登場シリーズでの発売だったんですね。これまたキングさんのいい仕事であります。

dexter gordonDEXTER GORDON/ clubhouse (blue note)
サイドメンは、フレディ・ハバード(tp)バリー・ハリス(p)ボブ・クランショウ(b)ビリー・ヒギンズ(ds)。名作『Gettin' Around』からボビー・ハッチャーソンとハバードが入れ替わってます。'65年5月27日録音。『Gettin' Around』の前日に録音してたんですね。時代は誰も彼もがジョン・コルトレーン!の時期でありますが、ここでのゴードンはやはり彼らしいハードバッパーな姿を見せてくれています。見事なブルースプレイ!フレディ・ハバード以下も控えめ、かつ堅実にバックアップ。
状態ピカピカですが残念ながら帯なしです・・。3800円也




1958年録音か・・いまだ“戦後”であるこの時期にこれだけヒップなラテン・サウンドをプレイしてたなんてやはり驚きです。東京キューバン・ボーイズが日本のジャズと遭遇!素晴らしいレコードが入荷してきました。

tokyo cuban boys東京キューバン・ボーイズ、白木秀雄、松本英彦他/ ラテン・カーニヴァル(キング)
キューバン・ボーイズのペラジャケは必ず売れてくれるので入ってくるとすごいうれしいんですが、今日のは興奮を押さえるのに苦労しましたよ〜!なんといってもあの白木秀雄や松本英彦、福原彰、三保敬太郎に前田憲男といった面々が揃う異色盤なのですから。「シボネー」「ババルー」「ジャングル・ドラムス」といったラテンの名曲(キューバン・ボーイズ好きならもう定番といってもいいですよね)をプレイしてます。日本のモダンジャズ創世記である'58年録音。随所にジャズ的プレイを見せる(後の)大物たち・・。平岡精二のヴィブラフォンなんて一瞬カル・ジェイダーかと思ってしまうほど素敵!白木秀雄のドラム・ソロも迫力満点ですなぁ。
編曲に携わっているのが三保敬太郎であり前田憲男であるところがさらにこのレコの価値を高めています。オシャレなんだなぁ・・。
さてさて、かなり古い時代の作品ですので問題になるのはやはりコンディション。SIDE:2に深めのキズあります・・。残念すぎる!針飛びはしませんがプチノイズは入っちゃうんです・・。約50年前のものとなるとなかなか美品はでてきませんね・・。とはいえ、キューバン・ボーイズ系LPのなかでもかなりのレア盤、7800円で販売してます。

せっかくの日曜日なのに雨・雨・雨・・・。普段の賑わいが影を潜める大阪・日本橋です。天気は悪いですけどええCD入ってまっせ!少しだけご紹介。

barigozzi groupBARIGOZZI GROUP/ optical sound (easy tempo)
欧州ラウンジ系リイシューの中でもかっこよさなら随一じゃないでしょうか?ジャンカルロ・バリオッチ率いるグループの選りすぐり音源集がこのCD。オリジナルLPは目が飛び出るほどの値が付いてたりしてるもんですから、気軽に聴けるCDはなんともありがたい!全21曲収録で、どれもがとてつもなく最高なんです!『(新)ルパン三世』の音世界が好きな方、1〜6曲目は必ず気に入ると思います。さらにスパイ映画を思わせるエキゾチックなサウンドがあふれる中盤以降もたまりまへん!さらにさらに、パーカッシブなサウンドをお好みの方、19〜21曲目はアフロ・ファンクをオシャレにしたみたいな音です。聴いたらイチコロのはず!
ジャケット・デザインからして間違い無し!なのはわかるんですが、この作品ほど中身も最高なのはほんとに久々。コアなジャズ・ファンからラウンジ・イージーリスニング好きさんまですべての人をとりこにするであろうこの名盤、2004年のリリースなのですが早くもレア盤化の気配・・・即ゲットしなきゃあきまへん!!2000円也


kasai kimiko笠井紀美子/ just friends..Kimiko Kasai concert (VIVID)
続いては若き笠井紀美子のコンサート実況盤。ハービー・ハンコックと共演した名作『バタフライ』での完成されたヴォーカルが印象的な彼女ですが、このライヴ盤では若さ所以の不安定さを見せる場面も。1970年録音ですもん、人に歴史ありです。ただあの透き通った歌声はすでに聴くことができますし、伴奏を担当しているのが大野雄二トリオ!これだけでも買いなCDでしょう。曲間に聴ける笠井紀美子のMCも必聴(恋愛について話したりしてますから!)。
紙ジャケット仕様、未開封で2080円也






雨の日曜日。今日もJAZZいきますよ〜!

dave pell_1DAVE PELL OCTET/ plays a gallery of seldom heard tunes by Irvin Berlin (trend)
古き良きミドル・センチュリー!アメリカの黄金時代に残されたとってもオシャレな作品。リーダーのデイヴ・ペルはサックス・プレイヤー。アレンジャーとしての方が有名ですかね。デイヴ・ペル・シンガーズのアルバム『マナマナ』は彼のアレンジが冴え渡る名盤として知られてます。ソフト・ロック・ファンなら当然聴かねばならない作品です。今年紙ジャケットでリイシューされてましたね。
さて、そんな彼のオクテットが'53年にTRENDレーベルに残した10インチ盤が入ってきちゃったのです!デイヴ・ペルはサックス・プレイヤーに専念、アレンジは西海岸ジャズにこの人あり!SHORTY ROGERS&WES HENSELが担当。TONY RIZZIのギターもDON FAGERQUISTのペットも、全てが西海岸色で染められた軽やかなサウンド。モノクロに写る最先端の生活・・あこがれだったアメリカがここにはある!

dave pell_2コンディションですが、ジャケット痛みあり。盤も経年を考えると致し方ないスレがあります。値段は安めに・・3800円也

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