『親子ジグザグ』どハマリ世代なので、この人を見るといつも下別府ノブ!と思ってしまいます‥。状況劇場看板女優、アングラの女王としての李礼仙が映し出す夜の新宿。

ri reisen
【LP】李礼仙/ 情歌抄 (minoruphon)
"ひとりぼっちの朝の鎮魂歌"と帯にありますが、明るさはまるでありません。夜明け前、陽が昇る前の新宿、そこに立つあばずれた女ひとり‥李礼仙の『情歌抄』LPです。全編曲:クニ河内、当時の夫、唐十郎も5曲に作詩で参加しています。色濃い映画感は当時の李礼仙が醸し出していた雰囲気そのものなのでしょう。
A-1「クレシェンド」はインスト作品。クニ河内の引きずるニューロック感覚に満ちたドープなグルーヴ‥
※試聴「李礼仙/クレシェンド」

一夜限りの男と一番電車(始発と呼ばないことの素晴らしさ)に乗るか乗るまいか、言葉をかけるかかけまいかを迷う「逢瀬」、本当は祭りばやしも好きだけど 夜明けまで踊って過ごしたいけど‥本音で生きれない女の哀しさ「気まぐれ女」等、低音、低温な歌が並ぶ中、最も"李礼仙の新宿"を感じさせてくれるのは「淋しい新宿」と
ジュクに風が吹く」の2曲ではないかと。
※試聴「李礼仙/淋しい新宿」
※試聴「李礼仙/ ジュクに風が吹く」
キーワードは「風」、冷たい夜風にバカな風…。
帯付、盤に薄いスレ少しだけ。2580円



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