ニッポン全国・津々浦々で
ヒトフシうなればお国自慢
お皿回してはじまる旅だぜ
巡って巡って5102(ゴトーチ)ア・ゴーゴー!!
誰にも頼まれておりませんが、恥ずかしながら帰ってきました…。日本全国各地に展開するピンポイント音盤〜ご当地レコードの深淵に迫るプチ企画、ゴトーチ・ア・ゴーゴー・リターンズでございます。※ちなみに初回がこちら。本日もたっぷりとあちらこちらで咲き乱れる華のご当地音盤をご紹介します。長いよゴメン。
【7"】海原千里・万里/道頓堀行進曲 (VICTOR)
まずは海原千里・万里、言わずと知れた現・上沼恵美子はんとそのお姉ちゃんによる漫才コンビの77年発売「道頓堀行進曲」です。♪赤い灯ィ青い灯ィ道頓〜堀のォ〜、漫才ネタ中でもよく歌われてました。艶のある歌唱にデキシーランド・ジャズ風のリズミカルなメロディがとても心地よろしおす。浪花を代表する一曲。500円
【SHEET】五十嵐喜芳/吹田市民の歌 (吹田市)
続いても大阪から。大阪府北部に位置するベッドタウン・吹田市の市制30周年を記念して制作されたソノシート「吹田市民の歌」です。歌うは50年代から活躍するテノール歌手の五十嵐喜芳さん。爽やかなメロディに気合の入った力強い歌唱を聴かせてます。市歌という事で憶え易いシンプルさと親しみ易さが溢れていてます。素晴らしい。非売品 800円
【7"】デューク・エイセス/綾瀬市民の歌 (TOSHIBA)
市歌と言えばこちらも。デューク・エイセスが歌う神奈川県綾瀬市(さかなクンの出身地!)の歌、その名もずばり「綾瀬市民の歌」です。歌いやすい素朴なメロディは越部信義によるもの。「おもちゃのチャチャチャ」始め童謡やアニメ音楽の作曲で有名な方だけあって明朗かつポップです。デュークの美声がこれまた素晴らしい。委託盤 1000円
【7"】松尾和子/羽田の空も泣いている(「再会」B面) (VICTOR)
羽田空港での別れを描いた佐伯孝夫作詞・吉田正作曲のムード歌謡「羽田の空も泣いている」。イントロの辺見マリ「経験」風の洒落たメロディ・ラインに少しドキッとするも、歌はやはり松尾和子の別れ歌らしくしっとりしています。“お別れしましょう ねぇ ねぇ”と言うところがもう最高にたまりません!混雑するターミナル内で二人の世界を展開する様が目に浮かびますわ。600円
【7"】大月みやこ/柳田音頭 (KING)
石川県能登半島の内陸にあった柳田村(05年に近隣町村と合併し現在は能登町)のご当地ソング「柳田音頭」。名所・名物を歌詞に盛り込んだ盆踊り系の楽しい音頭で、演歌歌手の大月みやこさんが歌ってます。B面には男声コーラス・グループ〜ジョリー・ジョーカーズによる「柳田村歌」を収録。鳥の囀りのようなピッコロの音色が美しい牧歌です。委託盤 800円
【SHEET】大月みやこ/三輪そうめん音頭 (KING/奈良県三輪素麺工業協同組合)
こちらも大月みやこさんによるご当地音頭です。奈良県桜井市の特産品である三輪素麺の工業協同組合によって制作された「三輪そうめん音頭」のソノシート。能登の「柳田音頭」に比べ、ハイトーンかつ淑やかな歌声ですね。“ハァーみんな出て来てそうめん掛けヨ”…馬子唄や田植え唄のような労作歌という感じですか。素麺づくりの手順が歌になっちゃう…これぞご当地力。委託制作 600円
【7"】エル・パピヨン/ひとり来て奈良 (VICTOR)
奈良・奈良・奈良っと、ありました!再び奈良ソング。さんしろうとのりこという不倫カップル・ライクな見た目のデュオ、エル・パピヨンによる「ひとり来て奈良」(ジャケはお水取りでしょうか)。“ひとり来て”なのにデュエットって…。控えめな男性に対し女性の方が前へ前へタイプのようで、やや不均衡なぎこちなさがあるのがちょっと面白いかも。B面は「ラブ・イン・大阪」というパーカッションの聴いたムード歌謡で、こちらの方がいい曲です、少しね。自主制作 500円
【7"】都はるみ/長崎のザボン売り(「憧れのハワイ航路」B面) (COLUMBIA)
都はるみの68年発売のシングルは懐かしの流行歌カヴァ・カップリング。岡晴夫「憧れのハワイ航路」とそして小畑実の昭和23年のヒット曲「長崎のザボン売り」であります。ザボンというのはグレープフルーツ大の柑橘類の一種でブンタンやボンタン等とも呼ばれているアレ。長崎はザボン伝来の地とか。小畑版よりも更にポンポコポンポコと小気味良いテンポでエキゾティック長崎の情景を歌うはるみ姉さん、歌うまいなぁ…。このシングル、定価掲載・コロムビア制作ながら都はるみ公式HPによると「特別製作盤・営業所委託盤」の一枚との事。結構珍しいみたい。1500円
【7"】都はるみ/天正伊賀の乱 (COLUMBIA)
引き続き都はるみinご当地。織田信長勢によって伊賀忍者がほぼ全滅の憂き目に遭ったという天正伊賀の乱を綴った菊岡如幻の郷土書「伊賀乱記」を基にした“伊賀武者の闘魂と悲壮を歌う”ご当地ソングです。70年代時代劇サントラばりのイントロ、村岡実の尺八・山内喜美子の琴をフィーチュアした厳かで重厚な一曲で、はるみ姉さんの重いテーマを表現したドラマティックな歌唱が光ってます。こちらの音源は恐らくこのレコードでしか聴けないものだと思われます。都はるみ公式HPにも未掲載、レアーです。委託盤 3500円
【7"】美幌健/おいらの船は300とん (COLUMBIA)
美幌健のデビュー曲「おいらの船は300とん」です。高知県室戸岬からマグロ遠洋漁業に出る男の熱い熱い歌!ジャジィ歌謡風のメロディと三波春夫先生を思わせる力強い歌声とその入魂っぷりに好感が持てますよ。作詞:石本美由起、作曲:上原げんとみたいですが何故かここでは「作詩・作曲 不詳」に…。B面にここでも登場の都はるみ「恋のかがみ川」(高知県中部に流れる河川・鏡川と思われ)。この音源もこの盤でしか聞けないものだと思いますぞ。レアーです。委託盤 3500円
【7"】三波晴夫/日本の祈り (TEICHIKU)
三波先生…、あるよ!三重県にあるキング・オブ・神社〜伊勢神宮の第60回(73年)神宮式年遷宮記念…なんだか難しいお言葉ですが新本殿の建立に伴ってご神体を移す事だそうです。新居引越しみたいなものね。その記念に制作された「伊勢神宮奉讃歌 日本の祈り」も立派なご当地ソング!さすがに伊勢神宮への奉納という事で、悠久の歴史を感じる荘厳の響き…慌てて背筋を正す思いでございます。委託盤 800円
【7"】池田八生/作州 池田節 (KANON)
さて謎の人物も居ます。池田八生さん…作曲家さんのようですが詳細は不明。その池田氏による「作州 池田節」、作州というのは美作国つまり岡山県東北部の山陽道あたりの事です。作州開拓者の物語と大ぼらをコミカルなフォーク調に乗せて歌った佳曲で、ジャケットのチャップリン風のお姿と併せてヴォードビリアンな雰囲気をほがほがと醸してます。伸びのある素敵なお声はちょっと奥田民生っぽかったりも。500円
【7"】さだまさし/長崎小夜曲 (電通労連)
ようやくラストです(笑)80年の電通労連・全電通近畿結成30周年記念で制作されたさだまさし「長崎小夜曲」は、82年にシングルとしても発売されていますがこの電通記念盤が初出。長崎はまさしんぐの出身地ですから、観光名所じゃない地元の町並みが子細に思い浮かぶんだろうなという故郷愛な歌詞と意外なほどポップなメロディ。なぜ電通のためにこの曲を?と思ってしまいました。B面には妹の佐田玲子が在籍するフォーク・グループ〜白鳥座の「夜汽車まで」を収録。委託盤 1200円
…で、勢い余ってナカレコご当地ソングオリジナル・マップ「巡って巡って5102(ゴトーチ)ア・ゴーゴー!!」を作成!過去掲載分もあわせてつくってます。ポイントをクリックでその土地のご当地音盤にひとっとび。大きい画面で見ていただいた方がより楽しめます。目指せ全国制覇!!の気概を持って、まったりのんびり企画は続く…(多分)。
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ヒトフシうなればお国自慢
お皿回してはじまる旅だぜ
巡って巡って5102(ゴトーチ)ア・ゴーゴー!!
誰にも頼まれておりませんが、恥ずかしながら帰ってきました…。日本全国各地に展開するピンポイント音盤〜ご当地レコードの深淵に迫るプチ企画、ゴトーチ・ア・ゴーゴー・リターンズでございます。※ちなみに初回がこちら。本日もたっぷりとあちらこちらで咲き乱れる華のご当地音盤をご紹介します。長いよゴメン。
【7"】海原千里・万里/道頓堀行進曲 (VICTOR)
まずは海原千里・万里、言わずと知れた現・上沼恵美子はんとそのお姉ちゃんによる漫才コンビの77年発売「道頓堀行進曲」です。♪赤い灯ィ青い灯ィ道頓〜堀のォ〜、漫才ネタ中でもよく歌われてました。艶のある歌唱にデキシーランド・ジャズ風のリズミカルなメロディがとても心地よろしおす。浪花を代表する一曲。500円
【SHEET】五十嵐喜芳/吹田市民の歌 (吹田市)
続いても大阪から。大阪府北部に位置するベッドタウン・吹田市の市制30周年を記念して制作されたソノシート「吹田市民の歌」です。歌うは50年代から活躍するテノール歌手の五十嵐喜芳さん。爽やかなメロディに気合の入った力強い歌唱を聴かせてます。市歌という事で憶え易いシンプルさと親しみ易さが溢れていてます。素晴らしい。非売品 800円
【7"】デューク・エイセス/綾瀬市民の歌 (TOSHIBA)
市歌と言えばこちらも。デューク・エイセスが歌う神奈川県綾瀬市(さかなクンの出身地!)の歌、その名もずばり「綾瀬市民の歌」です。歌いやすい素朴なメロディは越部信義によるもの。「おもちゃのチャチャチャ」始め童謡やアニメ音楽の作曲で有名な方だけあって明朗かつポップです。デュークの美声がこれまた素晴らしい。委託盤 1000円
【7"】松尾和子/羽田の空も泣いている(「再会」B面) (VICTOR)
羽田空港での別れを描いた佐伯孝夫作詞・吉田正作曲のムード歌謡「羽田の空も泣いている」。イントロの辺見マリ「経験」風の洒落たメロディ・ラインに少しドキッとするも、歌はやはり松尾和子の別れ歌らしくしっとりしています。“お別れしましょう ねぇ ねぇ”と言うところがもう最高にたまりません!混雑するターミナル内で二人の世界を展開する様が目に浮かびますわ。600円
【7"】大月みやこ/柳田音頭 (KING)
石川県能登半島の内陸にあった柳田村(05年に近隣町村と合併し現在は能登町)のご当地ソング「柳田音頭」。名所・名物を歌詞に盛り込んだ盆踊り系の楽しい音頭で、演歌歌手の大月みやこさんが歌ってます。B面には男声コーラス・グループ〜ジョリー・ジョーカーズによる「柳田村歌」を収録。鳥の囀りのようなピッコロの音色が美しい牧歌です。委託盤 800円
【SHEET】大月みやこ/三輪そうめん音頭 (KING/奈良県三輪素麺工業協同組合)
こちらも大月みやこさんによるご当地音頭です。奈良県桜井市の特産品である三輪素麺の工業協同組合によって制作された「三輪そうめん音頭」のソノシート。能登の「柳田音頭」に比べ、ハイトーンかつ淑やかな歌声ですね。“ハァーみんな出て来てそうめん掛けヨ”…馬子唄や田植え唄のような労作歌という感じですか。素麺づくりの手順が歌になっちゃう…これぞご当地力。委託制作 600円
【7"】エル・パピヨン/ひとり来て奈良 (VICTOR)
奈良・奈良・奈良っと、ありました!再び奈良ソング。さんしろうとのりこという不倫カップル・ライクな見た目のデュオ、エル・パピヨンによる「ひとり来て奈良」(ジャケはお水取りでしょうか)。“ひとり来て”なのにデュエットって…。控えめな男性に対し女性の方が前へ前へタイプのようで、やや不均衡なぎこちなさがあるのがちょっと面白いかも。B面は「ラブ・イン・大阪」というパーカッションの聴いたムード歌謡で、こちらの方がいい曲です、少しね。自主制作 500円
【7"】都はるみ/長崎のザボン売り(「憧れのハワイ航路」B面) (COLUMBIA)
都はるみの68年発売のシングルは懐かしの流行歌カヴァ・カップリング。岡晴夫「憧れのハワイ航路」とそして小畑実の昭和23年のヒット曲「長崎のザボン売り」であります。ザボンというのはグレープフルーツ大の柑橘類の一種でブンタンやボンタン等とも呼ばれているアレ。長崎はザボン伝来の地とか。小畑版よりも更にポンポコポンポコと小気味良いテンポでエキゾティック長崎の情景を歌うはるみ姉さん、歌うまいなぁ…。このシングル、定価掲載・コロムビア制作ながら都はるみ公式HPによると「特別製作盤・営業所委託盤」の一枚との事。結構珍しいみたい。1500円
【7"】都はるみ/天正伊賀の乱 (COLUMBIA)
引き続き都はるみinご当地。織田信長勢によって伊賀忍者がほぼ全滅の憂き目に遭ったという天正伊賀の乱を綴った菊岡如幻の郷土書「伊賀乱記」を基にした“伊賀武者の闘魂と悲壮を歌う”ご当地ソングです。70年代時代劇サントラばりのイントロ、村岡実の尺八・山内喜美子の琴をフィーチュアした厳かで重厚な一曲で、はるみ姉さんの重いテーマを表現したドラマティックな歌唱が光ってます。こちらの音源は恐らくこのレコードでしか聴けないものだと思われます。都はるみ公式HPにも未掲載、レアーです。委託盤 3500円
【7"】美幌健/おいらの船は300とん (COLUMBIA)
美幌健のデビュー曲「おいらの船は300とん」です。高知県室戸岬からマグロ遠洋漁業に出る男の熱い熱い歌!ジャジィ歌謡風のメロディと三波春夫先生を思わせる力強い歌声とその入魂っぷりに好感が持てますよ。作詞:石本美由起、作曲:上原げんとみたいですが何故かここでは「作詩・作曲 不詳」に…。B面にここでも登場の都はるみ「恋のかがみ川」(高知県中部に流れる河川・鏡川と思われ)。この音源もこの盤でしか聞けないものだと思いますぞ。レアーです。委託盤 3500円
【7"】三波晴夫/日本の祈り (TEICHIKU)
三波先生…、あるよ!三重県にあるキング・オブ・神社〜伊勢神宮の第60回(73年)神宮式年遷宮記念…なんだか難しいお言葉ですが新本殿の建立に伴ってご神体を移す事だそうです。新居引越しみたいなものね。その記念に制作された「伊勢神宮奉讃歌 日本の祈り」も立派なご当地ソング!さすがに伊勢神宮への奉納という事で、悠久の歴史を感じる荘厳の響き…慌てて背筋を正す思いでございます。委託盤 800円
【7"】池田八生/作州 池田節 (KANON)
さて謎の人物も居ます。池田八生さん…作曲家さんのようですが詳細は不明。その池田氏による「作州 池田節」、作州というのは美作国つまり岡山県東北部の山陽道あたりの事です。作州開拓者の物語と大ぼらをコミカルなフォーク調に乗せて歌った佳曲で、ジャケットのチャップリン風のお姿と併せてヴォードビリアンな雰囲気をほがほがと醸してます。伸びのある素敵なお声はちょっと奥田民生っぽかったりも。500円
【7"】さだまさし/長崎小夜曲 (電通労連)
ようやくラストです(笑)80年の電通労連・全電通近畿結成30周年記念で制作されたさだまさし「長崎小夜曲」は、82年にシングルとしても発売されていますがこの電通記念盤が初出。長崎はまさしんぐの出身地ですから、観光名所じゃない地元の町並みが子細に思い浮かぶんだろうなという故郷愛な歌詞と意外なほどポップなメロディ。なぜ電通のためにこの曲を?と思ってしまいました。B面には妹の佐田玲子が在籍するフォーク・グループ〜白鳥座の「夜汽車まで」を収録。委託盤 1200円
…で、勢い余ってナカレコご当地ソングオリジナル・マップ「巡って巡って5102(ゴトーチ)ア・ゴーゴー!!」を作成!過去掲載分もあわせてつくってます。ポイントをクリックでその土地のご当地音盤にひとっとび。大きい画面で見ていただいた方がより楽しめます。目指せ全国制覇!!の気概を持って、まったりのんびり企画は続く…(多分)。
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