さて6月も一週間を過ぎまもなく入梅かいな?なんて思いを馳せてます。今日は良い天気でしたが、今年は例年に比べ少し遅めのようなのでそろそろでしょう。雨ふりにはいつもやり込められているレコード小売業の身としましては小憎らしい存在ですが、梅雨がなけりゃあ旨い米がいただけませんからねー。という訳で雨・雨・ふれふれ・もっとふれ〜っと“雨の唄”特集行ってみよう!
雨をテーマにした曲、結構たくさんありますね。
【7in】及川恒平/雨が降りそうだなあ (KING/Bellwood)
六文銭にも在籍していた北海道出身のフォーク・シンガー、及川恒平の73年のシングル。ブラスを配したポップな曲調と朴訥とした歌唱に癒されます。詩人としても名の高い及川恒平さん、私は季節を感じる歌詞が好きです。沢田研二のアルバム“いくつかの場面”収録の「外は吹雪」(大野克夫作曲)も最高ですよね!
【7in】THE CARPENTERS / Rainy Days And Mondays (KING/A&M)
今年は40周年という事でリリース関連も活気付いてるカーペンターズですが、71年発売のヒット「雨の日と月曜日は」。ポール・ウィリアムズ×ロジャー・ニコルス作のしっとりとした美しいバラードですね。憂鬱な雨の日と月曜日を歌っていますが重暗くなりすぎないレイジーさとエレガントなカレンの中低音が光る名曲。雨&月曜で今日にピッタリですが、みんな憂鬱にならずに買い物に来てね…。
【7in】欧陽菲菲/雨のエアポート (TOSHIBA)
フィーフィーで雨と言えばデビュー曲の「雨の御堂筋」ですが、この2ndシングル「雨のエアポート」(71年)もグッと来るんです。大好き。橋本淳作詞・筒美京平作曲のフィーフィーに相応しいソウルフルなナンバーで、パンチの効いた歌唱とビート感がもうたまらん!“小雨”や“未練”という単語の乗せ方(平たく言うと訛りなんですが)が癖になるなぁ。雨だからってしっとりバラードばかりじゃないぞと。
【7in】大滝詠一/雨のウェンズデイ (CBS SONY)
ミラクル・ヒット・アルバム“A Long Vacation”から「恋するカレン」とともにシングル・カットされた「雨のウェンズデイ」(元々カレンがA面だったがA/B入替で再発)。アルバム中でも屈指の泣きメロで、大滝さんの抑えたクルーナー・ヴォーカルが染みる一曲…って説明不要ですか。いやーいい歌です。作詞:松本隆にも敬服。クリア・ヴィニール・サンプル盤です。
【7in】GIGLIOLA CINQUETTI / La Pioggia (KING)
イタリアから69年のジリオラ・チンクエッティのヒット曲「雨」、最近でもCMなどで耳する機会も多い有名曲ですね。ポツンポツンと粒だって小気味よく弾くような楽しさ。今にも雨の中で踊り出しそうです!雨の歌をこういう風に歌うのはイタリアの陽気なお国柄なのかな?日本人の雨の感覚とちょっと違うのも面白いですね。南沙織嬢がアルバム“潮風のメロディ”中で秀逸な日本語カヴァを披露してますので機会があればそちらも是非。
【7in】柳ジョージ&レイニーウッド/雨に泣いてる… (徳間/Bourbon)
おっと、これを忘れちゃいけねい、ロック方面からレイニーウッドの名曲「雨に泣いてる…(Weep in the rain)」。とにかくカッコイイですね、漢の雨です。キュイイーンとタイトルよろしく泣くジョーちゃんのギターも然ることながら、石井清登のカッティング・ギターと上綱克彦のエレピがグルーヴィで素晴らしい!これはもうソウルやなぁ…。萩原健一“熱狂雷舞”と併せてどうぞ。
【7in】ちあきなおみ/雨に濡れた慕情 (COLUMBIA)
ちあきなおみの69年のデビュー曲「雨に濡れた慕情」です。ピアノとギターのスリリングな掛け合いをリードにハモンドの音色が絡みあうファンキー・ジャズ歌謡の名曲です。端正なのにソウルフルな歌唱があいまって、この上もなくカッコイイ。デビューからポテンシャル高すぎ!細雨の雨音を歌っているかのような情感たっぷりの「黄昏のビギン」も捨てがたいですが今回はコレで。しかし雨を歌わせたらこの人の右に出る者はいないなぁ。
【7in】山田真二/ある雨の物語 (ROYAL)
ひばり・チエミ・いづみの三人娘の映画にも出演していた俳優・山田真二のローヤルレコード盤が到着。甘いマスクの色男な山田さん、歌手としても「哀愁の街に霧が降る」のヒットが知られています。もっともこれ以外に目立ったヒットはなかったようですが、ローヤルですから納得です…。歌声もマスク同様甘くて艶っぽいですよ。69年発売。
【7in】THE TEMPTATIONS / Wish It Would Rain (VICTOR)
デヴィッド・ラフィンがリード・ヴォーカルを勤める黄金期のテンプテーションズからも雨の歌を一曲、67年発売の「雨に願いを」です。まぁとにかくこのデヴィッドのアメイジング!なテナー・ヴォイスですわ。かなりのオレ様具合で性格的には少々問題のある人だったようですが、この声聴いたら許してしまいます。「クラウド・ナイン」以降のノーマン・ホイットフィールドProd.ファンク期もいいけど、テンプスはコーラスグループ時代だよねーと思ってしまいました。レイン!トゥルットゥルー!awesome!!
【7in】PYG/ 花・太陽・雨 (POLYDOR)
タイガース+テンプターズ+スパイダースな面子、特にGS二大スタージュリーとショーケンを擁していても商業的な成功を収められなかったと言うのはなかなか淋しいものですね。今でこそニューロック評価高いですけども。71年の1stシングルがこの「花・太陽・雨」。“帰ってきたウルトラマン”劇中歌として使用されていますが、当時子供に受容されたんでしょうか…。サイケデリックなサウンドとサリー(岸部修三)による深い歌詞が唯一無比の世界観を構築してます。シングル・ヴァージョンはより歪んだギターが炸裂しててかっこいいですね。
【7in】川辺妙子/雨に咲く花 (PHILIPS)
川辺妙子は「ミッドナイト東京」で知られるやさぐれビート歌手。その後の激沈時代を経て、10年目の復活としてリリースされたのがこの「雨に咲く花」(74年?)です。お気付きの方も居られるでしょうが、関種子や井上ひろしの歌唱で知られる「雨に咲く花」のカヴァですね。しっとりとしたブルース歌謡ですが、ちあきなおみ的なポップス声なのでなんとなく洋楽っぽい。でもこの盤の骨頂はファンキーな鍵盤が光るB面のグルーヴ歌謡「神に背いた恋だから」なんですけどね。
【7in】JOHNNIE RAY / Just Walking In The Rain (COLUMBIA)
雨の歌といったらこれでした、“泣き男”ジョニー・レイの53年のヒット曲「雨に歩けば」。レイン・スタンダード。傘さして雨の中、鼻歌で歌っちゃうなぁ。どうでもいいけど“泣き男”ってあだ名いやですね。。。
雨が降っても降らなくても、レコードはあなたを待ってます!
雨をテーマにした曲、結構たくさんありますね。
【7in】及川恒平/雨が降りそうだなあ (KING/Bellwood)
六文銭にも在籍していた北海道出身のフォーク・シンガー、及川恒平の73年のシングル。ブラスを配したポップな曲調と朴訥とした歌唱に癒されます。詩人としても名の高い及川恒平さん、私は季節を感じる歌詞が好きです。沢田研二のアルバム“いくつかの場面”収録の「外は吹雪」(大野克夫作曲)も最高ですよね!
【7in】THE CARPENTERS / Rainy Days And Mondays (KING/A&M)
今年は40周年という事でリリース関連も活気付いてるカーペンターズですが、71年発売のヒット「雨の日と月曜日は」。ポール・ウィリアムズ×ロジャー・ニコルス作のしっとりとした美しいバラードですね。憂鬱な雨の日と月曜日を歌っていますが重暗くなりすぎないレイジーさとエレガントなカレンの中低音が光る名曲。雨&月曜で今日にピッタリですが、みんな憂鬱にならずに買い物に来てね…。
【7in】欧陽菲菲/雨のエアポート (TOSHIBA)
フィーフィーで雨と言えばデビュー曲の「雨の御堂筋」ですが、この2ndシングル「雨のエアポート」(71年)もグッと来るんです。大好き。橋本淳作詞・筒美京平作曲のフィーフィーに相応しいソウルフルなナンバーで、パンチの効いた歌唱とビート感がもうたまらん!“小雨”や“未練”という単語の乗せ方(平たく言うと訛りなんですが)が癖になるなぁ。雨だからってしっとりバラードばかりじゃないぞと。
【7in】大滝詠一/雨のウェンズデイ (CBS SONY)
ミラクル・ヒット・アルバム“A Long Vacation”から「恋するカレン」とともにシングル・カットされた「雨のウェンズデイ」(元々カレンがA面だったがA/B入替で再発)。アルバム中でも屈指の泣きメロで、大滝さんの抑えたクルーナー・ヴォーカルが染みる一曲…って説明不要ですか。いやーいい歌です。作詞:松本隆にも敬服。クリア・ヴィニール・サンプル盤です。
【7in】GIGLIOLA CINQUETTI / La Pioggia (KING)
イタリアから69年のジリオラ・チンクエッティのヒット曲「雨」、最近でもCMなどで耳する機会も多い有名曲ですね。ポツンポツンと粒だって小気味よく弾くような楽しさ。今にも雨の中で踊り出しそうです!雨の歌をこういう風に歌うのはイタリアの陽気なお国柄なのかな?日本人の雨の感覚とちょっと違うのも面白いですね。南沙織嬢がアルバム“潮風のメロディ”中で秀逸な日本語カヴァを披露してますので機会があればそちらも是非。
【7in】柳ジョージ&レイニーウッド/雨に泣いてる… (徳間/Bourbon)
おっと、これを忘れちゃいけねい、ロック方面からレイニーウッドの名曲「雨に泣いてる…(Weep in the rain)」。とにかくカッコイイですね、漢の雨です。キュイイーンとタイトルよろしく泣くジョーちゃんのギターも然ることながら、石井清登のカッティング・ギターと上綱克彦のエレピがグルーヴィで素晴らしい!これはもうソウルやなぁ…。萩原健一“熱狂雷舞”と併せてどうぞ。
【7in】ちあきなおみ/雨に濡れた慕情 (COLUMBIA)
ちあきなおみの69年のデビュー曲「雨に濡れた慕情」です。ピアノとギターのスリリングな掛け合いをリードにハモンドの音色が絡みあうファンキー・ジャズ歌謡の名曲です。端正なのにソウルフルな歌唱があいまって、この上もなくカッコイイ。デビューからポテンシャル高すぎ!細雨の雨音を歌っているかのような情感たっぷりの「黄昏のビギン」も捨てがたいですが今回はコレで。しかし雨を歌わせたらこの人の右に出る者はいないなぁ。
【7in】山田真二/ある雨の物語 (ROYAL)
ひばり・チエミ・いづみの三人娘の映画にも出演していた俳優・山田真二のローヤルレコード盤が到着。甘いマスクの色男な山田さん、歌手としても「哀愁の街に霧が降る」のヒットが知られています。もっともこれ以外に目立ったヒットはなかったようですが、ローヤルですから納得です…。歌声もマスク同様甘くて艶っぽいですよ。69年発売。
【7in】THE TEMPTATIONS / Wish It Would Rain (VICTOR)
デヴィッド・ラフィンがリード・ヴォーカルを勤める黄金期のテンプテーションズからも雨の歌を一曲、67年発売の「雨に願いを」です。まぁとにかくこのデヴィッドのアメイジング!なテナー・ヴォイスですわ。かなりのオレ様具合で性格的には少々問題のある人だったようですが、この声聴いたら許してしまいます。「クラウド・ナイン」以降のノーマン・ホイットフィールドProd.ファンク期もいいけど、テンプスはコーラスグループ時代だよねーと思ってしまいました。レイン!トゥルットゥルー!awesome!!
【7in】PYG/ 花・太陽・雨 (POLYDOR)
タイガース+テンプターズ+スパイダースな面子、特にGS二大スタージュリーとショーケンを擁していても商業的な成功を収められなかったと言うのはなかなか淋しいものですね。今でこそニューロック評価高いですけども。71年の1stシングルがこの「花・太陽・雨」。“帰ってきたウルトラマン”劇中歌として使用されていますが、当時子供に受容されたんでしょうか…。サイケデリックなサウンドとサリー(岸部修三)による深い歌詞が唯一無比の世界観を構築してます。シングル・ヴァージョンはより歪んだギターが炸裂しててかっこいいですね。
【7in】川辺妙子/雨に咲く花 (PHILIPS)
川辺妙子は「ミッドナイト東京」で知られるやさぐれビート歌手。その後の激沈時代を経て、10年目の復活としてリリースされたのがこの「雨に咲く花」(74年?)です。お気付きの方も居られるでしょうが、関種子や井上ひろしの歌唱で知られる「雨に咲く花」のカヴァですね。しっとりとしたブルース歌謡ですが、ちあきなおみ的なポップス声なのでなんとなく洋楽っぽい。でもこの盤の骨頂はファンキーな鍵盤が光るB面のグルーヴ歌謡「神に背いた恋だから」なんですけどね。
【7in】JOHNNIE RAY / Just Walking In The Rain (COLUMBIA)
雨の歌といったらこれでした、“泣き男”ジョニー・レイの53年のヒット曲「雨に歩けば」。レイン・スタンダード。傘さして雨の中、鼻歌で歌っちゃうなぁ。どうでもいいけど“泣き男”ってあだ名いやですね。。。
雨が降っても降らなくても、レコードはあなたを待ってます!