春・・・なのか?今日も寒い。

さて今日の新入荷です!ちょっと面白い盤が入ってます。
日本人のモーグ・レコが入ってきたぞ!ジャケも渋いしイイネ!とニンマリしていたら思いがけない名前を発見!

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【LP】THE CARMETS / Moog Electric Sounds (VICTOR)
知名度を得つつあった60年代後半から、新しいおもちゃに触れるようにモーグで遊ぶレコードがたくさん作られました。73年に発売されたザ・カーメッツ「モーグ・エレクトリック・サウンズ」モーグ・シンセサイザーを駆使しヒットポップスを奏でる、まぁありがちと言えばありがちな企画モノ。

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でもこのザ・カーメッツ。モーグを演奏しているのはなんとあの…
穂口雄右さん!

穂口雄右氏といえばGSバンド・アウトキャストのオルガニストとして!そしてもちろん「年下の男の子」・「春一番」・「微笑がえし」…キャンディーズの諸傑作に代表される作曲・編曲家としても知られるお方。そんな穂口氏がモーグと編曲を担当しているのです。ジャケ左の方ですかね。

世界のヒット・ポップスをモーグで演奏していますが、白眉はなんと言っても「ポップ・コーン」!!モーグの魅力を世界的に知らしめたガーション・キングスレイ(ホット・バター)の72年のヒット曲で、テクノの原点とも言うべき名曲ですね。ここでは高速ヴァージョンで初期ファミコン・サウンドをグルーヴィに展開!ヒョエーめちゃカッコイイじゃないですか!リズムボックスが入ったらプレ電気グルーヴ版になりますねコレ。

73年といえば穂口さん、キャンディーズに関わりはじめる直前か同時期くらい?素晴らしく面白いお仕事をしておいでですなぁ。4チャンネル仕様、解説的なライナーはないですが元からじゃないですかね?盤に少しスレありますが帯付!珍しいレコだと思います。3800円