土曜の夜といえばサタデーナイト。
サタデーナイトといえばフィーバーじゃろがいッ!
…って事で今日は珍・迷・名ディスコ・シングル特集ですヨー。
ディスコ文化がある種の熱病のように音楽界全体に、果ては遠く極東のジパングにまで蔓延してきた証ですぜ。

disco_sesame_fever【7in】SESAME STREET / Sesame Street Fever (POLYDOR)
ご存知セサミ・ストリートの面々が、ディスコ金字塔「サタデーナイト・フィーバー」に挑戦だ!バートにアーニー、ビッグ・バードにクッキー・モンスターが大騒ぎ、更にカウント伯爵がご自慢のカウントを披露してて、ん〜ゴキゲン。ご本家ギブ兄弟より第三の男・ロビン・ギブがズズイと参加したシングル・ヴァージョン!ジャケットにセサミの面子が居ないのだけが心残りです…。1800円

disco_mitchie_fever【7in】MITCHIE(三橋美智也)/ The Tombi〈夕焼けとんび〉(KING)
ディスコの精神、ここまで来たり!ディスコ熱は日本を代表する大御所歌手にまで伝染。寺内タケシプロデュースによって三橋美智也が往年の名曲「夕焼けとんび」「達者でナ」をディスコ料理しちゃいました。三橋美智也がご覧の通りのフィーバーぶり!悪ノリと紙一重の勇姿を見せてますが、自信なさげな足元が最高な1枚。1000円

disco_3degrees_midnight【7in】THREE DEGREES / Midnight Train (CBS SONY)
日本に宣教師の如く訪れて、地域に根ざしたディスコソウル啓蒙運動を行っていたスリー・ディグリーズ。彼女らの74年のヒット曲「ミッドナイト・トレイン」は、作詞:松本隆、作曲:細野晴臣、編曲:矢野誠、演奏:ティン・パン・アレーの日本録音盤です。ディグリーズに負けない端正なバック、さすがはティン・パン!と頷きの作品。600円

日本でお手軽にディスコを取り入れるとなると…やはり皆さん、手堅くカヴァに手を出すのです。カヴァ作品3連発!

disco_newholidaygirls_love【7in】NEW HOLIDAY GIRLS / Love Machine (CBS SONY)
ニュー・ホリデー・ガールズというガールグループによる79年のカヴァ作品「ラブ・マシーン」。彼女らは74年から放送されていた音楽番組「サウンド・イン“S”」から飛び出したコーラス・グループとの事。「ラブ・マシーン」と言ってもミラクルズのでなくドナ・サマーのカヴァですね。前田憲男によるアレンジはダイナミックなブラスが爽快!1000円

disco_ashiharayuki_alibaba【7in】芦原由季/アリババ (TEICHIKU)
79年のディスコ・ヒット「アリババ」(オリジナルはイージー・コネクション)を同79年、芦原由季がカヴァしたのがこのレコード。ディスコ・ヒットの日本語カヴァが人気だったものの、残念ながらヒットはしなかった模様。可愛らしい感じのカヴァなんですけどね〜。ジャケにテープ跡あります。500円

disco_shibuya_youngsailor【7in】渋谷哲平/ヤング・セーラーマン (COLUMBIA)
有名盤ですね。ヴィレッジ・ピープルの「In The Navy」を日本語カヴァした作品ですが、運が悪かったと言うか何と言うか…。同じ79年5月にピンク・レディーもこの曲のカヴァ「ピンク・タイフーン」をリリース、こちらも残念なことに彼女らほどの大ヒットとは行かなかったみたいですね。トホホ。でもこのカヴァ、オリジナルよりもピッチが早くキャッチー。マリン・ルックのこのジャケット、最高だよね!800円

disco_bitoisao_guitar【7in】尾藤イサオ&ドーン/涙のギター (TOSHIBA)
最後にディスコ時代の尾藤イサオを1枚!サンタ・エスメラルダのカヴァ「悲しき願い」もリリースしているイサオ氏ですが、このシングルは78年発売の和製ディスコナンバー!A面「涙のギター」はすぎやまこういち作曲作品ですが、特筆すべきはB面の「いずみたく作曲「ジプシー・ロード」のかっこよさ。馬飼野康二の編曲によるフラメンカ・ディスコとも言うべきサウンドは、イサオのヴォーカルと相まってファンタスティック!大仰とケレンの間を縫うようなディスコ・サウンドに思わず脱帽。800円