またまた歌謡曲&日本のポップスシングルが入荷。今日は面白シングルじゃなくてヒットポップス多めです。ちゃんと聴くとかっこいいやん&B面が素晴らしすぎなシングルをご紹介。こういうのが売れてた時代ってうらやましい・・・。


pedoro【7"】ペドロ&カプリシャス/ 夜のカーニバル(B面)
初代ボーカル前野曜子時代の大ヒット曲「別れの朝」。ウド・ユルゲンス作曲のなかなかに壮大な楽曲なんですが、注目はB面「夜のカーニバル」なんですね〜!作詞:なかにし礼(真の鬼才!)、作曲:かまやつひろし、編曲:前田憲男による完璧な出来栄えの和製ボッサ歌謡!セルジオ・メンデスからの影響大ですね。ムッシュはおしゃれな曲作るよなぁ・・。600円


ito yukari【7"】伊東ゆかり/ 朝が来たら
50〜60年代と比べて中古レコードの値段はガクンと落ちちゃう70年代の伊東ゆかりですが、和製ポップスの完成度でいえばこの時代が群を抜いてます。日本のカレン・カーペンターな作品目白押し!ソフト・ロック好きなら見逃せない作品ばかりなんですね。で、この「朝が来たら」、典型的なA&M調ポップスです。ゆかりの美しい歌声がバッチリはまった、カーペンターズを思い出さずにはいられない名曲!雰囲気からいって、てっきり村井邦彦作曲だと思ってたんですがなんと鈴木邦彦作品でした。さすがは歌謡曲マスター・・。作詞はたかたかし(西城秀樹の初期作品で鈴木邦彦とコンビを組んでました)。盤面少しくもりあり、600円


minami saori【7"】南沙織/ 魚たちはどこへ(B面)
メロウサウンドの“ふるさと路線”「早春の港」も捨てがたいですが、やはり南沙織随一の名曲「魚たちはどこへ」を押さずにはおれまへん!とりあえず有馬三恵子作の歌詞が絶品ですから!春の魚たちは どこへ 消えていった 躍るように 泳いでいたのに故郷を離れて都会で暮らす若者たちを“春の魚たち”に例えて描かれる儚い世界・・・これをアイドルが歌ってたんですからね〜。豊かな時代です、70年代。筒美京平先生作の楽曲はライトなソフト・ロック・サウンド。600円


ohashi junko【7"】大橋純子&美乃家セントラル・ステーション/ シンプル・ラブ
大橋純子の名を一躍世間に知らしめたスマッシュ・ヒット・シングル。70年代の大橋純子作品はどれも素晴らしいんですが、第1期美乃家セントラル・ステーション時代(土屋昌巳在籍)の完成度の高さには驚かされるばかりです。グルーヴィー&メロウなサウンドと圧倒的なソウルフル・ヴォイス!作詞:松本隆、作曲:佐藤健。400円」


女性ものが続いたんで男性ヴォーカルものも少し載せておきましょう。


ono katsuo【7"】大野克夫/ 美しい旅人に出会うため(B面)
元スパイダースの克夫ちゃんが歌う哀愁歌謡。雰囲気そのままの地味目なお声をしてはるんですが、その声が妙にマッチするレゲエ歌謡に仕上がってます。レゲエといってもゴリゴリではなく、ちょっとレゲエ風スパイスを効かしたという程度。これくらいがいいだろうなぁ、克夫ちゃんの歌声には。作詞は故阿久悠先生。この2人のコンビですからねぇ、ジュリー歌声で聴きたかったってのも正直あります・・・。800円


shogun【7"】ショットガン/ 愛は心のフルコース
郷ひろみの「お化けのロック」「林檎殺人事件」目当てで買ったCD『TBS 水曜劇場の時間ですよ』に収録されてたんです、この曲。全然知らない曲&グループだったんですが、めちゃくちゃかっこいいんですよ!熱いギターリフ、わかりやすいメロディー(京平先生作!)、多少意味不明な歌詞(阿久悠先生!)・・聴けば聴くほど病みつきになること間違いなし!!せ・し・する・する・すれ・せよ〜。600円


shogun【7"】ショーグン/ living without your love
70年代後半〜80年代初めのカッコイイロックを選ぶとき、ショーグンは欠かせませんよね!「男達のメロディー」「Lonely Man」じゃ芸がないんで、このシングルを。80年リリース、彼ららしく全編英語詞(ケーシー・ランキン作詞)。サウンド聴くとスティーリー・ダン〜ドナルド・フェイゲンをすぐに思い出しちゃいますが・・。ジャケットも『ナイト・フライ』っぽい。と思ったら、このシングルのほうが2年も前にリリースされてるんですね〜!もしかしたらドナルド・フェイゲンのほうが!?600円


hamada kingo【7"】浜田金吾/ may sick
ハマショーじゃないですよ、ハマキンです。日本のAORシーンにおいて重要な作品を残している彼のソロ・デビューシングル。ハマキンって元クラフト(「僕にまかせてください」で有名な)だったんですね!知りませんでした・・。そうとはとても思えない大人びたシティ・ミュージックに仕上がってます。松本隆の詞がこれまた極上なんだ!ジミヘン聴いて、煙草を吸って、髪を伸ばして、恋人と別れた1969年を綴った青春時代プレイバック・ソング。山下達郎でおなじみのAIR RECORDSからのリリースも納得のメロウ・テイスト!600円