アメ盤の香り、好きです・・

古き良きアメリカ音楽をアメリカ盤で2枚程ご紹介。ジャケットの質感がなんともよろしいでんなぁ・・。


EDDIE CANO/ danke schoen (reprise)
カル･ジェイダー、レス・バクスターと活動したラテン＆ラウンジ好きには避けて通れない人物がエディ・カノ。自前の楽団でかなりの作品を残しておりますが、reprise時代はハズレ無しの名盤ばかり！『danke schoen』では当時のヒット曲や映画音楽をラテン色に染めてます。リズム良く跳ねる彼のピアノが最高に心地良い!!踊れる曲も多いのでそっち方面からも見逃せない逸品ですぞ！
USオリジナルMONO盤・・なのですが、ジャケット＆レーベル面に難有り。2300円也



SHELLY MANNE & HIS FRIENDS/ vol.1 (contemporary)
いつ聴いてもシェリー･マンのブラッシュ･ドラムは素敵っす！アンドレ･プレヴィン（p）リロイ･ヴィネガー（b）と繰り広げるスインギーな演奏の数々を聴いてると、ジャズってこんなに気楽な音楽だったんだぁ・・なんて思ったり。ジャケットデザインもいいですよね〜！コンテンポラリーらしさ満開って感じです。
USオリジナルMONO、ジャケット、盤共に良好です。4800円也

2号店式唄の市

おかげさまで好評いただいているサウンドトラック特集ですが3月9日までで一区切りつけようかと思います。不滅のサントラ人気を実感できた特集でした。9日まではまだまだCD放出していきますのでどうぞよろしくです。



で、3月10日からは日本のフォークCD特集第2弾を開催します！今回はエレックレコード他URC以外のレーベルに残されたフォーク作品を集めてみました。前回の『URC編』では予定期間前に売り切ってしまうほど大好評だったのですが、今回も買い逃し厳禁の逸品揃いですぞ!!限定紙ジャケットから廃盤作品までいい感じに集まっています。日本フォーク･シーンの全容を掴みたい方、是非ともお見逃しなく！


CD中心の特集ですがレコードのほうもちょろっと出します。こちらも要チェックお願いしますね〜！


詳細はまた後日ブログ上でお知らせします。

皆のもの、曲者じゃ。

一癖、二癖…なくて七癖、クセモノ女シングル盤大集合です♪
有○放送さん落ちなんでテープ跡などジャケット若干不良物件ですが、盤の状態も美品で珍し＆面白いモノ満載！リーズナブルにご提供していきますぞいッ。

のっけから大物で行きましょう！｢ソフトロック･ドライヴィン｣など和モノ･レアグルーヴ･コンピCD常連の麻里圭子嬢、今もその人気は衰えどころか増す一方のセクシー＆キュートな伝説の歌手。彼女の芸能界引退直前の1972年に｢麻里ケイコ｣と改名してリリースされた唯一の曲にしてラストシングル｢告白｣です！こりゃ珍しい！｢麻里圭子(ケイコ)の全曲の中で一番完璧にレコーディングできた曲｣との事、終末感漂う大人のセクシージャケも最高です。何より激のつくレア盤です。テープ跡も薄く、盤の状態も美品に準ずる良品！！10000円
麻里ケイコ/告白 (AMON/東京レコード)

次もなかなか面白いモノです〜。今ではワイドショーコメンテーターとか女優さんとかでお見かけしますが、昔はれっきとしたモデルさんでした(最初期のananとか出てたらしい)。見よ！このお姿。秋川リサのシングル｢私のレコード｣です。独特の舌ったらずな声も麗し、加藤和彦プロデュースによるお洒落な一枚。ピチカートファイヴを髣髴とさせますな。特に｢私のレコード(Ｂ面用)｣(この題名!やっぱ当時の最先端？)はポップスイリスト加藤の手腕冴えるイカした曲っす。ミカバンド隆盛への流れを繋ぐ逸品、加藤のレーベル“ドーナッツレコード”から。2000円
秋川リサ/私のレコード (DOUGHNUT / TOSHIBA EMI)

ピチカートの名が出たんで次はこれ。昨年デビュー25周年を迎えたピチのクセモノ嬢･野宮真貴の原点であります、デビューシングル｢女ともだち｣を。アマチュア時代にハルメンズの1stに参加、その縁で鈴木慶一プロデュースでデビュー！その後はポータブル･ロック〜三代目ピチカートファイヴ〜現在と日本のポップアイコンとしての活躍は皆様の知るところです。鈴木慶一作曲による初々しくも堂々としたキュートポップ！テクノ歌謡屈指の名盤でもあります。800円
野宮真貴/女ともだち (FLYING DOG / VICTOR)

知られざるキャリアということではこれも。｢ほほにキスして｣のヒットでお馴染みの女性ＳＳＷ水越恵子(現･けいこ)が在籍していたフォークデュオ“姫だるま”のシングル｢恋人の条件｣です。姫だるまはスタ誕出身で水越さんと奥谷美保子さんのユニット、75〜77年の短い活動で二枚のシングルを残しています。こちらは75年のデビューシングルで、ジャケットのお顔も心持ちふっくらと…。Ａ面を水越さんが、Ｂ面を奥谷さんが作詞作曲してます。結構珍しいですよね。2000円
姫だるま/恋人の条件 (TEICHIKU)

山本リンダ、70年代後半のオモロめシングルも何枚か入ってます。やっぱりリンダのすっとこどいシングルと言えばこれでしょうか、｢私の恋人、たいやきくん！｣。当時大流行中の｢およげ！たいやきくん｣の二匹目のドジョウを完全に狙ってます。たいやきくんを追って海に入る恋人たいやき(最後はおじさんに食べられる!)を歌ったもので、度肝を抜かれるジャケとは裏腹に地味な印象かな。その代わりＢ面｢しびれっぱなしのロックンロール｣は“アッアッアッ〜”とリンダ節全開にシャウトする隠れた名曲！！これこそ必聴です。リンダは他に｢失恋蝙蝠男｣｢奇跡の歌｣｢太陽の落し子｣｢恋は熱烈｣などあり。1000円
山本リンダ/私の恋人、たいやきくん！ (CANION)

･･･う〜最後にこれを紹介してもよいものか。｢アンドロメダの異星人｣という恐ろしい曲で全国のバカ歌謡好事家のハートを射止めてしまっているアンダーグラウンド歌謡界の女王･あおきあいのSMS時代のシングル、多分SMSではこれだけじゃないかと思うのですが…｢うわさ｣もあります。あおきあいと言えば“顔を左からこれでもかの上目遣い”のジャケ写が定番ですが、珍しく正面からのショット！少しばかり若そうですし初期のシングルであると思われ。VAP、AMSなどレーベル渡り鳥のあおきあいですが、ほとんどのシングル盤のＢ面がここにも収録されている｢四次元酒場｣なのです。もしかしたらこれがオリジナル版かなぁ…。あとバラの縮尺おかしくね？毒を食らわば皿までも、心身の丈夫な方に買っていただきたい。600円
あおきあい/うわさ (SMS)

オールジャンル店の醍醐味

幅広く入荷してます！パンクにジャズにタモさんまで・・。


THE CLASH/ pearl harbour'79 (sony)
紙ジャケが出されたり、シングル箱がリイシューされたりと最近も話題に事欠かないパンクバンド、ザ･クラッシュ。LP+シングルという仕様でリリースされたLPが日本盤で入荷しました。アルバム未収録7曲を含む全17曲。“全米総攻撃ツアー（パールハーバー'79）用に特別制作”（帯より）された作品です。巻きジャケット、盤共にこんなの初めて！ってなくらいピカピカの状態での入荷！もちろんシングルもちゃんと付いてますよ〜。5000円也



LOUIS SMITH/ smithville (blue note)
ハードバップ期の幻のトランペッター、ルイ･スミスの初リーダー作。'58年録音、チャーリー･ラウズ（ts）ソニー･クラーク（p）ポール･チェンバース（ds）アート･テイラー（ds）という豪華なメンバーがバックを務めています。なんともメロディアスなペットに心打たれるハードバップらしい逸品！キング盤、状態これまたピカピカ!!3800円也



タモリ/ ラジカル･ヒストリー･ツアー (sony)
タモさんの登場ですよ〜！幻の作品となってしまった『タモリ3』に続く第4作。CBSソニー移籍第1弾でもあります。ジャズからラテン･ロック、驚きのニューウェーブまで、芸達者っぷりを発揮されてます。サザンの桑田氏が曲提供しているところも要注目でしょう！タモさんにまたアルバム作らせよう！って企画、タモリ倶楽部でやって欲しい・・。状態ピカピカ！帯付です。2800円也



はっぴいえんど/ 風街ろまん (URC)
いまや定番アイテムですが、入荷したらご紹介せずにはおれんのです・・。何度聴いても飽きませんなぁ。CDで容易に聴けるんですがやはりLPの音は暖かみがありますぞ！作品の空気感にはアナログのサウンドが合っているんです。盤は良好ですがジャケットにポツポツっとシミがあります。それも味だと思って欲しい！2800円也

俺はビデオ派って方いますよね？

朝からどっさり入荷してきたのはなんとビデオ！LDとともに絶滅へ向かっている映像アイテムなんでしょうが、内容がなかなかいいものばかりなのでご紹介しときます。クレイジーな定価に時代を感じてしまいますな・・・。


スケバン刑事フェステイバル 唯･結花･由真 IN つま恋 (pony canyon)
CS（ファミリー劇場）で再放送やってますね『スケバン刑事』。アイドルとして大ブレークした三代目麻宮サキとその姉妹たちのライヴ映像を収録したビデオです。ファンなら絶対に見逃せない素顔の魅力満載！どうでもいいですが“スケバン刑事フェステイバル”って・・これは“集会”ってことになるのでは？…3000円也





小泉今日子/ ファンタアジェン (victor)
KYON2のビデオもめっきり入荷しなくなりました。これは'87年発売、「スマイルアゲイン」他全8曲収録してます。細野晴臣、土屋昌巳等すんごいメンツが曲作りを担当。編曲アレンジは全曲土屋昌巳がやってますから当然いい感じのテクノ歌謡となってますね。それにしてもこの頃のKYON2のかわいさたるや…1500円也





矢沢永吉/ 1991 bigbeat 武道館 (toshiba)
永ちゃんの熱い、熱すぎるライヴを収録。曲名見ただけで興奮を押さえられませんなぁ。「チャイナタウン」「止まらないha〜ha」「恋の列車はリバプール発」等まさにgreatest hits of YAZAWA！といった内容。1500円也







映画の方も入ってますよ〜。





幻魔大戦 (pony)
制作:角川春樹 監督:りんたろう キャラクターデザイン:大友克洋･･なんて豪華な制作陣！キース･エマーソンが音楽を担当していることもレコ屋的には注目の作品。ビデオはもちろん廃盤ですが、2003年にリリースされたDVDも現在廃盤のようです。2000円也






他にもこんなとこ入荷してます！無類のビデオ好き、集まれ〜!!

ミルクティー（砂糖ぬき・・）

青〜い時代に聴いていた音に再会すると妙に恥ずかしい気持ちになるのはなぜでしょう・・UAのレコード大量入荷してきちゃいました。学生の頃ほんとよく聴いたなぁ、彼女の曲。恥ずかしさ押さえつつご紹介しますね。


UA/ 情熱 (speedstar)
加藤ミリヤにサンプリングされてましたね。そういう時代になったのか・・。UAといえばこの曲じゃないっすかね。うん、良い曲だ。プロデュースは朝本浩文、'96年発売です。12"での入荷はおそらく初めて。いまでも探している方いるのではないかと思います。ジャケット左上に少しシミあり。盤はキレイです。1800円也



UA/ rhythm (speedstar)
これも12"での入荷は初めてだなぁ。UAには朝本浩文ってイメージですが、この曲は大沢伸一（モンドグロッソ）がプロデュースを担当。ゆったりとしたリズムが心地良い！大ヒットアルバム『11』の冒頭を飾ってました。状態良好、1800円也



UA/ 雲がちぎれる時 (speedstar)
前言撤回・・僕にとってUAといえばこの曲ですわ。懐かしいっす、ほんま。ドラマチックな曲なんだけどどこか歌謡曲っぽいところも。カラオケで歌ってる女の子多かったし（サビでみんな苦しんでましたね・・）。パティ・スミスの「because the night」のカヴァーも収録してあります。美品、800円也



UA/ 甘い運命 (speedstar)
この曲リリースした頃が彼女の全盛期ということになるでしょうか。幸せ溢れる歌詞が印象的な大ヒット曲。ちょうど結婚された時に出されたんですよね。お薦めはむしろカップリングの「真夜中のギター」。千賀かほるで有名な懐メロソングですが、UAヴァージョンすごくいいです！美品、800円也



UA/ ミルクティー (speedstar)
これもヒットしましたね〜。当たり前の風景がすごく幸せ！って教えてくれるラヴソング。カップリングがまたまた素晴らしく、今度はマイケル･フランクスの「アントニオの唄」（日本語で歌ってます）を収録。センスのある選曲！美品、800円也



UA/ ringo (speedstar)
美空ひばりの「りんご追分」をダビーにカヴァー。名曲を現代に伝承する素晴らしい作品！'99年発売、この頃になるとポップスター以上の存在になったイメージがあります。求道者といったとこでしょうか。少しスレあり、500円也。

SNAKE CHARMER

帯に記載された“ロックを越えた！”という威勢のよいキャッチコピー。聴いてみると確かにロックを越えている・・というかロックじゃないとこ目指してますね。このメンツだもの！ロックやろうとは思わんでしょう・・。


JAH WOBBLE,THE EDGE,HOLGER CZUKAY/ snake charmer (island)
日本盤の帯（日本盤が出てたことに驚きました・・）は販促用としての役割を担ってもいるわけでして、そう考えると当然“ジ･エッジ”とその仲間的表現が用いられますわな。'83年発売ですからU2人気爆発しているわけです。元PIL、元CANよりU2メンバーを前に出す気持ちわかります・・。
ジ･エッジのギター、バンドでのサウンド同様刺々しくてめちゃかっこいいです。そこにジャー･ウォーブルの偏執狂ベース＆呪術的ヴォーカル、ホルガー･シューカイの表現豊かなフレンチ･ホルンが絡んできます。プロデュースはフランシス･ケヴォーキアン。ということは初期ハウス･ガラージディスコ方面からも見逃せないってことですよ！アーサー･ラッセル好きな人、要注目!!
全5曲収録のミニ･アルバム仕様。状態ピッカピカ！3800円也




良質ソウルLPもちょろっと入荷してますよ〜。


BARRINO BROTHERS/ livin' high off the goodness of your love (invictus)
デトロイトの火を消すな！的レーベル、インヴィクタスからリリースされた'73年作。ヴォーカル･グループとしての完成度は本当に素晴らしく、ライナーで鈴木啓志氏が書かれている通り「デルズ、テンプテーションズ、ドラマティックスといった1流グループのどのLPより出来がいい」奇跡的な作品！VIVIDサウンドが丁寧にリイシューした日本盤、1800円也

ゲ・ゲ・ゲゲゲのゲ〜

最初に放送された「ゲゲゲの鬼太郎」どこか再放送してくれないかなぁ・・。子供の頃よく夕方の再放送観てました。恐怖を与えるに十分な絵、不気味な歌声・・。何度観ても怖くそして面白いんですよね！

ゲゲゲの鬼太郎/ 怪物くん（朝日ソノラマ）
どうです？この豪華（?）なカップリング！妖怪vs怪物!!怪物くんのほうはかわいらしいでんなぁ・・。仲間になれそう。「ゲゲゲの鬼太郎」「おれは怪物くんだ」の2曲に加え、おはなし「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪吸血木」を収録。状態良好の部類です。1800円也




今日は他にも古めのアニメ＆特撮レコ（シングル盤多いです）がどっさりと入ってきましたよ！少しだけですが載せときます。


水木一郎（歌）/ 「少年探偵団」行くぞ！BD7、少年探偵団のうた（コロムビア）
類似番組結構多いですよね！？少年たちが正義を守るために戦うってやつ。アメフトの格好をした通称“ガッツ”が妙に気になる・・。SCSシリーズでの発売、歌は水木一郎氏。あまり見ないレコです。状態良好、2500円也





ハニーナイツ（歌）/ 宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン（ケイブンシャ）
劇画調に描かれたスペクトルマン・・微妙です。スペクトルマン以上の人気を得た（得てしまった？）宇宙猿人ゴリにいたってはオリバー・カーン（ドイツの鬼GK）にしか見えない!!登場する怪獣はゴキブリの化身みたいな奴。気持ち悪いにも程がある！子供向けレコとはとても思えんです。「宇宙猿人ゴリなのだ」「スペクトルマン・ゴー・ゴー」の2曲＋ドラマ「ゴキノザウルスの逆襲」を収録。盤スレ多めです。1500円也





大 安達（歌）/ 空手バカ一代（パイオニア）
大山倍達氏の自伝的アニメの主題歌を収録したレコード。“俺、明日熊と戦ってくるんだ！”と明るく宣言し、ほんとに熊を倒してしまうといった圧倒的展開が魅力。後半の異種格闘技戦の描き方もなかなか凄いものがあります。歌は梶原一騎アニメ特有の、熱血ど根性ソング。歌うは大 安達（ヒロ･アレン）。一体何者？・・・なんとあの子門真人でした！状態良好、1000円也

イブ･モンタン、ヒゲダンス中？

値付けに追われる1日を過ごしております。新入荷をゆっくりご紹介する時間がない！写真のみですんません・・。こんなん入ってます。























ルパン三世ファースト・シリーズのLDなんてものも入ってます。名作「タイムマシンに気をつけろ！」もちろん収録されてますよ！でかいジャケット眺めながら観たい！って方いかがでしょうか？

レコ屋的古書の星座！

またまた面白い本達が入ってきたのです。ありがたい事です。
かいつまんでいくつかご紹介！

“ウラ関根本” 著:テレビ東京，関根勉 (太田出版)
テレビ東京系で深夜放映されていた伝説のバカ番組｢ウラ関根ＴＶ｣の単行本！どんな場面でも引かず出張らず、絶妙すぎるトークパスが天才的な名バイプレーヤー関根勤氏。彼の真の姿が垣間見れた稀有な稀有な番組でした。番組で紹介されたスットコドッコイ映像あれこれの他に、店主･関根氏の歩み(爆笑必至の秘蔵写真満載！)もたまりません。さぁさぁ、いざ行かん“茶すすり処･関根”の世界。700円

“お笑い 男の星座” 著:浅草キッド (文藝春秋)
芸人の執筆活動が注目を集めている昨今、この方達こそもっと取り沙汰されて然るべきでは？浅草キッドご両人。かつて｢TV Bros.｣で連載されていた虚構と現実の上に成り立つ芸能界を書いたコラム｢男の星座｣をまとめた本です。たけし、和田アキ子、前田日明、水野晴郎、城南電機･宮路社長らの漢らしくも破天荒なエピソード…それが本当か嘘かなんてどうでも良い、率直に言って掛け値なしの面白さ！そこいらのタレント本と並べて売ってちゃいかんですよ！！な名著です。オモロうてやがて哀しき芸能界…キッドの驚くべき文才にも要注目。初版、600円

“愛情生活” 著:荒木陽子 (作品社)
世界は男と女で成り立っておるのです。日本を代表する写真家･荒木経惟の亡き奥様、荒木陽子さんが綴るアラーキーとの永く短い“愛情生活”エッセイ。日常の悲喜こもごもを素直な文体で描写してます。青竹踏んでる痔のおじさん…陽子さんの前では至って普通の人間のように書かれる天才写真家。これを読めばいかにアラーキーが陽子あっての天才かが判るでしょう。永遠のミューズ“ヨーコ”と言えばこっちですよね。安西水丸氏らによる附録冊子｢陽子さんの想い出｣付です。結婚したい人としたくない人に。900円

“よくわからないねじ” 著:宮沢章夫 (新潮文庫)
80年代、ラジカルガジベリビンバシステムの作家として活躍した宮沢章夫氏。東大で行なわれた彼の講義本『東京大学「80年代地下文化論｣講義』(白夜書房)も面白いものでしたが、こういう脱力エッセイを書いている時の宮沢さんが非常に好きです。泥棒に入られたらなんと叫ぶ？くしゃみの音はどう表記する？などくだらない事を真面目に考える！“引出しの中に転がっている正体不明のねじは、いつか役に立つことがあるのか”…意外な使い道が開けるかもしれません。｢こんにちは。マーク･ボランです。｣には笑いました。｢百年目の青空｣改題の文庫･初版。280円

STUDIO VOICE VOL.202
“So Fucking What! あらかじめ壊れた子供たち”(INFAS)
スタジオボイス、1992年10月号です。特集は“So Fucking What! あらかじめ壊れた子供たち”。｢だからどうした対談｣では表紙のお二人、漫画家よしもとよしともとスチャダラ･ＢＯＳＥ君の壊れっぷりが必見の内容です。他に山塚アイ、ユニコーン時代の奥田民生、松尾スズキ、井上三太なんか載ってます。流石は92年(15年前！！)、若いッ！あな懐かしや、ナンシー関の連載は｢信仰の現場｣、“NHKの守り神は誰だ”の回ですね。600円

ROCKIN' ON JAPAN VOL.92
”PIZZICATO FIVE 小西康陽を暴く！”(ロッキング･オン)
こちらはロキノン･ジャパン1995年1月号、まだＡ５判の頃のです。巻頭はピチカート･ファイヴ、“小西康陽を暴く！”の名の下にお得意の２万字インタビューを敢行。ロキノンの事を仮想敵視したり、｢30才まで親に仕送りもらってた｣｢小沢健二の声は来生たかおにそっくりだ｣なんて興味深い発言がたっぷりと。第二特集、ピエール瀧(電気グルーヴ)VS森岡賢(ソフトバレエ)の“珍獣対談”も必見？90年代NOT DEAD派の皆様に。表紙結構くたびれてます。500円

“風雲ジャズ帖” 著:山下洋輔 (音楽之友社)
“ジャズとは何かと問われれば、スイングすることと赤坂見附、四谷、新宿ピット・イン。”…　　文筆家としても多くの出版物を上梓しているジャズ･ピアニスト、山下洋輔の処女エッセイ集。ジャズ･ピアニストならではなのか？個人の魅力か？軽妙な文体が洋輔さんの魅力だなぁ。｢ブルーノート研究｣や｢美空ひばり“俗の美学”｣、｢音の無頼漢･三上寛｣等の他、洋輔トリオの面々やプーさん(菊池雅章)との対談が収められてます。あ、｢もし俺が天才美少女ジャズ･ピアニストだったら…｣収録です！単行本版･２版でブックケース仕様。箱･本共に若干ヤケ＆痛みありですが絶版です。1000円

書籍の買取やっとりますけん。