中古レコ屋のあくび指南〜のんびり音を聴きませう

大阪・難波にある中古レコード店 レコードショップNAKA2号店のブログです。

カテゴリ: ナツカヨ

平成最後のナツカヨ特集、はじまりました!
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LAZY, HAZY, CRAZY DAYS OF SUMMER〜ナツカヨ2018 夏の一枚。
猛暑なんかふっとばせ。
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どどーんと展開しております。
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今回もすべてのレコードにコメント付けときましたので、お買い物の参考になさってくださいませ。
comment



振り返れば奴がいる。
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お問合せにつきましては明日23日(月)からの受付です。
なにとぞよしなに〜。



そしてそして


本日22日・店頭販売限定ですが、
お祭り感出すべく久々のお土産キャンペーンもやってます。
現金で1000円以上お買い上げの方に先着で選曲CD-Rをプレゼント。
少し前に配信番組用に制作したものですが、
ご希望の方はレジにてお声がけくださいませ。
※数に限りがありますのでお早めにどうぞ!
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夏、いらんかいね。
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さて本日も2018年ナツカヨ特集です。
ナツカヨというのは弊店が勝手に提案している夏に聴きたい国産ポップスのこと。
レア度や価格にこだわらず平たい目と独断と偏見で選んだ夏の元気なご挨拶。
皆様の夏の一枚。になればやっている甲斐があるってものなのですが、
さて今年はどうなりますことやら。

今日は後編。残りの2018年の選抜メンバーをご紹介していきますね。
ナツカヨ盤の放出は明日、22日(日)午前11時の開店より。となっております。
どうぞゆたしく〜。


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特集:ナツカヨ2018 夏の一枚。は22日(日)午前11時からの開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌23日(月)からの対応となります。
受付開始以前にお問合せを頂戴しても返答できかねますので
あしからずご了承くださいませ。


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よしゃ、いきなり最高盤いくぜっ。

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【7"】鹿内タカシ / 夏なんかふっとばせ [B面] (KING)
入荷、ものすごく嬉しいです!ジャン・ギャバンとアラン・ドロンが初共演した63年の仏映画「地下室のメロディー」の主題歌を鹿内タカシがカバー。カバーというかミシェル・マーニュの音楽によるあの痺れるモダンジャズ風テーマに強引に日本語を乗せてしまったわけなんですが、これがドンピシャのハマり具合でめちゃくちゃ渋かっこいい!ドロンにも負けない鹿内のハンサム快唱をぜひ聞いてみて下さい。60年代国産ポップスの優れたコンピレーション《東京ビートニクス》シリーズにも収録された傑作。B面ではうって変わって軽やかにスウィングする「夏なんかふっとばせ」の日本語カバーを披露。原曲のナット・キング・コールバージョンもとても素敵なサマー・ポップスですよね。〈THOSE LAZY, HAZY, CRAZY DAYS OF SUMMER〉という韻を踏んだ歌詞にうまく日本語を乗せられていると思います。コークと冷えたビールの季節、いつも夏ならいいな。ってほんとほんと!



試聴:「鹿内タカシ/夏なんかふっとばせ」




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【7"】朝香ふみえ / 小さな町で [B面] (PHILIPS)
第一回キリンフォークコンテストで優勝し発売した「ある日渚で」が有名な女性フォーク歌手、朝香ふみえの71年発売・セカンドシングルを続いて。B面収録の「小さな町で」が清らかだけどどこか幸薄そうな歌声にぴったりの甘美なボサノヴァ・フォーク〜ソフトロック歌謡の傑作です。メロディを追いかける優しいホーンやストリングスがA&M風で実に耳に心地よく、これぞ70年代!という仕上がり。うっとりしちゃう♡作詞はみんなのうたやおかあさんといっしょなど童謡/児童音楽での名作多い小黒恵子、作曲はボブ佐久間。

試聴:「朝香ふみえ/小さな町で」




ワールド、ジャズ/フュージョン方面からも涼盤届いております。

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【7"】売れ線 / バナナを買いに (VAP)
去年も採用したんでした、売れ線。80年代前半頃に活動していたエキゾチカ・ポップ・グループ。詳細はよく知らないのですがこれまでに出会った彼らのレコードはどれも最高だったので、いいじゃないの幸せならば。という気持ちで選盤。82年に発売されたシングル「バナナを買いに・・‥」はスティールパン風シンセと久保田麻琴ちっくなレイジーな歌声に身も心も弛緩し横揺れるメルティング・レガエ。聴きながら『もうこのまま溶けてもいいな』という気分になります。キュートな女声コーラス入りなのが80'sトロピカル的でまたよいですねぇ。B面「ジョーク」は一転して激熱のセカンドライン・ファンク風!これもカッコイイです。しかしどれだけ顔をもっているんだろ。

試聴:「売れ線/バナナを買いに‥‥」
試聴:「売れ線/ジョーク」




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【7"】CLARK TERRY & JOHN FADDIS / STRAIGHT UP (PHILIPS)
『ウ〜ン!サントリー!』でお馴染み、70年代のサミー・デイビスJrを皮切りにロン・カーターやハービー・ハンコックなどジャズ・ミュージシャンを多く起用していたサントリーのウイスキー〈サントリーホワイト〉。86年版CFに起用されていたのがこのクラーク・テリーとジョン・ファディスでした。ダブル・ホーンが高らかに炸裂する陽気で爽やかなサウンドが夏にぴったりで本当に気持ちいい。市川秀男によるオリジナル曲という事でナツカヨとして選んでみました。突き抜けるようなトランペットのハイトーンとまろやかなフリューゲルホーンの息の合ったかけあい。ユニゾンで吹く印象的なリフの底抜けに明るいことと言ったら!ゴキゲンの一言に尽きる〜。

試聴:「クラーク・テリー&ジョン・ファディス/ストレート・アップ」




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【LP】カリオカ / リトル・トレイン (POLYDOR/Kitty)
前身は長谷川きよしバンド、ジャズやラテン音楽界での多彩なキャリアを持つメンバーが揃い踏んだ和製ブラジリアン・フュージョン・グループ〈カリオカ〉のセカンドアルバム。村上秀一、乾裕樹、大村憲司らをゲストに迎え、ブラジル音楽を基盤としながらもそこに留まらない高いソウル&ポップ性を示した名盤です!途中ファンキーに転調するのもかっこいいメランコリック・サンバ「ココナッツ・サンバ」や、ブレッド&バターがコーラス参加する高速チューン「クイック・ステップ・モーション」(数原晋フリューゲルの痺れるソロもいい!)、黒いミドルファンク「ファンキー・シューズ」の2曲は特に人気が高いですね。個人的にすごく好きなのはアルバム・タイトルにもなっている「リトル・トレイン」。ブラジルの偉大な作曲家、ヴィラ=ロボスの代表的組曲《バシアーナス・ブラジレイロス》よりトッカータ《カイピラの小さな汽車》をストリングスを交えた叙情的なアコースティック・フュージョンで再現。ラスト、汽車の駆動音のように刻むパーカッションと警笛が消えてゆく時、なんとも言えない清々しい気持ちが胸に広がります。美しい。



試聴:「カリオカ/ファンキー・シューズ」
試聴:「カリオカ/リトル・トレイン」




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【LP】なかにし礼 / マッチ箱の火事 (FORLIFE)
全然夏っぽくなくて恐縮です。日本歌謡界の至宝作詞家・なかにし礼先生のLP「マッチ箱の火事」を選出。この作品は当時フォーライフの社長を務めていた吉田拓郎が氏に依頼して制作されたもので、黒沢年男に提供して大ヒットした「時には娼婦のように」など作詞だけでなく全ての作曲と歌唱を手がけた自作自演盤です。なぜこれを選んだかと言うと、これにもヴィラ=ロボス《カイピラの小さな汽車》から着想を得たと思われる曲が収録されているから。「落し穴」は自分に執着する女性に倦んで男友達を紹介したら彼女が友人にメロメロになってしまったという、実になかにし礼的な世界観ののびのびブラジリアン・ラテン歌謡。このふわふわとした歌唱も油揚げを攫われた鳶然としつつも悲壮感がまったくなくて最高なんですよね。この曲と本盤収録の「仮面舞踏会」は翌78年に歌謡ガールズ・グループ、ポピーズによってカバーされました。

試聴:「なかにし礼/落し穴」




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【7"】岩崎雄一 / Rain Into Your Heart (PHILIPS)
八神純子のバックバンド、MELTING POT(東北新幹線の鳴海寛&山川恵津子も在籍)のギタリストをしていた岩崎雄一の83年発売シングル「Rain Into Your Heart」もめちゃめちゃかっこいい夏歌謡。同年に発売された伊勢正三のLP「ORANGE」収録曲のカバーなのですが、正やん版のエレポップ風とは全く違った和製レゲエ・アレンジで華麗にブーストしちゃってるんです!それもそのはず、編曲を担当しているのがレゲエ歌謡界の最重要人物・ペッカー。チャイナ・ムード漂う物悲しいヴァイオリンに、鼓のような響きなパーカッション、ソリッドなギター&シンセのブレイク⋯意匠を凝らした無国籍ニューウェイヴ・アレンジの鮮やかさに脱帽デス。

試聴:「岩崎雄一/Rain Into Your Heart」




来たぜ、ソウルメン。

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【LP】キングコング・パラダイス / トーキング・アバウト・福生 (東宝/TAM)
アメリカに一番近い街、福生を拠点に活動していたソウル〜ラテン・ファンク・バンド、キングコング・パラダイスの77年発売ファースト・アルバム行こか!圧倒的な存在感を放つヴォーカル南條倖司の異名“東の上田正樹”があまりにドンピシャ過ぎて、『この熱い魂伝えたいんや!わかるか?』なんて煽ってしまいそうになります。普段ならアルバムのタイトル曲にして彼らのマスターピースである長尺ミドル・ファンク「TALKING ABOUT FUSSA」をお薦めするところですが、ナツカヨ耳で聞くならば高く突き抜ける常夏ラテン・ソウルの「ジャガルー」ではないかと!気持ちよすぎでいきなり沸点到達。二人のパーカッショニストを擁する強みを存分に発揮したラテン・ビートが要だけど決して土着に染まりすぎず、シティポップ感覚を湛えたバンド・サウンドになっているの本当に素晴らしいです!

試聴:「キングコング・パラダイス/ジャガルー」
試聴:「キングコング・パラダイス/TALKING ABOUT FUSSA」




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【7"】もんた鯡 / こんがりトンガ [B面] (WARNER/Elektra)
もんたよしのりの76年のソロシングル。〈鯡拭咾隆岨表記で〈よりのり〉とルビがふってあります。もんた&ブラザーズでのブレイクの4年も前、この後東京での音楽活動に限界を感じ地元神戸へ帰ったということですから売れ行きは推して知るべし‥でしょうが、これ内容が実に素晴らしいものなのです。A面「どこへもゆきたくないな」は青い果実のような若々しさと成熟したソウルを同時に感じさせる一大フォーキー・ソウル。ミッキー・カーティスのソロ作や成田賢を彷彿とさせるマッシュルーム(㌩マッシュルーム)サウンドで胸に迫る大名曲です。ナツカヨ的にはやはりB面「こんがりトンガ」をプッシュせねば!チト河内のパーカションと本田真一郎のギター‥トランザム・コンビの刻み出す軽やかなリズムに乗せて、お得意の熱い歌唱をやや控えめに気持ちよく歌う極上のトロピカル・リラクシン。鳥のさえずりのように歌いまくる横田年昭のフルートのなんと美しいことか。レコードが回り始めたら、そこはもう南の島。

試聴:「もんた鯡拭燭匹海悗發罎たくないな」
試聴:「もんた鯡拭燭海鵑りトンガ」



世界のエキゾチック・パラダイスから暑中見舞い届きました。

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【EP】永井一郎・ひばり児童合唱団 / 島のしゅう長さん (TOSHIBA)
ダンス教材モノ、今年も選んでおきましょうか。84年発売のコロムビア運動会用レコードから日本のお父さん、磯野波平こと永井一郎さんが歌う南国コミック・ダンサー「島のしゅう長さん」はいかがでしょう。タイトルはもちろんジャケ絵も現在ではイロイロと問題がありそうではありますが、そこはひとつおおらかな気持ちで🙏パーカッションを強調させたリズミックなナンバー、子どもでなくとも思わず体が動き出すかも!?〈島のこどもはしゅう長さんのおかしな声色マネをして〉という歌詞があるのですが、永井さんもいつも以上に抑揚を効かせたコミカルな歌唱を披露していてとても楽しい一曲です。ちびっこ達のいる盆踊り大会でかけたいな〜♫ホッ!ヘッ!ホッ!マッ!!

試聴:「永井一郎/島のしゅう長さん」




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【7"】高樹澪 / 恋のささやき ナポリ [B面] (PONY CANYON)
今回は美人が少なめなので(失礼!)ここいらで女優でも投入しておきましょう。高樹澪サマの82年発売の小椋佳カバーシングル「めまい」をば。ただでさえエキゾチックな美貌なのにこんなかわいい民族衣装みたいので見つめられた日にはドギマギしてしまう。そんな事はさておきナツカヨ。B面「恋のささやき ナポリ」がチト河内シェフの気まぐれ地中海アレンジが冴え渡るトロピカル・レゲ・ポップでとことん気持ちいいのです。ロマンティックなウィスパー・ヴォイスで声まで美人♡の極嬢ラグジュアリー!

試聴:「高樹澪/恋のささやき ナポリ」




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【7"】かりゆし娘 / 七月でーびる (VICTOR/マルフク)
やはり沖縄モノも取り上げておきたいところです。これ以上ないタイミングのかりゆし娘「七月(しちぐゎち)でーびる」。〈でーびる〉というのは目上の人への挨拶の時などに使うウチナーグチだそうなので〈七月ですね〉何て意味になるんでしょうか。我如古より子の名曲「娘ジントーヨー」の作者、久米仁の作詞曲による沖縄童唄。正直歌詞の意味はよくわからないのですが、童唄だけあって覚えやすいメロディのミニマルな反復で聴いているとどんどん気持ちよくなってきます。スリ!スリ!という合いの手が凛々しくて素敵。B面の「歌やかりゆし」も同じく久米仁の作。〈かりゆし〉にはめでたいという意味があるそうなので祝唄なのかな。《歌やかりゆし 世間御万人ぬ 心慰め 心勇めてぃ 心結でぃ》この意味はなんとなくわかりますね。心和やか。歌とともにある土地。あー沖縄行きたい。

試聴:「かりゆし娘/七月でーびる」
試聴:「かりゆし娘/歌やかりゆし」




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【7"】西郷輝彦 / 糸満育ち (CROWN)
もいっちょ沖縄。御三家&青春歌謡ブームの流れをがっちり掴み、その人気が盤石なものとなった1967年の発売。この年、西郷輝彦は毎月1枚というハイペースで12枚のシングルを量産しており、ロックやエレキ歌謡、旧来流行歌など様々なスタイルの楽曲を発表していますが、この「糸満(いちゅまん)育ち」もテルの新しい顔といえる一曲だったのでは。作詞:星野哲郎、作曲:前田利明によるチャチャチャ・リズムと沖縄民謡風のメロディをかけ合わせたオリジナル楽曲で、おおらかなの空気の流れる新民謡ラウンジ。ドメスティシズムに陥らず実に洗練された歌いっぷり!鹿児島出身の南国の血がそうさせるのかしら。60年代の西郷輝彦のヴィブラートを効かせた端正な唱法とリズム感覚は70年代のソウルフルなもの(個人的にトム・ジョーンズ期と呼んでます)とはまた違った魅力に溢れていると思いませんか?生来のポップス歌手なんだなぁと本当に感心してしまいます。






そして、これはある意味今年の裏の目玉👀かもしれん⋯🤔

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【7"】イフ / Silver Rain [B面] (TRIO)
エセ狩人、という単語がふと脳裏を過ぎりました。鈴木コウタロウと倉渕雅也のデュオ、イフの79年発売シングル。A面はまさにその路線でめちゃくちゃ狙いに行った感じのクサいラヴ・バラード、やっぱりかと閉口しかけたんですが裏に返してみて吃驚。B面「Silver Rain」がド最高なサンバ・ディスコ調のメロウ・シティポップで大感動しました!緩急をつけながら疾走するメロディと若々しいハーモニーが爽やか極まりない。この嬉しい発見だけでも充分驚いたんですが、更に仰天してしまったことがもう一つ。この右側の白シャツの男性=倉渕雅也氏が20年前に世間を騒がせたX JAPANのTOSHI洗脳騒動の張本人であるMASAYA氏だということ。マジかよ!!!!これも含めて今年のナツカヨで一番衝撃的だったレコードです。笑。

試聴:「イフ/Silver Rain」




ここでようやく今年のカバーガール登場。

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【7"】菅原進 / ’76春〜夏鶴屋のテーマ すてきな出逢い (鶴屋/赤坂ミュージックスタジオ)
お洒落ジャケ、これが元だったんですねー。百貨店あるところ優良オリジナルテーマあり、という適当な自説に基づきこちら鶴屋の販促盤をお届けします。《鶴屋》は『上質なくらしを提案する郷土のデパート』を標榜する今年で創業66年を迎えた熊本県を代表する老舗百貨店。76年春夏期のテーマとして制作された「すてきな出逢い」がビリーバンバンの菅原進が歌うスウィート・フォーク・レゲエ〜喫茶ロック系譜の名曲でぜひともお薦めしたい逸品でした。短くシンプルな歌詞を繰り返し、頭に心に残る優しいメロディで、地方百貨店の温かみと安堵感が詰まったいい曲!作曲の中村弘明はこの年、ポニーテール「二人は片想い」のアレンジをやってましたよね。脂の乗ったいい時期の仕事ってことだな!うん😊

試聴:「菅原進/すてきな出逢い」




そして本日の締め盤でございます。

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【7"】本山ツトム / 1:00-AM (VICTOR/invitation)
和製ビートリッシュ・バンド、レモンドッグのベーシストでリーダー、あの名曲「起きなよスージー」の作曲者でもあった本山ツトムのソロデビューアルバム「Screen」からのあまり見ないシングル。林立夫、高橋ゲタ夫、松原正樹、今井裕、乾裕樹、ラリー須永、高水健司、椎名和夫、中西康晴、深町純、浜口茂外也‥とにかく錚々たる面子が参加していてそれだけで期待値が高まりますが、中身もそれを裏切らない素晴らしさ。レモンドッグのギタリスト、足木實が作曲したA面「1:00-AM」はムーンライト・セレナーデ風のリフが出てきたり遊びゴコロとトロピカル・パーカッションをふんだんに盛り込んだサマー・シティポップの傑作。本山自身がアレンジを担当しているコーラスワークがとても素晴らしいのでお聴き逃しなく。終盤のファルセットにも高揚&胸熱。

試聴:「本山ツトム/1:00-AM」


そして星勝が編曲を担当したB面の「夜」がものすごく!ものすごく!良くてラストに書きたくなってしまったのでした。心ぶるぶる、涙腺がばがば。これ、とてつもなく名曲じゃないですか?こういう歌は多くを語るのも野暮なのでどうぞ、いえ、どうかお聴きになってみて下さいませ。

試聴:「本山ツトム/夜」


とまあ以上が2018年のナカレコ推薦音盤の皆さんになります。
気になるものはございましたでしょうか?
欲しいものが見つかった方は明日ぜひ店頭へ。
ご来店を心よりお待ちしております。


☺️🙏⤵︎⤵︎⤵︎
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そしてもうひとつ追加でお知らせ。

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明日22日に現金で1000円以上お買い上げいただいた方に先着で選曲CD-Rを差し上げます。
少し前に配信番組用に制作したものです。ご希望の方は声をおかけくださいませ!
※数に限りがありますのでお早めにどうぞ!

今年も開店するよー、レコード海の家🌴
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平成最後の夏、今年もやってまいりました。
毎年レア度や価格にこだわらず、夏に聴きたい国産ポップス《ナツカヨ》を
弊店の独断と偏見でご提案するこの企画。
2008年から始めいよいよ11回目となる今回は
【LAZY, HAZY, CRAZY DAYS OF SUMMER 】とあの歌のタイトルを拝借、
いつになくお洒落風のポップをこしらえての開催となりました。

お待ちいただいている方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、
ナツカヨやっておかないとこれだけ酷暑ン・ドッドが続いても私に夏が来ないので、今年も粛々と開店しますよ。

2018年のナツカヨ開きは明後日、7月22日(日) 午前11時から。
例年通り本日と明日の前後編ブログでラインナップをご紹介していきたいと思います。
今年も長文・駄文です😅お時間ございましたらぜひお付き合いくださいませ。


ではまず前編、行ってみよう!


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特集:ナツカヨ2018 夏の一枚。は22日(日)午前11時からの開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
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受付開始以前にお問合せを頂戴しても返答できかねますので
あしからずご了承くださいませ。


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まずは夏の定番から!

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【7"】木元泉、大橋巨泉とザ・サラブレッズ / どこかでだれかに [B面] (PHILIPS)
木元泉をメイン・ヴォーカルに据え、粋人・大橋巨泉が11PMで結成したセルジオ・メンデス&ブラジル’66・スタイルのボッサ・コーラス・グループ、ザ・サラブレッズの70年に発売されたデビューシングル。国産ボサノヴァ歌謡〜パヤパヤコーラスモノの最高峰として知られるB面「どこかでだれかに」を収録したもはや説明不要の名盤です!木元泉嬢の爽やかで時々チャーミングな歌唱、サラブレッズの洗練されたスキャットコーラス、杉原淳のテナーサックスを要とするクールな演奏のどれもが絶妙のバランスで配された奇跡のような一曲。日本歌謡界の至宝です。B面が素晴らしすぎるためあまり言及されませんが、A面「お願いがあるの」も甘いムードのソフトロック歌謡超名作。ヴィブラフォンとフルートが活躍するジャジィで美しい演奏がたまらないです。








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【7"】JERRYS / ココナッツクィーン [B面] (ALFA)
ジェリーズの81年発売の唯一シングル。ビートたけしバンドの尾井紀久雄と延川英夫、スピニッヂ・パワーの野村哲也、元パラダイス・キングの斎藤晴久という既に音楽キャリアがあるメンバーが揃った4人組グループ、A面の「渚のスローダンス」はCMソングに起用されたという情報もありますので元々単発の企画バンドだったのかもしれません。B面の「ココナッツクィーン」がとにかく開放的なハワイアン・グルーヴで気持ちよすぎるんです。肝が据わってそうなヴォーカルとそれに呼応する心地よいハーモニーは熟練メンバーの年の功のなせる技。常夏のハワイよりも常磐ハワイアンセンターなのかもしれない、いや、だからこそのナツカヨなのだ!と断言しておきたい。海に沈む夕陽(の書き割り)を見ながら聴きたい一曲であります。

試聴:「JERRYS/ココナッツクィーン」




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【LP】高橋拓也 / Feel So Cool (CANYON)
ソフトロック〜喫茶ロックの知る人ぞ知る名バンド、ルウの中心人物だった高橋拓也による79年発売のファースト・ソロ・アルバム「Feel So Cool」も今年ようやくやってまいりました。なんと言っても大人気のラテン・ダンサー「哀しみのフェスタ」収録。八神純子「みずいろの雨」も、ユーミン「埠頭を渡る風」も、南こうせつ「どうせ人生に迷うなら」も、久保田利伸「YOU WERE MINE」もみんなスティービーのアナザースターを聞いて大きくなった!聴く者のテンションを嫌が応にもぶち上げてしまうこの高揚感、抗えるものじゃありません。それ以外にも高速ポップ・サンバの「Mrs.の貴女に」、爽快マリーナ・メロウ・グルーヴの「SUMMER WINDY IN HAYAMA」、アーバン・シンセ・ファンク「Love Game 」など、どこを切ってもサマー・ブリーズの吹き込む傑作となっております。

試聴:「高橋拓也/哀しみのフェスタ」
試聴:「高橋拓也/Mrs.の貴女に」
試聴:「高橋拓也/SUMMER WINDY IN HAYAMA」
試聴:「高橋拓也/Love Game」





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【7"】古時計 / サマー・シスター (TEICHIKU)
76年の青春フォーク名曲「ロードショー」のヒットで知られる男性フォークデュオ、古時計の78年発売ラストシングル。真夏の爽快シティポップ「サマー・シスター」はいかがでしょうか。キラキラ感満載の軽やかな旋律と涼しいコーラスワーク、フックが効きまくったサビの気持ちよさは特筆しておきたいエクセレンス。これほんとにあの「ロードショー」の人たち!?と訝ってしまったのですが、どうやら77年にデビュー時のメンバーだった西田昌弘が脱退&残った大場弘一の弟・大場慎介が加入し兄弟デュオとしてリスタートしたらしいです。なるほど。

試聴:「古時計/サマー・シスター」





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【7"】仁科恵子 / ミッキー・マウス・メロディー [B面] (CROWN)
知られざるカバー・アイドル、仁科恵子さんの81年のデビューシングル「恋のキラキラダンス」。A面は美人三つ子ちゃんガールグループ、トリックスのキャンディ・ポップ・ヒットを日本語カバーしたディスコ・チューンですが、夏に聞くなら断然B面「ミッキー・マウス・メロディ」!〽幸せを運ぶ愛の友だち、ミッキーマウスメロディー♫と歌ってますがまったくネズミー感🐭のない愁いのアーバン・ボサノヴァ・メロウ。歌声に少し影があるのでA面のような溌剌チューンよりもアダルトな雰囲気のこちらの方がずっと彼女に合っていると思うんだけどな。仁科さんはこの次に出した7吋でもレオ・セイヤー「恋の魔法使い」の最高な日本語カバーを歌っているんですがそれもB面収録だったっけ。結局アイドル黄金時代の波に乗れず翌82年のシングルを最後にFO。いやはや勿体ない。


試聴:「仁科恵子/ミッキー・マウス・メロディ」





ここから音痴っこ⋯ゲフンゲフン、もとい朴訥歌唱が素敵な方々を続けて。

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【7"】泉田エミイ、渡辺貞夫セクステット / ストリート・サンバ (takt)
日本にボサノヴァを持ち込み空前のブームを作り上げた渡辺貞夫がスカウトしてきたリオデジャネイロ出身の日系二世・泉田エミイによる、あまりにも有名なグルーヴィ国産ボサノヴァ・クラシック。泉田エミイはこの時、若干16歳!技巧も策略もなく、無邪気ともいえる素直さと天性のリズム感覚で歌いこなしていて、このレコードをかける時いつも当時のフレッシュな空気がカシュッ!っと吹き出すのを感じるのです。渡辺貞夫セクステットの若々しい演奏もよいな。キュートなA面に対してグッと愁いの表情をみせるスロー・ボッサのB面「キューピッヅ・ソング」もまた美しい和ボサの名曲。物悲しいフルートの響きに胸が締め付けられます。ポルトガル語歌唱のパートも素晴らしいですね。

試聴:「泉田エミイ/ストリート・サンバ」
試聴:「泉田エミイ/キューピッヅ・ソング」





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【7"】マーク・レスター / 夏の女王 (TOSHIBA/ALFA)
《小さな恋のメロディー》で我が国でも絶大な人気を集めたイギリスの子役俳優マーク・レスターが76年にリリースした日本制作のシングル。フィルモグラフィを見ても空白期でどうしてこの時期の制作になったのかは謎なんですが💦作詞:阿久悠、作編曲:萩田光雄による年上の女性に恋をする切ない思春期の心を描いたオリジナル日本語歌唱曲で、柔らかなフォーキー・サウンドにマークのたどたどしい日本語がナイーヴな感性をより助長して甘酸っぱい。ユーミン作詞による同様の世界観を歌った郷ひろみの75年作「Hiromic World」を想起してしまいました。ジャケットのマークはすっかり大人になってしまったけど、彼の中の少年性は永遠だなァ。B面の「学園生活」も同様の青春ナンバー、なかるみの世界の時に常盤響さんがかけてくださって以来、大好きになりました。A面と同じ萩田光雄作編曲なのになぜだかかまやつひろし風に聞こえてしまうのが面白いの。ダブルトラッキング・ヴォーカルとかエレピの使い方とかも70年代後半のムッシュ感あるけど、そもそもこの脱力した歌声が似ている気がします。好きだな。

試聴:「マーク・レスター/夏の女王」
試聴:「マーク・レスター/学園生活」





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【7"】藤田由理 / 本気でOnly You [B面] (FRONVILLE)
今年のニューディスカバリー枠。現在は名古屋に本社を置く輸入住宅建築施工会社《フロンヴィルホームズ》の大阪支社による委託制作盤。ジャケにフロンヴィルが施工したであろう家の写真と一緒に少女の写真が掲載されているので、この娘達が歌っているのかと思いきやなんの関係もないという(笑) ナツカヨとしてお届けしたいのは藤田由理という女性が歌うB面の「本気でOnly You」。これまた竹内まりやの曲と同名で紛らわしいですが、彼女の自作によるオリジナル・ソングです。この藤田女史、イリノイ大学音楽部ピアノ科に入学し優秀な成績で奨学金を得たという才能の持ち主だけあり、ライトメロウなシティ・ポップ・チューンでなかなかどうして素晴らしいのです。緊張しているのか元からなのかは知りませんが、上ずった震え声が妙な味わいとして作用していてついおかわり行ってしまうんですよね。演奏も結構しっかりしていて、自社レーベルまで持っているフロンヴィルの本気度が窺えます。やるじゃん!

試聴:「藤田由理/本気でOnly You」




でこの部門のラスボス来たる。

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【7"】睫攴潴 / ポセイドン・バラニー (VAP)
真田広之、黒崎輝とともに初代JAC御三家として活躍したアクション俳優、睫攴潴蕕84年発売シングル「ポセイドン・バラニー」を選抜。というかバラニーってなんなんだ一体。芳野藤丸作編曲の間違いないアーバン・アクション・ディスコで、80年代戦隊ヒーローモノの挿入歌みたいな派手な演出もJAC俳優らしくて素晴らしいです。しかし一番面白いのは睫攴潴蕕JAC版マッチとでも呼びたいような破壊的歌唱。これ以外にも結構レコード出してたよなァ‥と思わずディスコグラフィ調べに行くぐらいの衝撃でした。この声で歌う、三浦徳子先生ご乱心!?ともいうべきド頭の歌詞〈メゾフォルテで生きればいい〉をくらって一発KOされました。最高という以外に他に言葉がありません。フォルテシモは無理なので、私もメゾフォルテで生きることを決意した平成最後の夏であります。そしてB面「真夏のRun Away」が普通に漢アーバン・メロウの名曲なのも(もちろん歌はアレですが)最高のひとこと。

試聴:「睫攴潴蕁織櫂札ぅ疋・バラニー」
試聴:「睫攴潴蕁真寝討Run Away」





気を取り直し続けてまいりましょう。

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【7"】エンドレス / マドンナ (ALFA)
いなたい、なんといなたい‥このルックス。今見るとチューブの三番か四番煎じぐらいに見えますが、この山岸哲と杉浦英治の二人を中心とするエンドレスというグループ。アマチュア時代からコンテスト荒らしで知られた猛者だそう。各所のバンドコンテストで優勝しまくり、84年に満を持してこの「マドンナ」でデビュー!これが死ぬほどキャッチーな爽快モータウン・ビート超名曲で、先ほどの無礼な発言をスライディング土下座で謝罪します(笑) 真夏のフロアにもきっと映えると思いますよ。ぜひ!

試聴:「エンドレス/マドンナ」





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【LP】甲斐智枝美 / VENUS (VICTOR)
昔の人は言いました。可愛い子には旅をさせ、可愛いアイドルにはサンバ歌わせよ、と。アイドルのフレッシュかつキュートな魅力を伝えるのにサンバ・ポップほど優秀なフォーマットはないじゃないの、と。スタ誕アイドル、甲斐智枝美の2ndアルバム「ヴィーナス」にもこれがアイドル・サンバのお手本や!と言いたくなる名曲「ひみつDEサンバ・ゆられTEヴィーナス」が収録されています。森雪之丞作曲のグルーヴィ・サンバ・ディスコ、音にはばっちり乗ってるけど意味がなさそうで実はある、いやほんとはない!みたいな康珍化の歌詞もアイドル・サンバに於いては100点。やっぱりこれでなくちゃね。チェミィの声はこういう楽曲を歌うためにあると思います。曲のハイライトはワンコーラス歌い終わった直後の『ダンスィーン!』というシャウト。あとサバンナバンド風のパーラー・スウィング「なんだかジェラシー」もお薦めです。

試聴:「甲斐智枝美/ひみつDEサンバ・ゆられTEヴィーナス」
試聴:「甲斐智枝美/なんだかジェラシー」





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【7"】西岡たかし / 倖せの魔法 [B面] (VICTOR)
フォーク系ミュージシャンがレゲエをやると、どことなくほわっと温もりのある仕上がりになってすごく好きなんです。小室等や井上陽水、南こうせつ然り。皆さんだいたいレゲエというか裏打ちリズムを取り入れた名曲があるんだよな。元五つの赤い風船、フォーク界の大御所、西岡たかしにもやっぱりあります。ジャケット写真面白すぎてそれだけで6割ぐらいは満足した気分になるんですが、79年シングル「愛情リンゴ」のB面に収録されている「倖せの魔法」もスウィートなフォーク・レゲエ風の佳曲。ヴィブラフォンのトレモロやグィロの牧歌的な音色も曲に柔らかな表情を与えてて微笑ましいですな。

試聴:「西岡たかし/倖せの魔法」





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【7"】ペドロ&カプリシャス / 無口な夏 (COLUMBIA)
ペドロ&カプリシャスの84年発売シングルで大人の夏にも介入していきましょう。三代目ヴォーカリストの松平直子のウエットで情熱的な歌が夜を彩るアフロキューバン・アダルト・コンテンポラリー「無口な夏」。さらに夜は深度を増してB面「GAFIEIRA NIGHT」へ突入。ガフィエイラというのはペアで踊るブラジルのサロン・ダンスのこと。しっとりと濡れたまま纏わりつくような密着度高いアダルト・オリエンテッド・サンバで、これまためくるめく夜を演出しそうな逸品。いよっ、この助平。








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【LP】加山雄三 / 愛する時は今 (TOSHIBA)
若大将もやって来た、ユゥ!ユゥ!ユゥ!80年にリリースされた15作目となるオリジナル・アルバム「愛する時は今」。テクノの若大将として昨今人気の「メガロポリス・サンシャイン」のアルバム・テイクが収録されているのも嬉しいポイントですが、ナツカヨ的には村岡健編曲の若大将ゆうゆうAOR最高傑作「渚を走る娘」を激推ししておかなければなりません!スリリングなメロディに低音と高音のリッチなダブルトラッキング・ヴォーカルが痺れるほどかっこいい。加山雄三の低音ヴォイスってものすごくゾクゾクしませんか。ラテン・パーカッションのエキゾチシズムと、ピュイイーーーンと唸るプログレちっくシンセの対比も面白いですよね。作詞は岩谷時子先生。渚で出会った娘とは最後別れに至ったようですが、この〈娘〉に光進丸の姿を重ねてみるのも2018年夏流の楽しみ方。《さよならさえもぼくには伝えないで 波間へ帰る うしろ姿》って歌詞が沁みてくるでしょう?

試聴:「加山雄三/渚を走る娘」
試聴:「加山雄三/メガロポリス・サンシャイン (Album Version)」




で、いよいよ前半戦のラスト。
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【7"】角松敏生 / NO END SUMMER (RCA/air)
なんとなく正統すぎて選出するのを躊躇っていたんですが、今年は遂にピックしてしまいましたよ、夏男。角松敏生の85年発売シングル「NO END SUMMER」はカドマツ流 I SAW THE LIGHTと言える感動的なポップ・クラシック。角松のレコードを聞く時ってどうしても高水準なサウンド・メイキングに耳が行きがちだけど、メロディメイカーとしても超一流!と再確認しやすい傑作だと思っとります。「GOLD DIGGER」収録のLPバージョンもすごく好きなんですが、このシングルテイクはエンディングが長めで人気のバージョンですね。終盤のゴージャスな展開は聴き応え抜群。そしてなんと言ってもB面にアルバム未収録の極上アーバン・ブギー「YOU'RE NOT MY GIRL」なのが嬉しいじゃないですか。ナツカヨに相応しい角松最強の夏Wサイダーで今年はNO END SUMMER!






前編はひとまずここまで。
後編も面白きレコードがご用意出来るようにがんばりますので
明日またお目にかかりとう存じます。

繰り返しになりますが⤵︎⤵︎⤵︎

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特集:ナツカヨ2018 夏の一枚。は22日(日)午前11時からの開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌23日(月)からの対応となります。
受付開始以前にお問合せを頂戴しても返答できかねますので
あしからずご了承くださいませ。


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です。どうぞよろしく。


※これまでのナツカヨ特集につきましては
当ブログのカテゴリ【ナツカヨ】から10年分遡って見ることが出来ますので、
暇をお持て余しの皆さまよろしければどうぞご覧くださいませ。

ほら、例の。夏に聴きたい国産歌謡だけを置いてるってレコード海の家。
今年もやるみたいよ。ねえ、聞いてる?

2017年も開店するってよ、夏かよ。後編。
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ナツ・カヨ=夏・歌謡 (※歌謡は広義に国産音楽という解釈)。

レア度や価格にこだわらず、大いなる独断と偏見で選ばれた夏に聴きたい国産歌謡音盤を勝手に紹介してきて10年目。昨日の前編に引き続き本日は後編をお送りいたします。

2017年のナツカヨ開店は明日〜23日(日)11時よりの開店となっております。
何卒今年もお引き立ての程よろしくお願い致します。


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特集:ナツカヨ2017は7月23日(日)午前11時より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌24日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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※毎回フライングお問合せをいただくのですが、お問合せは24日(月)以降の受付開始となりますのであしからずご了承下さい。

さあ、では後編の出場レコードの皆さんをご紹介してまいりましょう。
はい、例によって例のごとく読みにくい長文であいすみません。


続き👉👉👉
続きを読む

夏に聴きたい国産歌謡だけを置いている空想レコ屋の噂知ってる?

おまたせしました、今年も開店します。
ナツカヨ特集2017。
natsukayo2017_web
ナツ・カヨ=夏・歌謡 (※歌謡は広義に国産音楽という解釈)。

レア度や価格にこだわらず大いなる独断と偏見で選ばれた夏に聴きたい音盤を、2008年から毎年強引にご紹介し続けてついに今年10回目を迎えるという恐ろしい事態!もっと恐ろしいのはそれに気がついたのがつい今しがた!いう事だったりして。
…という訳で10年目の気負い皆無で今年もオープンしたいと思います。

例年海の日近辺で開催していたのですが今年も予定が立て込んでしまい昨年に引き続き一週遅れの開店です。2017年の開店は明後日〜23日(日)11時よりの開店とあいなりました。お引き立ての程何卒よろしくお願い致します。


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特集:ナツカヨ2017は7月23日(日)午前11時より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌24日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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※毎回フライングお問合せをいただくのですが、お問合せは24日(月)以降の受付開始となりますのであしからずご了承下さい。

さあ、では2017年のラインナップを見て参りましょう。
いつも長文の駄文でご迷惑おかけしている上、回を重ねるごとに数で誤魔化すようになってしまい今年もかなりの長さを誇ってしまいました。簡潔に文章を書くことのできない自分の無才能を嘆きながら、いざお目汚し失礼いたしやす!


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ようこそ、ナツカヨ空想レコ屋へ。
2016年のナツカヨ特集《海が見たいの。》OPENいたしました。

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ポンセっぽい人が待ってます。

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レアーな人から気やすい人まで、今年の出演陣も個性豊かです。

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例年通り、すべてのレコードにコメントカードを付けておりますので、お買い物の参考にしてくださいませね!

ナツカヨ特集解禁でウチの店も漸く
"DIVE INTO BRILLIANT SUMMER”出来そう(*‘ω‘ *)


皆様、暑中お見舞い申し上げます。
今年の夏も何卒ご愛顧よろしくお願いいたします。


※通販・在庫/価格のお問合せ等につきましては
明日25日(月)からの受付となりますので、
何卒ご了承くださいませ。



今年もやってるらしいね、あのレコ屋。
―ああ夏っぽい国産歌謡しか置いてないって例のやつ?

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毎度ばかばかしい特集をひとつ。

レア度や価格にこだわらず、大いなる独断と偏見で選ばれた夏に聴きたい国産歌謡音盤を勝手に紹介しちゃう空想レコ屋、今年も開店いたします。2016年は明日〜24日(日)11時OPENってウワサ。

特集・ナツカヨ2016 《海が見たい。》、本日は後編をお送りいたします。


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特集:ナツカヨ2016は24日(日)より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌25日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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※自分ではクドいくらいに書いているつもりなのですが、今年もやっぱりフライングお問合せ来てます‥(-.-;)
受付開始以前にいただいているお問合せには返答いたしかねますのであしからずご了承下さい。

では出演者の皆様をご紹介いたします。
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【7"】トミー・ジュン/ 倖せの黄色いティッシュ (VICTOR)
まずはフレッシュなギャルから。元ゴールデン・ハーフ・スペシャル、ゴールデン・ハーフじゃなくてスペシャルの方。の、トミー砂川による改名ソロ第一弾。サクランボを歌った本家の向こう(というより斜め上)を張ったのか、はたまたハンカチよりも気楽な存在をアピールしたかったのか、「倖せの黄色いティッシュ」。企業物でもないのにやけにティッシュ、ティッシュと頭に残っるシーサイド・ディスコ歌謡界のあたりめ。安っぽい味わい(褒め言葉)が最高なのよ。レスラー・テーマ曲みたいなイントロと、いるのか?ってくらい過剰なベンチャーズ風エレキ音効果がサビ前でピタリと止むのも意味不明過ぎてたまらない。もし明日、店頭に黄色いティッシュたくさんぶら下げてたら皆さん来てださいますか?
※試聴「トミー・ジュン/ 倖背の黄色いティッシュ」



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【7"】水森亜土/ 恋の呪文はアパニャー・ドン! (TOSHIBA)
亜土ちゃん♡83年発売のシングル。呪文というだけあって妙に中毒性の高い〽アパ・アパ・アパ・ニャードン🎶というフレーズが印象的なこの南国様のキッチュなポップ・ソングは、元々インドネシアの歌手ウィス・ダーリアが歌ったヒット曲のカヴァー。原曲も小悪魔的な魅力に溢れてますが、そこは我らの亜土ちゃん!ねこの鳴き声風SEやDTBWB新井武士による日本語詞など遊び心を随所に盛り込んで、彼女のために作られたかのようなドンズバの仕上がり☆ちなみに当時のウィス・ダーリアを検索してみるとほんの〜り亜土ちゃんに似てる気がするの不思議。
※試聴「水森亜土/ 恋の呪文はアパニャー・ドン!」
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【7"】MELON/ P.J. (ALFA)
元プラスチックスの中西俊夫、佐藤チカを中心とした和製トーキング・ヘッズなプロジェクト、MELONのデビュー・シングル。資生堂のヤング・コスメ・ブランド〜パーキージーンの82年度CMソングとして採用されました。ギターに土屋昌巳、ドラムに高橋幸宏、フレットレスベースにパーシー・ジョーンズ、クラヴィネットにはバーニー・ウォーレル(RIP😓)という豪華な面々。そしてこの曲の肝となっているスティールパンには後のWATERMELON GROUP期に加入するヤン冨田が参加してます。先進と心地良さの同居するトロピカル・ニューウェイヴの傑作チューン!




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【7"】屋良ファミリーズ/ゴーゴー・チンボーラー[B面] (RBC)
屋良ファミリーズの琉球レアグルーヴ来た!!「白浜ブルース」入りの再発ちゃいます、オリジナルRBC7吋盤です✧琉球民謡の定番《国頭ジントーヨー》を洒脱にジャズ・ボッサ化してしまった「ボサノバ・ジントーヨー」。メロディはもちろんヨナ抜き音階の地のものなのにシェイカーとエレクトーンの演奏に乗ってクセがなく美しく響きます。ジャズ・アレンジの唱歌童謡とか近い感覚、新風吹き込みまくり。そして相対するように野性味とならず者っぽさを感じさせるB面「ゴーゴー・チンボーラー」の不良性!かっこよすぎでしょ?シャッフル・ビートのドラムに思わず痺れるウチナー・ロックステディ。これはモッドと呼んで差し支えないはず!
残念ながら盤面にビニ灼けがありA面「ボサノバ…」には結構なノイズが出てしまうのですが、オリジナル盤を手にする機会はそうない一枚ですのでぜひ!
※試聴「屋良ファミリーズ/ ボサノバ・ジントーヨー」👈要確認
※試聴「屋良ファミリーズ/ ゴーゴー・チンボーラー」



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【7"】夏生三暎/  白い吐息でモナムール (VICTOR)
白い、白すぎる…!世が世なら美白の女王の名を欲しいままにしたであろう、こちら夏生三暎(なつお・みえい)さまです。職業は女優とのこと。不勉強にて全く存じ上げませんでした。プロフィール欄の出演作には《「西部警察」(準主役)、「私鉄沿線97分署」(準主役)、「アフタヌーンショー」レポーター(レギュラー)》とわざわざ括弧付きで記載されているんですが、いずれもぱっと思い浮かばないし「西部警察」の準主役は舘ひろしだとばかり。。それはさておき内容です。蒼白!女優!!しなだれ!!!と来れば導き出される答えは歌唱力を問わないウィスパーなアンヌイ・ボッサと相場は決まっています。まるで砂の城の如き危うさ、虚構の上に立つ偶像を具現化したような存在感に我々は目を離すことが出来ない!
※試聴「夏生三暎/ 白い吐息でモナムール」
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【7"】カルーセル麻紀/ バナナ・ボーイ[B面] (日本コロムビア)
68年発売、ニューハーフ・タレントのパイオニア、カルーセル麻紀様の歌手デビューシングル。見開きピンナップジャケットも麗しゅうございますな。カルーセルさんでナツカヨときたらB面「バナナ・ボーイ」で決まりでしょ。乾いたコンガとマラカスの音色で幕を開ける南国ラテン歌謡の傑作。〽バナバナバナバナバナナ〜🍌と矢鱈にバナナを連呼する心算ありげな歌詞を、ケロリと歌いこなす豪胆さがすこぶる気持ちいい!姐さんこそ《洒落男》だよなって思ってしまいます。👈洒落男のトコはあの巻き舌で読んでくださいな。carouselmaki_bananaboy2




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【LP】ユミ飛鳥/メリーゴーランド (FORLIFE)
「バナナ・ボーイ」と来たらば、ぐぐんと時空を超えて「トースト・ガール」を呼んでこなくちゃ。82年に青山に開局された日本初のミニFM局『KIDS RADIO STATION』。音楽制作にも尽力していてオレンジ・シスターズや「Big Wave」のパイナップル・ボーイズ、そしてココナッツ・ボーイズ(のちのC-C-B)を輩出したこの局から看板娘のユミ飛鳥ちゃんの唯一LP登場。裏声コーラスに酔いしれるオールディー・テイストの1曲目「トースト・ガール」から声優も一目置きそなキャンディ・ヴォイス炸裂。ゆるゆる感と軽やかなメロディが絶妙な「NUTS TO YOU」、DA DOO RON RONならぬ「DO THE ZEN ZEN」の小気味よいビートもごきげん♪最後にKIDSステーションのジングル集を収録してるのもうれしい〜
※試聴「ユミ飛鳥/ トースト・ガール」
※試聴「ユミ飛鳥/ NUTS TO YOU」
※試聴「ユミ飛鳥/ DO THE ZEN ZEN」



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【7"】ソフトクリーム/ごめんあそばせガンバリ娘 (FORLIFE)
ついでに《ガンバリ娘》も召喚や!おまけの子c欽ドンこと遠藤由美子と大塚真美を中心にしたアイドル・グループ、ソフトクリーム。天野千英から大橋直美へメンバーチェンジ後の5枚目となるシングル。森雪之丞・作詞、後藤次利・作編曲でちょびっと早熟なテーマを歌っていたためプロト・おニャン子と称されることもあるようですが、この「ごめんあそばせガンバリ娘」もまさに!高速サンバ・ビートの導入から愉快痛快なハイテンション、ユミのロリ声をメインに可愛らしく元気なお色気を振りまいてます。ソフトクリーム楽曲の中でも一二を争う名曲だと思ってます。元気出るぅ。うっふん♡
※試聴「ソフトクリーム/ ごめんあそばせガンバリ娘」

ぎこちない振付かわいいし、後ろのゴリラ役やりたい🐵



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【7"】西慎嗣&ロード・ロード・ローディ・ミス・クローディ・グループ/ 時には恋人さながらに (VICTOR)
スペクトラムのギタリスト、西慎嗣の1stソロ「NISHI.」(桑田佳祐初プロデュース作)からのリードシングル。和製レゲエ名曲として知られるB面「DON'T WORRY MAMA」は、後にエマニエル坊や出演のクラリオンCMに起用された「すてきなトランスポーテーション」とのリカップリング7吋が発売されますが、こちらの方が断然強力ですよ!桑田節にスワンピーなファンキー・サウンドが冴える大上”タイフーンレディー”留利子参加のマスターピース。西との阿吽の呼吸で聞かせてくれます!半ばの台詞、《あかん。ボク、頑張らなあかんよぉ、ほんまに。頑張らなあかんねんよ、負けたらあかんねんよ。わかってるぅ?》ってあまりにド迫力で聴いてる方もタジタジ必至。こんなん圧倒されるに決まってますわ。
※試聴「西慎嗣&ロード・ロード・ローディ・ミス・クローディ・グループ/ 時には恋人さながらに」



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【10"】ポス宮崎とコニー・アイランダース/ ポスの“ラヴ・レター” (KING)
オッパチのハニーアイランダース、バッキーのアロハハワイアンズと並び日本の三大ハワイアン・バンドとして数えられるポス宮崎とコニー・アイランダースを今年の夏は選んでみたい!62年発売の10吋盤「ポスの“ラヴ・レター”」は珠玉のポピュラー・スタンダードの数々を甘く揺蕩うハワイアン・ムードでカヴァーした逸品。「キャラヴァン」のエキゾチシズムはスティールギターとの相性抜群だし、ラテン・リズム・アレンジの「第三の男」なども絶品ですが、この「私の青空」が白眉なのです。50年代のダークダックスを思わせる暖かく軽妙なスキャットで歌われていて耳からウロコがぽろり。えー歌モノいいやん!気品&ジェントル。至極のリラクシン・アルバムですよこれは。
※試聴「ポス宮崎とコニー・アイランダース/ 私の青空」
※試聴「ポス宮崎とコニー・アイランダース/ キャラヴァン」


さあ漸く最後まで来ました。いつもラストの1枚は『第一印象から決めてました』で一番最初に決まります。結末から構成を考えるガラスの仮面方式を採用しているナツカヨ特集。

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【7"】大橋節夫/ズボンの折目 (KING)
ポスからバトンを受けてご登場、ヒアカムズ、オッパチさん。不惑の年を越え、50にして起つ!スティールギターもウクレレも持たず世良譲と彼のグループの演奏で歌う、大橋節夫ソロ・デビュー盤。遅れてきたルーキー過ぎるけど、満を持した甲斐のある名盤です。歓喜。
先にB面「さり気ない素振りで」から聴いてまいりましょう。コロコロと軽妙洒脱な世良譲のピアノに乗せて粋にスウィングするジャズ歌謡大傑作。これだけでも間違いないのですが、A面「ズボンの折り目」の素晴らしさよ。《私がいなくてもハンカチは替えてね ズボンの折り目はきちんとつけてね あなたが一人でいるなら》自ら作詞作曲を手がけ、語りかけるように訥々と歌われるこの稀代の名曲を無視することは出来ません。淡々と刻むドラムのブラシ、ウッドベース、ヴィブラフォンの音が切なさを一層増幅させます。寂しさに寄り添い心に沁み入る、恋する大人のための歌。
※試聴「大橋節夫/ さり気ない素振りで」
※試聴「大橋節夫/ ズボンの折目」
プロモシートになってるカバー・ジャケット付きで入荷しました。年生のオッパチさん、ハンサム!!
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ということで以上が今年のナツカヨ出演者の皆様です。
毎度のことながら珍し盤の少なさをお手頃盤の量でカバーしたがるビビりん坊。

今回も前編・後編ともに全曲試聴ファイルを添付しておりますので、是非とも耳でお確かめの上、今年のお気に入りを見つけてくださいませ。

2016年のナツカヨ特集は明日24日(日)11時より店頭オープンです。
皆様のご来店を心よりお待ちしておりますm(_ _)m


しつこくて申し訳ありませんが↓↓↓↓↓
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特集:ナツカヨ2016は24日(日)より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌25日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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夏に聴きたい国産歌謡だけを置いている空想レコ屋が今年の夏も開店するという・・・。

一年ぶりにこの季節がやってまいりました。
今年もやります、ナツカヨ特集2016。
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ナツ・カヨ=夏・歌謡 (※歌謡は広義に国産音楽という解釈)。

レア度や価格にこだわらず、大いなる独断と偏見で選ばれた夏に聴きたい音盤をむりやりご紹介してしまうこのレコ屋"海の家”。2008年からひっそりと開業して今年で9年目となってしまいました。来年10周年とか考えて戦慄しています。。

例年海の日近辺で開催してましたが今年は予定が立て込んでいたため一週遅れ。2016年のオープンは明後日〜24日(日)11時よりの開店とあいなりました。

では、いざ。
今夏もあなたと海が見たい。


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特集:ナツカヨ2016は24日(日)より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌25日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴


※毎度毎度フライングお問合せをいただくのですが、お問合せ受付開始以降の返答となりますのであしからずご了承下さい。


それでは2016年のラインナップを見てまいりましょう。
毎度おなじみ、長文となっております。お目汚し御免!

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【7"】高中正義 and 楽園ガールズ/ ようこそ、夏の王国へ (Kitty)
一枚目に相応しい題名。まさに夏そのもの、名は体を表す高中正義のアルバム「夏全開」からのシングルカット。作中でも一際目立っていたキュートなトロピカル・エレレガエ〜カリプソ・ポップの傑作がちゃんと7吋で出てるなんて最高すぎ。ここで可愛らしい歌声を披露してるのは作曲家や山下達郎のバックコーラスとしても知られるCINDY。作品中では姉妹コーラスグループのEVEと共に楽園ガールズとクレジットされてます。実に完成されたサウンドで最近の音源と言われても違和感のないエイジレスな名曲♩
※試聴「高中正義 and 楽園ガールズ/ ようこそ、夏の王国へ 」


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【7"】水野ますみ/ いとしのスキャンドール (TEICHIKU)
〽刺激が強すぎたらごめんなさい〜これでも控えめなの〜抑えている〜♡と歌うのも納得。見開きジャケをと開くとドン!飛び出すダイナマイトな肢体🙈💞モデル〜グラビアアイドル出身の水野ますみ、81年の歌手デビュー盤。これがドリーミンなサマー・ポップの大名曲なのです。作詞・阿久悠、作編曲・都倉俊一の黄金コンビによるもの。消え入ってしまいそうなますみ嬢の儚い歌声を、徹頭徹尾フォローするBB5風男声コーラスの素晴らしさ!彼らが真の主役と言っても過言では・・・いや過言か(笑)
※試聴「水野ますみ/いとしのスキャンドール」
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【7"】JACK/ アグネス讃歌 (CBS SONY)
もういっちょグラビアン魂!アグネス・ラム本人歌唱と見せかけてアグネス好きおじさんの思いの丈を歌にしたリラクシンなハワイアン・ボッサ風味の迷曲、もとい名曲。『JACK』という名義ですがどこをどう聴いても浜口庫之助ですね(汗)潮騒とアグネス・ラムらしき女性のアロゥハ〜マイ・フレンド♪という囁きを随所に挿入。アグネスが歌手デビュー(77年)する前の76年に発売されてます。
※試聴「JACK/アグネス・ラム讃歌」
ちなみに元の所有者であろう《よしひこ》のアグネス・ラムへの情熱を感じる汚レコード仕様(笑)!👇👇
jack_yoshihiko



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【7"】金井克子/恋はボサノバ (日本コロムビア)
キレイどころは続く。くは〜。ナツカヨでこういう盤を紹介できるのはなんという僥倖(なかなか入らないんだもの)。金井克子の63年発売シングル「恋はボサノバ」はご存知、イーディ・ゴーメの大ヒット曲の漣健児訳詞日本語カヴァー。同時期に梓みちよも録音してますね。これはボサノバなのか?という疑問はこの時代のあるあるなのでこの際置いといて、素晴らしいの一言に尽きます。エレガント且つスウィート、なのに気風の良さも感じさせる歌いっぷり。あっという間の2分16秒、取りこぼすことなくご堪能ください!コーラスにプリムローズ、名調子の演奏のエマニアーズ・コンボ(ジャケットではエマコアーズとなってますが印字ミス)は日本コロムビアの専属バンドとして活躍した、イルカの父親の保坂俊雄率いるエマニアーズのメンバーと推測されます。レア盤!
※試聴「金井克子/恋はボサノバ」


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【7"】真帆志ぶき/ カラ・リリー・レイディ (日本コロムビア)
劇団四季がシェイクスピアの喜劇「ヴェローナの二紳士」を元にした75年のミュージカル「ヴェローナの恋人たち」。宝塚退団直後のスータンこと真帆志ぶきがヒロイン、シルヴィアを演じると共に主題歌を歌ってます。明朗なラテン・チューンのA面も素晴らしいけれど、B面「カラ・リリー・レイディ」が輪をかけて!リズミカルなパーカッションと管楽器の応酬に、ヅカで鳴らした貫禄の歌声。ヒロイン役なのに男性役がハマっちゃうのはご愛嬌。カリプソ風味のメロディでわずか90秒程しかないというのにこの爽快感はどうだろう。やはり越路吹雪直系の華のある歌い手であったことがひしと伝わる。石川晶関連盤だけでなく魅力を再度探訪すべき人だと思いますね。
※試聴「真帆志ぶき/カラ・リリー・レイディ」


ナツカヨ9年もやってきて慢性ネタ不足に悩まされているわけです(やらなきゃよかったw)。これまでも歌謡曲って言葉をだいぶ広義に捉えてきてますが、更に境界を曖昧にしていきたい2016。英詞だっていいじゃない。国籍だってどこでもいいじゃない。


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【EP】KAIMO/ HERITAGE (日本コロムビア)
というわけでハワイからの刺客、KAIMO氏をご紹介。80年に日本コロムビア委託制作(PLS規格)による33RPM EP盤をリリースしているだけの、はっきり言って謎の人物。申し訳程度に載っている英文ライナーから恐らくアジア系のハワイアンでバーのお抱え歌手だろというのは読み解けますが、詩的な表現が多すぎて肝心な情報は掴めず。しかしこの男、実に素晴らしい声の持ち主なのです。ハワイに因んだ作品を含め4曲収録していますが、中でも「He Touch My Feelings Deep Inside of Me」がインクレディブルなトロピカル・フリーソウルで本当に素晴らしい!すべての編曲をコルゲンこと鈴木宏昌が担当しているという事実になるほど、合点、合点。2016年のニューディスカヴァリー盤(だと思ってます)。
※試聴「KAIMO/ He Touch My Feelings Deep Inside of Me」


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【LP】酒井俊/ LOVE SONG (TRIO)
女性ジャズ・ヴォーカリスト、酒井俊の78年発売2ndアルバム。カナダのファンク・バンド〜H.Pライオットをバックに迎えLA録音されたライトメロウ的名作です。先のKAIMOのフリーソウル・チューンを聴いてすぐに思い出したのがダニー・ハサウェイの「Flying Easy」だったので、これをカヴァーしているこの作品を選出しました。爽快に飛翔するナイス・カヴァーですね。他にWAR「SMILE HAPPY」のチャーミングな日本語カヴァーもまさに《イイ感じ》で夏に相応しい♪ 
※試聴「酒井俊/Flying Easy」
※試聴「酒井俊/ SMILE HAPPY」


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【7"】井上大輔/ AT THE CLUB HOUSE (FUNHOUSE)
サントリーのウイスキー「OLD CLUB HOUSE」CMソングに起用された曲で、実際のCMでは主演のジョン・ローンがピアノの傍でグラス片手に歌っていたのを覚えておられる方もおいでと思います。こちらは88年にシングル発売された作者自ら歌う自演盤。スタンダード・ナンバーだと紹介されても納得してしまいそうなオールドタイミィで耽美なジャズに仕上がってます。サックスはゲッツ・マナーかな?。流麗なストリングスとヴィブラフォンの音も実にロマンティックで、恍惚のヴォーカルと相俟ってラグジュアリーな雰囲気が一層高まります。

ジョン・ローンのCMはこちら👇



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【7"】葉山レイコ/ オフショアの恋人 (POLYDOR/lollipop)
80〜90年代を牽引したセクシー・タレント、葉山レイコの汚れを知らぬアイドル歌手時代のデビュー盤(86年)。小島(児島)由美の作詞曲による「オフショアの恋人」は透明感あふれる歌声が耳に涼しいサマー・ブリーズ・メロウ。大胆すぎるポップ解釈の「Lover Come Back To Me」を聴かせるB面も衝撃的。意味不明なキャッチフレーズ《ハワイアン族のマドンナ》を引っさげて活動していたものの結局鳴かず飛ばずで後の路線に宗旨替え。セクシーな国民的マドンナとなられたという立身出世物語。
※試聴「葉山レイコ/オフショアの恋人」
※試聴「葉山レイコ/ Lover Come Back To Me」


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【7"】1986オメガトライブ/ Brilliant Summer (vap)
山下達郎「Come Along」や杉山清貴&OT時代の「カマサミ・コングDJスペシャル」の流れを汲むDJナビゲート入りのコンピレーションアルバム「DJ SPECIAL」を発売した1986オメガトライブ。この時に新曲として収録された「Brilliant Summer」はシングル発売や他アルバムへの収録もなかったけれどファンの間では隠れた名曲として知られた存在でした。ブラジリアン・テイストのキラキラした極上のサマー・チューン。エレガントな転調に思わず息を飲みます。そ、れ、が!プロモオンリーで7吋化されていたのです😭 し、か、も!曲紹介DJが入ってない完全版で😭😭とうちゃん、おれは今猛烈にカンドーしている!片面シングル。
※試聴「1986オメガトライブ/ Brilliant Summer」


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【7"】つなき&みどり/ 甘えてもいいわ [B面] (POLYDOR)
三原綱木と田代みどりによる夫婦デュオの75年シングル。この次の7吋「Jの5番」発売後に別居/離婚〜解散を迎える流れを知らずとも、ジャケから《もうあかん》感が漂ってしまっているわけですが、作品の方はええ塩梅の成熟加減。作編曲こそ綱木ですがもはやみどりのソロと言っても過言でないB面「甘えてもいいわ」。嗄れ気味の声で囁くようなヴォーカルがセクシーな大人のボサノヴァ歌謡、「Lovin' You」ばりの〽シャララララがまたたまらないの。須藤薫/平山三紀「やさしい都会」あたりにも繋がる世界観で好事家の心を掴むのではと思います。
ナツカヨということでB面を選抜しましたがA面「あなたも数のうち」は二人の掛け合いも熱く初期の作風色濃いファンキー・フォークで最高です!
※試聴「つなき&みどり/ 甘えてもいいわ」
※試聴「つなき&みどり/ あなたも数のうち」


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【7"】島田歌穂/ 海が見たいの [B面] (TRIO/Ray)
さて前半戦のラストに今年のピンナップ・ガール登場です。ロビンちゃんcがんばれ!ロボコン〜「マンガチックロマンス」でアイドルとしてデビューした島田歌穂。ミュージカル「シンデレラ」出演を機に舞台女優として大人っぽくイメージを刷新した82年の4thシングル。B面に収録の「海が見たいの」は小川知子が74年に発表したなかにし礼×筒美京平のペンによる隠れた傑作のカバーです。この歌、ほんと大好き。完熟期録音の小川版と比べ、まだ10代の島田版。年若い分清廉な印象ですが、丁寧に歌われていて好感もてる♩ドラム、ギター、サキソフォン…ロック度を濃いめに打ち出してる演奏で程よくバランスがとれてます。《潮風がたわむれに あけたページを 読みかえし むかしの自分に逢いたい》 今歌っているところも聴きたいナァ。
※試聴「島田歌穂/ 海が見たいの」


・・・と前半はこのような内容になっております。
明日は後編やりますよ。いいレコまだまだ控えておりやす。

2016年のナツカヨ特集は明後日24日(日)11時より開始です。どうぞお楽しみになさっててくださいまし。!


繰り返しになりますが↓↓↓↓↓
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特集:ナツカヨ2016は24日(日)より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌25日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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過去のナツカヨ特集についてはこちらの《カテゴリ:ナツカヨ》からご覧いただけます。
やや重ためですが、お暇なら見てよネ✧

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ナツカヨ空想レコ屋オープンしました!!
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お天気いいいですね!!気分がいいですね!!
梅雨明けしたかな?絶好の海の日。

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今回は結構な量になりまして、4箇所に飾っております。

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今年も全部にコメントカード付けておきました!

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イイ女岡田奈々とともに待ってるよ!

夏に聴きたい国産歌謡だけを置いている期間限定の空想レコ屋が今年も海の日にオープンするという・・・。

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夏に聴きたい国産歌謡をナカレコ的独断と偏見でチョイスする特集企画、ナツカヨ。8年目を迎える今年もなんとか無事に開催ができそうです。

音楽の翼ならどこまでも高く舞い上がれる。
本日はナツカヨ特集2015〜夏の翼。の後編を執り行います。

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特集:ナツカヨ2015は20日(月・祝)より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌21日(火)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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※毎度毎度フライングお問合せをいただくのですが、お問合せ受付開始以降の返答となりますのであしからずご了承下さい。


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【7"】上田正樹/ハーダー・ゼイ・カム (POLYDOR/Kitty)
上田正樹KITTY時代の難関7吋がついに来た!もちろんジミー・クリフが歌った伝説的レゲエ映画主題歌、しかも日本語カヴァーなんて・・・その事実だけでも好事家にはたまらない存在ですがこれ内容もホント最高。コーネル・デュプリー、リチャード・ティーを擁するフュージョン・バンド、スタッフの演奏にオーヴァーダブ録音されたものですが、無理や違和感を感じさせることなく血肉化に成功。ゴスペル風の女性コーラスを配する事によって上田正樹らしいソウル・レガエに到達してます。お見事。編曲は星勝、日本語詞を担当してる森田純一とはモップス「雨」が繋ぐ縁でしょうか。
※残念ながらジャケット・カット、A面にプレスミスがあり若干プチ音出る箇所あります…(´;ω;`)
※試聴「上田正樹/ハーダー・ゼイ・カム(日本語ver.)」


kaja
【7"】Kaja/サンバ・ストリート [B面] (discomate)
ポプコン・世界歌謡祭出場の博多出身バンド、Kajaのデビュー・シングル。カジャ、ではなく、カヤ。主にウェストコーストAORの楽曲を得意としていたそうですが、こちらB面に収められた「サンバ・ストリート」は心地よさ満点のサンバ・ポップ。庄野真代を髣髴とさせるややハスキーな女性ヴォーカルの成熟した魅力と、リラクシンな雰囲気から徐々に高揚するサンバのナチュラルな充足感のコントラストも素晴らしい。星勝プロデュース&アレンジ。
※試聴「Kaja/サンバ・ストリート」


starbow
【7"】スターボー/サマー・ラブ (POLYDOR)
スターボーの3枚目にしてラスト・シングル。地球に「A・I(愛)」を伝えるためにやってきた宇宙三銃士、っていうデビュー時のコンセプトが衝撃すぎて以前は地味な普通のアイドルポップだななんて思っていたのですが。噛めば噛むほどに愛しさを増す極嬢サマー・サンセット・メロウ。切なさを煽る三連カスタネットがにくいよ!大人の事情に振り回され不運のアイドルといえるでしょうが、あの登場がなければこれもないのかと思うと…まこと縁は異なものであります。
※試聴「スターボー/サマー・ラブ」


banana
【7"】BANANA/エスパドーリュ [B面] (COLUMBIA)
日本バナナ輸入組合・JBJAの89年キャンペーン・ソングというどニッチな隙間産業。キッチュなサーフィンUSA歌謡のA面も企画物にしては上々ですが、ペット・ショップ・ボーイズちっくなトロピカル・エレポップ「エスパドーリュ」の方が気持ちええのでB面を採用。ここ数年履いている人よく見かけるし。秋元康プロデュースで山川恵津子アレンジという事でおニャン子〜うしろゆびフォロワーっぽいキューテストな一曲。舌足らずな声も高ポイントでさ。
※試聴「BANANA/エスパドーリュ」


welcome
【7"】WELCOME/ センチなサマー・ソング[B面] (VICTOR)
最近では頭脳警察のギタリストとしても活動する菊地琢己率いるバンド、ウェルカムの82年シングル。ポップなハーモニーを活かした西海岸AORサウンドにのせベーシスト江川宏がソフトな歌声を聴かせるB面が特にいイイ!その名の通りにとても「センチなサマー・ソング」していて胸きゅん。
※試聴「WELCOME/センチなサマー・ソング」


the station
【7"】ザ・ステーション/ REMEMBER SUMMER BREEZE [B面] (POLYDOR/Lollipop)
な!えせチューブ!!と思わず呟いてしまいました。名前、ジャケから洩れいづる飛沫オーラがなんとも言えない86年シングル。全然レイドバックしてないバキバキA面に眩暈をおこしかけていたけど、B面聴いたら目が覚めました。歯切れのいいキラキラ摩天楼サウンドのシーサイド・メロウ。勢い余ってちょっとまぬけな拍子木の音が入ってるの、バブルの勢いを感じるなぁ。清水健太郎風のとっぽいヴォーカルも伊達男してて最高。
※試聴「ザ・ステーション/REMEMBER SUMMER BREEZE」


think tank punk
【7"】Think Tank Punk / MAYBE STILL I LOVE YOU (朝日ミュージックサービス)
朝日放送公開バラエティ《ヤングプラザ》をご存知ですか?キダタローがMCを務める関西アマチュアバンドの登竜門的名物コーナーがありまして。番組での演奏と売り込みの弁を500枚レコード化し、関西の協力レコード店にて一定期間販売➔ノルマを達成すればメジャー流通、達成出来なければ原盤を観客の前でトンカチで割る、という企画。この関連盤も数々発売されてますが、番組内の演奏を音源化するので些か頼りないフォーク調のものが多いのです。しかしこのThink Tank Punkという京都のバンドはヤンプラらしからぬセンスを炸裂。パワーポップにも接近しそうな疾走感のあるポップンロールで実に痛快。売り込みの弁で目標とするバンドはレイジーと答えており、なるほどな!と膝を打ちました。番組内の結果はどうだったのか、うーむ気になる〜。
※試聴「Think Tank Punk / MAYBE STILL I LOVE YOU」


cat walk
【7"】CAT WALK/ Bonita (NOW PRINTING ?)
謎の自主制作盤。作曲も担当している〈SHINJI BABA〉という人物を中心とした5人組バンドで、芦屋市のMUSIC CITYというスタジオで録音されたという事の他はまるっきり詳細不明なのですが、これがかなりのディスカヴァリ盤で驚愕しております。80年代初期辺りの音だと思われますが、自主盤とは思えない切れのある演奏と洗練されたソングライティング・センス。ダンサブルなAORというか夏っぽい爽やかなシティ・ソウルで初期のCharに通ずるトコロありますね。レーベル名なのかなんなのか❝NOW PRINTING❞ってのが混乱を誘ってて更に好きになりやした。レコードストア・デイで復刻してほしいわ〜。
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※試聴「CAT WALK/ Bonita」


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【7"】舟倉たまき/気分はレッド・シャワー (COLUMBIA)
ここ数年の間に林哲司グレイト・ワークスとしての評価が安定してきた女優・舟倉たまき(現:舟倉舟由佑子)の歌手デビュー・シングル「気分はレッド・シャワー」(牛乳石鹸CFソング)。爽やかなサバンナ歌謡風味のシティ・ポップ大名曲。アイドル・ポップスほどの媚態もなく、ニュー・ミュージックほどコンシャスでもなく、ふわふわと危ういバランス感覚も含めて愛おしいサマー・ジェムズです。
※試聴「舟倉たまき/気分はレッド・シャワー」


sakakibara ikue
【7"】榊原郁恵/真夏のファンタジア (COLUMBIA)
幾度となくスルーかましてしまってた榊原郁恵のピーター盤、杉真理作曲・船山基紀編曲によるコーラスワークバツグンのAOR的美メロ・ナンバーで夏にぴったりだったのです。しかも大衆性と透明感、ほどよく歌唱力を備えた郁恵ちゃんの声は理想的なアイドル・ヴォーカルだし、こんなに安くていい盤に気付かなかったんだろ。と反省しきり。しっとりモイストしてるB面も素敵なんだな♪
※試聴「榊原郁恵/真夏のファンタジア」


hamada juri
【7"】浜田朱里/カンゲキ・ドウトウ・サンバ [B面] (CBS SONY)
制作の経緯を知りたくなる浜田朱里の北方領土返還7吋。B面には北の大地から届けられたマジカルなご当地歌謡「カンゲキ・ドウトウ・サンバ」を収録。これが道東地名を織り込んだコミカルな軽快サンバで絶品。作詞曲は演歌や音モノの仕事が多い中山大三郎で仰天してます。高田弘の編曲に依るところも大きいでしょうが、古田喜昭楽曲を歌うシュガーのようなコケティッシュさ。これいいな〜カンゲキしました!
※試聴「浜田朱里/カンゲキ・ドウトウ・サンバ」


mitsuya yuji
【7"】三ツ矢雄二/もう一度だけ・カーニバル (KING)
三ツ矢雄二愛を隠さない店です。ちょっとスタイリスティックス「愛がすべて」感もある華麗なるサンバ・ディスコ。大サビの下からすくい上げるような堂々たる歌いっぷりが高湿度でくせになりそう。そんなグレーゾーン歌謡がまさかのフジテレビ時代劇スペシャル《二人の武蔵》挿入歌(!)というクレジットにちょっと動悸が止まりません。見、見たすぎる。。
※試聴「三ツ矢雄二/もう一度だけ・カーニバル」


slapstick
【7"】スラップスティック/ココナッツ・エンジェル (CANYON)
これも三ツ矢雄二愛。なぜか夏になると聞きたくなってしまう、野島昭生、古川登志夫、曽我部和行、古谷徹、三ツ矢雄二からなる芸達者声優集団スラップスティック。コーコココココココーコナーッツ♪ってキャッチーなフレーズがごきげんな、ソングライター森雪之丞の魅力光るオールディー・ビーチ・ポップ。途中に挿入される恥ずかしいミニコントとジャケも最高でしょ?
※試聴「スラップスティック/ココナッツ・エンジェル」


kaneo yoshiro&west
【7"】金尾義郎&WEST/東京トゥナイト (EPIC SONY)
博多のライヴハウス・照和にも出演していた《福岡からの熱い風》こと金尾義郎&WESTのデビュー曲。これがまさかの本格ロック・レガエ、めちゃめちゃクールです。しかも編曲が木戸やすひろ!更にまさかのクレジットに驚愕し思わず二度見してしまいました。しかし何故に「東京トゥナイト」?と思ったら、東京に出てBig Chanceつかみたい!という歌。つまり「とんぼ」やね。照和時代、ともに人気を二分したという長渕剛と、花の都への憧憬を語り合ったのかしらん。
※試聴「金尾義郎&WEST/東京トゥナイト」


yuyu
【7"】ゆうゆ/サヨナラ志願 (PONY CANYON)
もしゆうゆのベストを問われたら、個人的にはまずこの88年7吋を挙げるかと思います。小森田実作曲のキラめくサウンドはそのままに、大人っぽくトーン・オフした歌声がセンチメンタルなシーサイド・ポップ「サヨナラ志願」。安全バンド〜ペグモの長沢ヒロ作曲の甘酸っぱくはずむエルボウ・ボーンズ歌謡のB面「戸惑いリグレット」。どちらも完璧で最高。そして、極めてサマー。
※試聴「ゆうゆ/サヨナラ志願」
※試聴「ゆうゆ/戸惑いリグレット」


yasuda narumi
【7"】安田成美/透明なオレンジ―愛のオレンジラインより― (徳間JAPAN)
電電公社イメージソングに起用された84年7吋。テクノ・ポップとソウルの要素が融合する南佳孝作曲・船山基紀編曲のグッド・メロディというのが大前提。しかし、すべてを凌駕する安田成美の歌唱力よ!無機質なプラスチック感と相まって、そのゆらぎの彼方に見える宇宙(という名の無)へ吸い込まれそうになるのは暑さのせいだけじゃない!安田の前に安田なく、成美の後に成美なし、という無二の存在。繰り返し聴きすぎてうっかり悟りを開くところでした(*_*;
※試聴「安田成美/透明なオレンジ」

winds
【7"】ウインズ/SUMMER BREEZE [B面] (CBS SONY/Tee)
作編曲に留まらず自らヴォーカルも執る都倉俊一プロジェクト〜ウインズの80年作。作曲家でなくSSW・都倉俊一の世界観が色濃く出たB面「SUMMER BREEZE」もこの夏愛聴したいミディアム・チューン。情感を抑えたセンシティヴなヴォーカルと幾重にも重なるロマンティックなコーラスが絶品です。
※試聴「ウインズ/SUMMER BREEZE」



hide & rosanna
【7"】ヒデとロザンナ/お天気いいですか!! (WARNER/DiscoVolante)
最後はこれで〆。珍し盤や人気盤もちらほらありましたが、今年の特集のハイライトはこのヒデロザです。83年発売。波の音とカモメの鳴き声が響くナチュラルで居心地のいいサンバAOR風。なぜだかヒデまでカタコトっぽくきこえるサビの『お天気いいですねハハー』『気分ガイイデスネ』という息のあった応酬が本当にチャーミングで胸にじんわりきてしまいます。こういうレコードを紹介したくてナツカヨ企画を始めたんだったナ。素晴らしい歌に出会えてとても幸せ。
※試聴「ヒデとロザンナ/お天気いいですか!!」


以上が今年のナツカヨ・ラインナップの全貌。
レア度にこだわらずと言いながら、珍し盤の少なさをお手頃盤の数を増やしてカヴァーしたがる小心者のレコ屋です。

前編・後編ともに全曲試聴ファイルを添付しておりますので、ぜひとも耳で確かめて今夏のお気に入りを見つけてくださいませ。

2015年のナツカヨ特集は明日20日(月・祝)11時より店頭オープンです。
皆様のご来店を心よりお待ちしておりますm(_ _)m


繰り返しになりますが↓↓↓↓↓

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特集:ナツカヨ2015は20日(月・祝)より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌21日(火)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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お時間許す方はどうぞご覧になってくださいませ。

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