中古レコ屋のあくび指南〜のんびり音を聴きませう

大阪・難波にある中古レコード店 レコードショップNAKA2号店のブログです。

カテゴリ: 純邦楽

降り続く雨にげんなり中の金曜日、少なめ新入荷レコから2枚だけしぼり出してみました。


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【LP】ちあきなおみ/ 港が見える丘 (victor)
前に入ってきたときも載せましたが、このアルバム大好きなので再掲載。ちあきなおみが「星影の小径」「雨に咲く花」「港が見える丘」「上海帰りのリル」等、戦前・戦後の流行歌をカヴァーした'85年作。この時期のちあきさんの盟友倉田信雄氏とムーンライダーズの武川雅寛氏によるアレンジは、今聴くと多少時代を感じさせてしまう、“当時としては新しかった”的要素もあります。あ〜、いかにも80年代のドラムの音だなぁ・・みたいな。好き嫌い別れてしまう要因のひとつでしょうね。しかし、歌詞にある情景を聴き手の頭と心に鮮明に思い浮かばせる歌声!この声があれば万事OK!すべてのマイナス面を打ち消す!コロムビア時代の名作群にもまったく引けをとらないと思えるのは、やはり歌っているのが変わらないちあきなおみそのものだからでしょう。
帯付美品が入ってきました。3800円


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【LP】小沢昭一(浪曲)、石丸寛(指揮):東京交響楽団/ ベートーヴェン人生劇場<残侠篇> (pop records)
作曲家:黛敏郎氏が「音楽を通して人生をエンジョイするヒントを提供できれば」という企画で制作した音楽番組「題名のない音楽会」。現在も続く長寿番組ですが、'70年に公開録音を収録したレコードが発売されてました。それがこのLP。小沢昭一が浪曲であのベートーヴェンの人生をおもしろおかしく語る&石丸寛氏指揮:東京交響楽団のオーケストラサウンドが間に絡むというビックリ仰天の企画盤。ベートーヴェンのことを「ドイツっ子だねぇ〜」とか「ベーのじ」とか、江戸っ子べらんめえ口調で呼んでんだからおもしろくてたまりません!公開録音ってことはTVでも流れたんでしょ?お茶の間にウケたやろなぁ・・。B面には「ワーグナー人生劇場<不倫篇>」を収録。こちらもおもろいっす!
帯付、盤きれいなんですが、写真を見てもらえばわかるとおりジャケットの状態が悪いんです・・。裏面は良好なんですが、表側かなり剥がれがあります。1300円

今日の新入荷から、沖縄もののLPをご紹介。

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【LP】上勢頭亨/ 八重山・竹富島のわらべうた (沖縄伝統芸能資料館)
沖縄諸島から南へ宮古諸島を経て430kmのところに位置する八重山諸島。八重山の中心地石垣市のすぐ近くにある小島、竹富島に伝わるわらべうたを現地録音で収録したのがこのLP。歌っているのは現地の上勢頭亨氏、LPの監修は高江洲義寛氏が担当。
わらべうたといってもいろいろと種類があるようで、大人数で遊びながらうたうものやひとり遊びで歌う「あそびうた」。「子守唄」・「あやしうた」の類の他にも、遊びや日常の中にとけ込んだ風習を歌う「まじないうた」、「はやしうた」という他人を囃し立てる歌などさまざまなタイプがあるよう。「はやしうた」ってのは♪いーけないんだーいけないんだー先生に言ってやろぉ〜♪みたいなヤツですね。関西では♪ゆぅたろーゆぅたろー…でしたが。いつの時代もどこの土地でも子供の無邪気さは似ておるものです(笑)
土地柄、沖縄・カチャーシー風のリズムが多いようですが、そこは子供の世界の歌。複雑な変拍子などはなく至ってシンプルな歌ばかり。意外にも琉球音階(ド・ミ・ファ・ソ・シ・ドの五音階)は少ないんですよね。わらべうたの方が自由なのか。
大人になってその多くが忘れられてしまう「わらべうた」なれど、こんな形で残してもらえるのは羨ましいですよね。どこにでもわらべうたってのはありますが、誰に教えられたか?誰に教えたか?まったく覚えてません。子供には子供の社会があったんだなぁ…なんて、なほあまりある昔なりけり。帯付・美品にて到着です。2500円

久々に沖縄音楽LP入ってきました。偉大なり、マルフクレコード。

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【LP】フォーシスターズ、嘉手苅林昌、喜納昌永、亀谷朝仁グループ他/ 祝いうた をどり歌 (maruhuku)
収録アーティスト見るだけでワクワクしてきますね〜!タイトル通り、沖縄に古くから伝わる祝い歌&踊り歌を集めたLPです。以前入荷したURCレコード盤『日本禁歌集三 沖縄春歌集〜海のチンボーラー』の危ない雰囲気とはまた少し違う味わいですね。とはいえしっかり「海のチンボーラー」入ってるけど。
クレジットがないのでいつリリースされたレコードかわかりません。FFWって規格番号は70年代中期ころに使われていたような気もするんですが。盤ピカピカ、ジャケット内側にシミあります。2枚組、4800円
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なんて鋭い目なんだ!


LPには入ってませんが誠仁さんも。この動画大好きなんです。早弾き!

インフルエンザ怖えーす・・。

梅田三番街CDセールまだまだ続いてます。19日までやってますんで是非とも見に来て下さいね。

せっかくの土曜日なのにあいにくの雨模様。そんな中やってきてくれた至高の津軽三味線作品をご紹介。

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【LP】高橋竹山、竹与/ 津軽三味線〜高橋竹山1978 (sony)
'75年の『民謡の心を語る』から3年ぶりにリリースされた竹山先生とその弟子竹与さんのデュオ作品。あのジャンジャンで録音してるんですね。A面には3曲の二重奏曲(「新じょんがら二重奏」「あいや二重奏」「よされ二重奏」)を収録。それぞれ津軽の代表的な民謡ですが、二人の自由な即興演奏で聴くと全く新しい楽曲に聴こえてくるから不思議です。B面には即興性&独創性を極限まで高めた即興曲「岩木」を収録。A面の曲には最小限の約束事は決めてあるんだろうなぁと思わせる部分もあるのですが、この曲にはそういうものはほとんど感じません。フリーキー!演奏会のラストは必ずこの「岩木」で締めるそうです。場内大興奮だったんだろうなぁ・・。
ソニーさんのマスターサウンド・シリーズからの発売、盤に少しスレありますが音には影響ありませんでした。1800円

天才箏曲家、沢井忠夫のアンソロジー箱入ってきました。

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【CD】沢井忠夫/ 凛〜沢井忠夫アンソロジー〜 (kyoto records)
'97年に亡くなった後、大量に発見された未整理の未発表音源の中から激選された37曲をCD6枚に収録。沢井忠夫32歳時のリサイタル音源('69年)から、スペイン・マドリッドでのラスト録音('96年)までと録音時期はかなり幅が広いんですが、どの音源も貴重極まりないものばかりです。邦楽ジャーナル編集長田仲隆文氏によるインタビューを収録した特典ディスク&解説書付。
CDは特典ディスクを含め全て未開封。外箱の状態も良好です。13800円
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