1984年に思いを馳せてみます。いきなりです。
84年といやぁ米国ではライカヴァージンでフットルースでボーンインザUSAな感じ。英国ではカフェブリュでバンドエイドでスムースオペレイター。ここ大和の国では涙のリクエストでグーグーガンモで浪花節だよ人生は。いやー今となってはどれもいなたさを少なからず感じさせるラインナップです。悪いということでなく。当時を知る年代の方々にとっては、この見え隠れするいなたさもタイムスリップへの鍵でしょうか。

pale_fそんな84年の中にあって一際燦然と輝くキラ星のごとき一枚、PALE FOUNTAINS/Pacific Street。今日のお客様です。ネオアコなんて哀しすぎる分類もご愛嬌、20余年経った今だからこそはっきりとした確証を以って「エヴァーグリーン!」と言える良いアルバム。ロックのフィールドでジャズやブラジル、サイケにソウルの粋を取り入れ遊ぶ様は若さ故なんだろうか…フットワークの軽さと純音楽さを思わせます。久々に聴き直してみて、個人的に「金曜日は別れのとき(Beyond Fridays Field)」の思わせぶりなトランペットがグッと来てしまいました。“Unless”“Crazier”も良いですね〜、昔は“Start a War”だったんだけどな。聴く時の状態で色んな面が見えてきます。

84年にお年頃を迎えていなかった世代にとっても、思わず胸に来るまさに青春の一枚と言えましょう!!しかし青春時代にこれが流れてたって人はやっぱり羨ましいです。だって絵になるもの、ライフタイムサントラですよこれは。

入って参りましたLP・・・勿論UKオリジナル。ジャケット・盤共に美品ッス。
他にも英国NEW WAVEちっとばかし入荷してます。ほとんどUK盤、但しへなちょこも多め…只今出荷作業中ですッ!!

PALE FOUNTAINS/Pacific Street (Virgin) UK orginal 3800円