中古レコ屋のあくび指南〜のんびり音を聴きませう ナカ2号店のブログ

大阪・難波にある中古レコード店 レコードショップNAKA2号店のブログです。絶賛音盤買取強化中!お問合せはTEL、メールにてお気軽にどうぞ。

カテゴリ: EP/7inch

世界は45回転で回ってる。今日はシティ・ポップ、7吋で聴きやがれ、の巻。

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【7"】佐藤博/パラダイスへ (COLUMBIA)
ギャッ。これだけでもういいかな、なんて思ってる。佐藤博の76年発売・1stアルバム「SUPER MARKET」からの7吋。カリフォルニアのエレクトラ・スタジオでエイモス・ギャレットらとのセッションで録音された名盤から「パラダイスへ」です!吉田美奈子への提供曲をセルフカヴァしたもので、極上のトロピカル・メロウとなっております。ジョー・ララのパーカッションとスティーヴ・フォーマンのマリンバが艶のある歌声を心地良く彩っておりますなぁ、ホント最高。風景描写と心象描写がクロスオーヴァーする歌詞は荒井由実が担当。ジャケットにパンチカット、テープ跡・小破れなどあってジャケあまりよくありませんが、珍しい7吋だと思います。 3000円


city_mizobuchi
【7"】溝渕和雄/ランブリング・ボーイ (WARNER/PIONEER)
続きまして溝渕和雄の77年作。元・谷岡としおとトム&ジェリーズのカントリー系ミュージシャンによるパイオニアのシステム・コンポCMソングとして発売されたものですが、これがいい感じのレイドバック・ナンバーで素晴らしいのです。A面は英語版、B面は日本語を収録しているのですが、シティ・ポップ選ということでここは日本語版押しで。作曲は瀬尾一三、編曲に木森敏之と、なんとなく意外な名前が並びますが、上の佐藤博や小坂忠あたりを思わせる抜きどころを心得た気持ちよさ。軽やかなソウル・フィーリングとあいまってもうたまらんのですが。非常にオススメです。1000円



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【7”】かまやつひろし/サテンドレスのセブンティーン (TRIO)
続きましてムッシュ!こちらも77年発売のシングル「サテンドレスのセブンティーン」はいかがでしょう。メロディ自体は比較的シンプルなロックンロールながらムッシュがそこで終わるはずもなし。島武実による伊達男然とした歌詞(一聴したときは阿木耀子かと思いました)と、タイトなストリングスが大人のラグジュアリー感を完璧に演出しています。林哲司:編曲、さっすが!ああ、ぜひとも矢沢永吉によるカヴァ熱望です。B面「サマー・ラブ・アゲイン」がまた非常に素晴らしく。爽やかなエレピ、ゆらぐペダル・スティール、素敵過ぎるサマー・アンセム。もう少し入荷早ければナツカヨだったのに!1200円



city_kamebuchi
【7"】亀渕友香/ひとりぼっちのトランプ[B面] (POLYDOR/Kitty)
ゴッド姉御、亀渕友香さんもいらっしゃるわよ。みたび77年。《酔いどれ天使のポルカ》の副題通りのオールドタイム風ナンバー(やたらにギターソロが挿入されるのは多分編曲の星勝の所為)「ジグザグ」のB面に収録されている「ひとりぼっちのトランプ」!こちらも極上グルーヴです。滑らかなギターとメロウなピアノ、ポコポコのパーカッション…からの抑制の効いたヴォーカル。この上もなく素晴らしい導入、最高に好きです。艶々のシズル感を湛えて徐々に黒っぽいグルーヴを漲らせながらも、あえて演奏と対比するようなフォーキーな歌唱がいいんです!いいんです!クワイア風の大人数コーラスがまたもう泣かせるんだ。問答無用の大名曲!!1200円



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【7"】ザ・キングトーンズ/涙のグラジュエーション・デイ (SMS)
グンナーイグナーイベイビー!キングトーンズの81年シングル「涙のグラジュエーション・デイ」も入荷しています。コンビネーション抜群のコーラスワークに内田正人氏の高音テナー!なんてジェントルなのでしょう。もはや安心感の域ですね。作詞:橋本淳、作/編曲:勝山俊一郎。卒業をテーマにした青さとエモーショナルたっぷりの歌詞をベテランのおじさんたちが熟練のオールディーズ〜ドゥーワップ・サウンドにのせて洒脱に歌いきっています。シビレル!!これぞポップ・コーラス名曲でありますな。1000円

大繁盛、いと嬉し。売れると仕事が楽しいと感じる単純なワタクシでございます‥。

今日も簡単に一枚だけ。というか1セットだけ。

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【7"】KAY STARR/ sings (crystalette records)
以前に彼女のUS10吋盤が入ったときもかなり驚いたんですが、なんと7吋4枚組セットなるものが入ってきました。内容は10吋盤と全く同じで、全8曲を7吋4枚に収録してます。SP盤アルバムで良く見られるブック型の収納ジャケがいい味出してる〜!盤は綺麗なレッド・カラー・ヴィニール。10吋よりもタントツで珍しいと思うのですがどうでしょう?盤に薄いスレ少々あり、年代考えたらかなりキレイな方です。9800円
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ふざけた大臣のせいで気分がわるい月曜日ですが、レコードはいろいろと届いているのです。シングル盤ひとつかみしてみました。

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【7"】加藤みどり/ レッツ・ゴー・サザエさん (toshiba)
火曜サザエさんの挿入歌、「レッツ・ゴー・サザエさん」入ってきましたー!作詞:北山修、作・編曲:筒美京平。傑作モータウン歌謡として評価される日曜サザエさん主題歌「サザエさん」のほうももちろん好きが、個人的にはこの曲こそがサザエさん!なのです。程よいグルーヴとみどりさんのハツラツ歌唱、楽しいメロディーにパヤパヤコーラス・・・これぞ和製ソフトロック!な完成度。素晴らしいです。高橋和枝が歌うB面「カツオくん」はカツオのナルシストっぷりが存分に発揮されたセンチメンタル・ロッカ・バラード。これもいい!盤に薄いスレ有、珍しいシングルだと思います。6800円
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【7"】ピート/ 悪女のスカーレット[B面] (philips)
風貌:伸ばしたヒゲはアフロ・キューバン風。出身地:東京の片隅。彼の過去はわからない、現在わかっているのは彼の日本人離れしたバツグンの黒っぽいフィーリングだけだ!!・・・とにかく謎だらけな演出されてる男、ピートさんの7吋。ファウスト・チリアーノみたいなA面「悲しみ」(作詞:阿久悠)は予想通り過ぎてため息でちゃいますが、問題はB面「悪女のスカーレット」。これがその辺のGSなんぞ問題にならん程のぶっ飛びサイケ・グルーヴなのです!ドアーズばりのオルガンも少しだけ登場。少しだけで十分。歌がすごいもん。そして曲が進むにつれてディープ・ソウルぽさも出てくるという。なんなんだこのレコードは。ジャケットにシミ、小さい破れ有。盤薄いスレ少々。2500円


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【7"】三橋美智也/ 蝶々とかかし[B面] (king)
先日ツイートしたミッチーの7吋「旅人の子守唄」(「ちょっとお話ししませんか」B面)があまりに素晴らしくて、以来70年代前半のミッチー盤が気になってしょうがないんですが、今日入ってきたこのシングルのB面も弾けてました〜!作詞:永井ひろし、作曲:中野忠晴、編曲:上野正雄の’70年作。演歌しか歌わんぞ!ってな雰囲気ありありのミッチーがですよ、イントロに激烈アフロキューバン・パーカションが入るリズム歌謡歌ってるんですからたまりません。すごい爽快!サビの“ほいでもってサ〜ほいでもってサ〜”の伸びが圧倒的!ミッチーほんと好きだわ〜。盤に微スレ、1000円


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【7"】松尾和子/ 幸福すぎて[B面] (victor)
奇盤が続いたんでそろそろ正統派を。松尾和子の’62年作。両面素晴らしいんですが、オサレ度高しのB面を押しちゃいます。作詞:山上路夫、作・編曲:いずみたく。ゴールデンコンビすなー。大橋喬とナイトシックスのお洒落な演奏と澄んだ歌声が見事にマッチしたほのぼのジャズ歌謡。飛んだり跳ねたり踊ったりのレコードでは決してないですが、これほど胸ときめくレコードってのもそうはありません。盤に薄いスレ少々、ジャケ右下にパンチ穴。2000円


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【7"】ロマン・タム/ お嫁になってよベイビー[B面] (minoruphone)
今日B面押しばかりだな・・。作詞:なかにし礼、作・編曲:鈴木邦彦によるロマン様の’75年作。入ってこないかな〜なんて思ってたら割とすぐ見つかりました。B面の超絶ポップっぷりは相当です!フォーリーブス、いやアンデルセンでもいいからカヴァーして欲しかったぜ。アイドル歌謡として完璧にハマる曲調。君をひとりじめにしたい〜♪と歌うロマン様の歌声はちょっと田中星児風なのです。盤に薄いスレ、1200円

バタついております。今日も簡単に1枚だけ。ど定番、すんません・・。

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【7"】左とん平/ とん平のヘイ・ユウ・ブルース (trio)
いつの間にかオレはすりこぎだ すりこぎにされちまったんだよ♪ とん平さんのシャウト炸裂ソウル歌謡です。作詞:郷伍郎、作曲:望月良道、編曲:深町純。そうか、深町純のアレンジなんだ。黒人音楽エキスめちゃくちゃ濃厚ですな。とん平のJB並みのシャウトもえげつない!A面が強烈なんで目立たないB面「東京っていい街だな」ですが、こちらは村岡健作のジャジーなサウンドにとん平の超男前な語りが乗るメロウ・トラックなんです。語りレコ好きにはこっちのほうがたまらんはず!
ジャケット良好、盤にスレ少々あります。2800円


いろいろと入ってきたシングル盤からひとつかみしてみました。

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【7"】高石かつ枝/ 永良部百合の花 (columbia)
もろタイプです・・高石かつ枝嬢が歌う奄美民謡「永良部百合の花」7吋(’63年)。先日書いたご当地もの記事で紹介した三界りえ子盤同様の楽しげ歌唱が印象的。さらに素晴らしいのがB面「島はたのしや」、エキゾ色がグッと強まる南国歌謡で大満足!盤に薄いスレ、1800円


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【7"】ペギー・マーチ/ 楽しいウィーク・エンド[B面] (victor)
日本語歌唱ならこの人。ペギー・マーチの7吋「夢みる17才」から、ここではB面「楽しいウィーク・エンド」(日本語)をプッシュ。リズミカルなフレンチ・ポップス風サウンドに乗せ、オ・オ・オ・・デイトもいいわ♪と歌うペギーさん。めちゃかわいい!フレンチイエイエ〜ソフトロック好きな方、はまると思います。盤に薄いスレ、ジャケットに書込み(サインっぽい落書き・・)有。1000円


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【7"】ペギー・マーチ/ コンニチワ・サヨナラ (RCA)
もいっちょペギー・マーチ。作詞:岩谷時子、作曲:いずみたく、編曲:渋谷毅、演奏が古谷充とザ・フレッシュメンという豪華な制作陣による日本語盤「コンニチワ・サヨナラ」。ソウルフルなグルーヴがカッコイイですが、この歌は歌詞に尽きますな。えらく沁みます。B面「半分づつの恋」は悲しげなイントロから突然へヴィ・グルーヴなサウンドに変化する構成がお見事。フルートがいい味出してます。盤に薄いスレ、1000円



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【7"】ジリオラ・チンクエッティ/ 薔薇のことづけ[日本語] (king)
チンクエッティさんの代表曲「薔薇のことづけ」も日本語歌唱盤がありました(日本語詞:柴野未知)。そのままで〜今のまま〜♪とロマンチックな入りから、これまた突然リズムが跳ねるグルーヴ歌謡に変化。ベースもブンブン、いい具合にうねってます。ペギー・マーチと比べると少し不安定な日本語がまたいい味出してる!盤に薄いスレ、1000円


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【7"】サミュエル・ホイ/ 我愛你(アイ・ラヴ・ユー) (casablanca)
香港の大スター、サミュエル・ホイの日本語盤キタ!’81年発売の「我愛你(アイ・ラヴ・ユー)」7吋。作詞:篠塚満由美、作・編曲:鷺巣詩郎による日本制作曲なんですね〜これ。信じて姑娘(クーニャン) もいちど改心♪・・ハツラツと歌うシティ・ディスコ!!もう最高です!ゴダイゴとかショーグンあたりに似た感じもあり。B面「摩登保鏢」はうって変わってギンギンの産業ハードロック。すごい変化だ・・。状態良好、1200円



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【7"】伊東ゆかり/ グリーンジンジャー・フライング (denon)
外国人が歌う日本語盤を続けて聴いた後、ゆかり嬢の歌声を聴くとスーッと興奮が収まりますな。日本のカレン・カーペンターっぷりを存分に発揮した「グリーン・ジンジャー・フライング/遥かなる影」を7吋で。心洗われます・・。盤にスレ有、1800円 (グリーンジンジャー名義のLP、帯付はもちろん無くても高価買取します!)



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【7"】オレンジ・シスターズ/ サマー・ホリデー (moon)
最後のジャニーズ所属女性アイドルグループ、オレンジ・シスターズが歌う夏曲。これがデビュー曲なんですね(’84年発売)。フィル・スペクター〜大滝詠一からの影響大なウォール・オブ・サウンド(なんていっていいのかな・・)。ベンチャーズが編曲したオールディーズでポップンロールなB面「思わせぶり天使」と併せ、これからの季節にもってこいのレコードすね。状態良好、1200円



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【7"】三保バンド/ ザ・ゴリラ7のテーマ (teichiku)
久々の再入荷、三保啓太郎の編曲、三保バンド演奏による「ザ・ゴリラ7」のテーマ。鉄板の和ジャズ・ファンクす。サニー千葉他、迫真のセリフが入ったB面「風見大介の危機」はよりサントラ的構成。もちろんグルーヴィーですが。盤に薄いスレ、裏ジャケにシミ有。3000円

いい天気でご機嫌でっす。
新着盤から7吋レコを少しだけご紹介。

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【7"】平尾昌章とオールスターズ・ワゴン/ ランニング・ベア (king)
平尾先生の若きロカビリー時代。ジョニー・プレストンのヒット曲を音羽たかしの訳詩、津々美洋の編曲で歌います。色気ある声!さぞやモテたやろなぁ。森山加代子のヴァージョンと比べると随分ゆったりとしてます。B面「レッド・リヴァー・ロック」はアメリカのフォーク・ソング「レッド・リヴァー・ヴァレィ」をロックンロール風にアレンジ。ホーンも活躍するノリノリなツイスト、ロカビリー男はこうでなくっちゃ!盤に薄いスレ有りますが良好のほうだと思います。2800円


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【7"】伊東ゆかり/ 悲しきクラウン (king)
伊東ゆかりの’62年作。あらかは・ひろしの訳詩、森岡賢一郎の編曲でカヴァーする「悲しきクラウン」です。70年代の大人歌手ゆかりも好きですが、この頃の元気ハツラツ具合も素敵。B面「涙の日記」はゆかりの澄み切った歌声が堪能できるミディアム・バラード。きれいな声だぁ・・。盤に薄いスレ、ジャケシワ有。2000円


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【7"】ザ・ピーナッツ/ 私と私 (king)
ザ・ピーナッツの’62年作。同名映画の主題歌として制作された六-八コンビによるドリーミィ・バラード。わたしはいつもふたり ひとりぼっちのふたり♪・・寂しげな歌詞ですが聴いてると寂しい感じがまったくしない不思議。六-八作品ってのは歌謡曲というよりもポップスなんだなぁ・・なんて思った次第です。B面「幸福のシッポ」はNHK「夢で逢いましょう」で紹介された楽曲。ラ・ラ・ラ〜のコーラスが心地よい、これまたドリーミィで小洒落たポップス。ジャケにシワ、盤に薄いスレあります。2800円


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【7"】山本リンダ/ 白鳥の湖 (minoruphone)
リンダのミノルフォン時代。’68年の「白鳥の湖」です。イントロや間奏でチャイコフスキーの「白鳥の湖」を大胆引用しちゃってるんですが、全体としてはイマイチ感漂うひとりGSといった感じ。まったりしとります。B面「涙のおくりもの」はアコギの音色が心地よいフォーク歌謡。予想以上にいい曲でした。が、路線の迷いが出てますね〜この頃の彼女は。盤にスレ、1500円


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【7"】美空ひばり/ 恋のパープルレイン[B面] (columbia)
入るたびに載せてます・・お嬢のソフロ歌謡大傑作。’69年の「風の恋人たち」B面「恋のパープルレイン」。メロディー、グルーヴ、パヤパヤコーラス、すべてが文句なしの出来栄え!A面のほうもイントロでフランシス・レイの「男と女」を引用したりして、なかなかに野心的なソフトボッサ歌謡。甲乙付けがたいすなー。ポップス歌手美空ひばりは偉大なのです。ジャケ、盤ともにきれい。2500円
A面ジャケはこちら。

ちょいと朝から出張買取に出ておりました。どっさりと戦前・戦後の流行歌盤買ってきたのです。CD(良盤多し!)、カセット・テープ(200本以上!)は難波店のほうで放流予定。レコはまだ整理ついてませんが演歌っぽいの多かったっす・・。その中から無理やり抜き出したポップス寄り7吋を少しだけご紹介しておきますね。

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【7"】アントニオコガ/ その名はフジヤマ (columbia)
トリオ・ロス・パンチョス日本公演時のオリジナル曲をカヴァーした’61年作。作詞:みナみかズみ、作曲:C.ナバーロ。鶴岡雅義のギター、中島安則とラテン・リズム・キングによる演奏はご本家に負けず劣らずの哀愁ラテン・ムード。そこにアントニオコガのええ声が乗るとなんともいえない味わいに。泣けます。B面「ロドゥード」はギターをより全面に出したアレンジ。バカテク・ギターです。鶴岡さんすごい。盤に薄いスレ、1000円


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【7"】神戸一郎/ 恋のユンタ[B面] (columbia)
「安里屋ユンタ」を独自解釈で。西沢爽による歌詞がおもしろい神戸一郎の’63年作(「今日かぎりの恋」のB面)。赤坂小梅も野村俊夫作詞で歌ったりしてるポピュラーな沖縄民謡ですが、さすがは神戸一郎、“あの娘のオヤジに両手をつかせ むすめ頼むと云わせたい”やら“学校サボってあの娘とデイト 恋の自習は楽じゃない”といった、願望でまくりの歌詞を男前に歌いきってます。盤に薄いスレ、1200円


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【7"】笠置シヅ子/ 東京ブギウギ (columbia)
'77年の強力カップリング盤。うれしい7吋盤での入荷だよ!両曲とも傑作ですが、やはり「買物ブギー」はエグイですな〜。大好き。盤に薄いスレ少々。2000円


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【7"】高城丈二/ 悪魔のようなすてきな奴 (nippon grammophon)
NET-TVドラマ「悪魔のようなすてきな奴」(’64年)主題歌。ドラマにも出演していた二枚目俳優兼歌手、高城丈二が歌います。女よ たった一度抱かれたからって 愛されたような 顔はするな♪ 随分な上から目線・・さすがは二枚目。途中でエロいため息とともに「誰なの あなた・・」と囁く女性は一体誰なの?う〜ん、カルトです。ジャケットにシワ、盤に薄いスレ有。2000円


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【7"】坂本九/ 想い出の砂浜 [B面](toshiba)
稀代の名曲「若者たち」(君の行く道は 果てしなく遠い〜♪)のB面は九ちゃん流ひとりGSなのだ。ギターギンギン、リズムは跳ねて、九ちゃんの歌声もいつになくロッキン!間奏ではヒア・ウィ・ゴー・ベイビー!!の掛け声まで披露しちゃいます。最高!これ自作なんすね、やるな〜。アレンジは前田憲男。こういうロックなお仕事も見事にこなしておられる・・さすがですわ。盤に薄いスレ、裏ジャケに書込み有ります。1000円


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【7"】北耕一/ チロルの娘 (king)
青春歌謡歌手北耕一の’68年作。タイトル通りのヨーデル風イントロから一転、歌がはじまるとひとりGSに変化、間奏でまたヨーデルチックになるというオモロー盤。BPMはちょい遅め、村田英雄の「太陽に祈ろう」と似た感じです。’68年だからやっぱり時代の要請だったのでしょうか、GSっぽさ。グルーヴ・マスター高田弘の作・編曲です。盤に薄いスレ、1800円


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【7"】高石かつ枝/ 若いその日がやって来た[B面] (crown)
西郷輝ちゃんと高石かつ枝のクラウン青春スターカップリング(’64年)。輝ちゃんのほうはあまりに青春歌謡ど真ん中、オススメは米山正夫作曲の元気ハツラツリズム歌謡なB面ですな。声まで美人、高石かつ枝。吉永小百合に繋がる清純っぽさです。盤に薄いスレ少々、ジャケ良好です。ちょい珍し盤だよ。2500円

今日も新着7吋からオモロゲなものをヒトツカミ。

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【7"】寺内タケシ&ブルージーンズ/レ・マリ・デ・ママ [B面] (KING)
寺内タケシとブルージーンズの74年シングル「マジック・ファイヤー」。72年に発売された台湾アイドル・恵美(フィーミー)の歌唱版がカルト歌謡として好事家諸氏には有名ですが、第3期ブルージーンズでもこれをやってたのですね。“ファイア〜〜ッ!”と大仁田もビックリの雄叫び(怪鳥音)一発、プログレ&へヴィなテリー節が炸裂する爆走アホ・ハード・エレキインストのA面もかなりの聴きモノではありますが、当店的にはエレキ・バンドらしからぬB面「レ・マリ・デ・ママ」を推し。フレンチ・アイドルのシェイラも歌っていたタヒチアン民謡(シェイラ版もイイ)のカヴァ。チャカポコと小気味よいパーカッションとやけに重量感のあるベース、甘いコーラスワークは70’sボーイズ・アイドル・バンドのようで、A面と同一グループとは思えない夢見る仕上がりに胸キュン。1500円


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【7"】コニー・フランシス/明日を忘れて(日本語盤) [B面] (POLYDOR)
コニー・フランシスのシングル「明日を忘れて(FORGET DOMANI)」。リズ・オルトラーニが作曲した64年の米=英映画「黄色いロールスロイス」の主題歌を歌っています。オーケストラをバックにしたノスタルジックなジャジィ・ポップスの名曲です。A面に英語版を、B面に日本語版を収録。“明日の日ィなぁんッか〜”ってなシナつくりキュート・フェロモンが滲み出ちゃってる日本語版もいいですねぇ。日本語だけでなく各国語歌唱百戦錬磨のコニーさんでも、英語版の堂々とした歌いっぷりに較べるとやっぱり舌ったらずであどけなさを感じる甘えたさん風に聴こえるのよね。だけどオールディーズ・ポップの女王が見せるそんな隙が好き好き。 1500円

日本語版なかったので英語版。


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【7"】シュリークス/私は好奇心の強い女 (TOSHIBA)
保坂としえ(イルカ)と神部和夫の夫婦フォークデュオ、シュリークスのレアな72年シングル「私は好奇心の強い女」が入荷。冒頭に「としえちゃ〜ん!」「ハイヨー。」という微笑ましいやりとりが入るとっても牧歌的なライヴ録音。柔らかなフォーク・サウンドなんだけど、イルカさんが“私は二十歳の好奇心の強い女〜 SEXなんでもとっても大好きよォ〜”なんてアケスケな歌詞(作詞・作曲は神部和夫)を歌っていると思うとなんとなくドッキリしてしまいますよな。B面の「青春」(John Angaiakのカヴァ)は神部和夫がメイン・ヴォーカルを執る初期エクスプレス・サウンド全開のドライヴィンな青春フォークロック〜ソフトロック。喫茶ロックのコンピとかに収録されててもおかしくなさそうな秀作。サニーデイ好きとかにぜひ聴いていただきたい。珍し盤(白見本)です、状態良好。3800円 ※裏ジャケ



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【7"】叶ひろ子/甘えていいの (COLUMBIA)
幻の名盤解放ソング(コロムビア編「ニャオニャオ甘えて」収録)から、叶ひろ子の69年発売シングル「甘えていいの」も新着。青江三奈、いやタメやコブシは女・森進一といったほうが近いか。塩が吹いたようなザラザラのハスキー・ヴォイスでじっくりと歌う、レキントつまびきのディープなブルース歌謡。B面「神に願いを」の方もサキソフォンがぶゎばばばぁ〜っとむせび泣く哀愁ムード歌謡でやや拍子抜け。叶恭子フェイスのジャケ&タイトルが最高なだけに出オチ感が否めないかしら。あまり見かけない盤だとは思うのだけど。盤にスレ、見本盤(テスト・レーベル) 1200円


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【7"】「俺はあばれはっちゃく」より〜
堀江美都子/はっちゃくひとりうた (COLUMBIA)

79年から放映されていた人気ちびっこドラマ・シリーズ「俺はあばれはっちゃく」から、堀江美都子の歌う挿入歌シングルも届いております。ま、あばれはっちゃくといいますと♪ムリすん〜な ムリすん〜な…あばれはっちゃく鼻つまみィ〜のシリーズ共通主題歌(第4作まで)の「タンゴ・ムリすんな!」なのですが、全5作のシリーズ中にも数々のテーマが作られていますね。これは島田歌穂姉ちゃん(若いなぁ)なので第1シリーズの挿入歌のようですが、あばれんぼう小学生の印象とずいぶん違う哀愁のテーマ曲。こんな悲しげなのドラマで使われてたっけ?と思ってしまいますが、そこはアニメ・ソング女王のミッチの伸びやかな歌声。昭和テレビ漫画EDテーマ的な郷愁メロディを歌いきっております。元気ハツラツなマーチ調のB面「はっちゃくまっしぐら」との振幅も含め独擅場といったところ。軽いスレ。 2300円


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【7"】愛川欽也/黒の舟唄 [B面] (COLUMBIA)
おまっとさんでした!!最後はあなたの街の宣伝部長で〆。キンキンこと愛川欽也の73年発売・1stシングル「村はずれ」をご紹介しましょう。同年発売の名作アルバム「愛川欽也の一所懸命」からのカットで、A面はキンキンの自作詞が聴けるフォーク・ナンバー。飾り気のない歌唱と独特のやさぐれたグルーヴ感が素晴らしいです。B面の「黒の舟唄」がこれまた秀逸。導入は野坂昭如版を彷彿とさせる朴訥とした歌い。ベースとギターだけのシンプルな伴奏で単調に終わるのかと思ったら、中盤からバンドが黒くグルーヴィに急展開!ジャジィなピアノとギターが素晴らしいの。長谷川きよし版に比肩するメリハリの効いた構成とソウル…改めてクレジットを見てなるほど、ジャズ・ピアニストの飯吉馨が編曲を担当しておりました。いぶし銀のような「黒の舟唄」。1800円


買取と出荷に追われておりました。心地よい疲れ。

今日は簡単にシングル1枚だけご紹介。最近TV等でお見かけしない気がするのですが・・・中尾ミエさんです。

nakao mine
【7"】中尾ミエ/ 涙のバースディ・パーティ (victor)
ナベプロ3人娘中もっともパワフル・ヴォイスを持つ歌手、中尾ミエの’63年作。オリジナルはレスリー・ゴーアの「It's My Party」ですね。これを水島哲の訳詩、宮川泰の編曲、楽団ブルー・エンゼルによる元気いっぱいの演奏に乗せ歌ってます。とにかく声が伸びる!可愛さよりもやけに大人びた印象を受けるのはやはり歌声のせいですな。平岡精二の下でジャズを学んだだけある!B面「ラヴユー・ラヴユー・ラヴユー」はリトル・ペギー・マーチやペトゥラ・クラークでお馴染みのキューティー・ポップすね。ここでの編曲は東海林修。ペギー・マーチ版に近いアレンジなのかな。ここでも大人の歌唱を見せつけてます。骨のある声・・独特ですな〜。
ジャケット少シワ、盤に薄いスレ少々あります。2800円

ずっと雨降ってる土曜日、レコード新着してよかった・・。シングル盤少しだけ載せておきます。


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【7"】水原弘/ 恋のカクテル[B面] (toshiba)
お水の’60年作。A面の「さすらいの唄」(作詞:呉正恭、作曲:二宮久男、編曲:岩井直博)は渋〜い声で歌い上げるムード歌謡。「黒い花びら」路線ですな。この7吋はB面のほうに注目すべし!映画「黒い花びら」主題歌「恋のカクテル」(作詞:永六輔、作・編曲中村八大)、これがアップテンポなジャズ歌謡なんすよ〜!ドゥワ・ドゥワ・コーラス入りでとってもお洒落。お水がこんなイカス曲歌ってるとはね。収録時間わずか1分50秒というのがちょい残念ですが。ジャケ、盤(黒盤)ともにまあまあ良好のコンディション。1200円


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【7"】克美しげる/ エイトマン (toshiba)
原辰徳の初代応援歌として頭にインプットされた、そんな世代です・・。克美しげるが歌う「エイトマン」主題歌。声が伸びる伸びる!50年代大作映画系のオーケストラ・サウンドもなかなかの迫力。B面「北京の55日」(ディミトリ・ティオムキン作曲)カヴァーも同様の大作系オーケストラもの。こういうサウンドに合うんですな、彼の歌声は。盤(赤盤)にスレ有り、ジャケットは少シワ程度です。2500円


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【7"】カテリーナ・ヴァレンテ/ こっちを向いて[B面] (king)
おー、ピーナッツと一緒に写ってますな。ヴァレンテさんの上手すぎる日本語盤。両面ともピーナッツ・ナンバーのカヴァーです。両方ともヴァレンテさんの日本語に不安要素は皆無です。出来栄えは断然B面ですね〜。軽快なリズムに乗せてスイングする元気はつらつソング。踊れる〜!先日入荷した「恋のバカンス」も最高でしたが、これも負けず劣らずです。ヴァレンテさんの日本語盤、もっと入ってきて欲しいなぁ・・。ジャケ良好、盤に薄いスレあります。2000円


ep_ito aiko
【7"】伊藤アイコ/ シェーナ・シェーナ (victor)
可愛らしい三つ編みなのに豪快パンチ歌唱、伊藤アイコの’62年作。弘田三枝子や梅木マリもカヴァーした曲ですが、迫力は伊藤アイコ版が一番かも。演奏のほうも負けじと激しいビートを刻んでます。B面「白い渚のブルース」は一転してハワイアン・アレンジのまったりバラード。ジャケにパンチ穴、盤に薄いスレ有ります。3000円

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