ナカレコナツカヨトリロジー、第二夜開幕。
natsukayo2019_tasogare_web
レア度や価格にこだわらず、夏に聴きたい国産ポップスを
弊店の独断と偏見でご提案する特集企画〈ナツカヨ〉。

例年は前後編の二日間にわけてブログを更新していたんですが
今年はどういうわけかいつもよりたくさん集まってしまいましたので
特別に三部作でお送りしております。

昨日に引き続き2019年のナツカヨ特集〈たそがれは人魚に逢える〉に
ご用意したレコードを紹介してまいりましょう。
いつもの通り全レコ試聴音源付き、
7月21日(日)午前11時より店頭に並びますのでじっくりご検討願います。

今日は第二夜。



🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴

特集:ナツカヨ2019 夏の一枚。は7月21日(日)午前11時からの販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌22日(月)からの対応となります。
受付開始以前にお問合せを頂戴しても返答できかねますので
あしからずご了承くださいませ。

🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴




minamirisa_koinonioiniblackout
【7"】南里沙 / 蒼いジャマイカ [B面] (Victor)
第二夜もいきなり極上盤で開始しちゃう!「ときめきトゥナイト」の歌唱で知られる加茂晴美の〈南里沙〉改名後の初作となる86年7吋。ジャケット一見しただけでは全然わからなかった‥ときめきは夢見る蘭世たんの印象しか残ってないもンね。サウンドも劇的アフター、B面「蒼いジャマイカ」がダビィなアーバン・レガエで超絶最高。A面「恋の匂いにBlack Out」は久保田利伸作曲のブラコン・ダンサー。ナツカヨとはいえないけどこちらもめちゃ❝今❞な音、間違いないでしょ⚡

試聴:「南里沙 / 蒼いジャマイカ」
試聴:「南里沙 / 恋の匂いにBlack Out」


satonanako_furarisayonara
【7"】佐藤奈々子 / ふらりさよなら (VIVID)
言いたいことはわかるけど❝元祖渋谷系シンガー❞って惹句はあんまり好きじゃない笑。佐野元春との蜜月期真っ只中、佐藤奈々子の三枚目のシングル。Vivid再発盤ですが96年のリリースなので流石にあまり見かけませんね。オリジナルは78年6月発売で2nd「SWEET SWINGIN'」と3rd「PILLOW TALK」の間に置かれるアルバム未収録曲ですが、南国気分&気だるさ全開のリラクシン・カリビアンで本領発揮。Chordsのドゥーワップ名曲を思い起こさせる《シュブーンシュブーン》の低音コーラスがにくいアクセントです。

試聴:「佐藤奈々子 / ふらりさよなら」


pepinoandshaba_movin
【7"】ペピーノ&シャバ / 太陽の彼方に(MOVIN') (ヴァーンメディア/POLYDOR)
ニューウェイヴィな男女ユニット、ペピーノ&シャバの89年発売セカンド・アルバム「テケテケ天使」からのプロモカット。アストロノウツの大ヒット曲で文字通りテケテケなエレキ・クラシック〈MOVIN'〉を田川譲二歌唱の日本語版で汗知らずにカバー。この時期に散見された所謂不思議ちゃん系譜の個性派で、明朗ヴォーカルが面映ゆくもありますがなかなか癖になる一枚。YOUTUBEに「だまってJAGUARについてこい」出演動画がUPされてたんですが、わりと空回りしてて最高でした。

試聴:「ペピーノ&シャバ / 太陽の彼方に(MOVIN')」


bloodymary_shocknrollsummer
【7"】The BLOODY MARY / ショックン・ロール・サマー (Jane/日本コロムビア)
もいっちょ波に乗っテケ、ミュージック!女子大生ブームの火付け役〈ミスDJリクエストパレード〉初代パーソナリティーの加藤エミがヴォーカルを務めるバンド、ブラディー・メリーの81年盤。後藤次利作編曲(編曲はバンドと共同で)による、エレキと2トーーンを足してトロピカルで割ったよな踊れる80’s歌謡ニューウェーブの王道サウンド。アルバムを2枚ほどを出して解散しちゃったのかな?もっと続いていたらジューシィ・フルーツみたいな最高のポップ・バンドになったんじゃないかなって妄想してる。

試聴:「The BLOODY MARY / ショックン・ロール・サマー」


freed_goodbyebreakdown1
【7"】フリード / Oh? ―5本指のレゲェ― [B面] (FUNHOUSE/東芝EMI)
佐藤浩市も出演してる日活映画〈ブレイクタウン物語〉の主題歌盤。B面「Oh?ー5本指のレゲエー」がハードボイルド漢ロック・レガエでかっこいい。熱いヴォーカルに硬派な演奏のクールネス、若さゆえのそのいなたさも含めて痺れます。編曲とキーボードに久保田利伸やアマゾンズらのアレンジやホイチョイプロダクション映画の音楽も手がけた杉山卓夫が参加。

試聴:「フリード / Oh? ―5本指のレゲェ―」
freed_goodbyebreakdown2
※裏面のにっかつ映画〈ブレイクタウン物語〉ジャケが最高!


teardrops_tanimanouta
【7"】TEARDROPS / 谷間のうた ―素敵な泉― (SPEARHEAD/東芝EMI)
山口冨士夫withキヨシローFeatスラロビで悪いわけない89年作。忌野清志郎が作詞&コーラス参加、リズム隊にスライ&ロビーやウェイラーズのタイロン・ダウニーも名を連ねた横揺れ扇情エロ・レガエ。FM東京・仙台で放送禁止になったことであの夜ヒットFM東京事件のきっかけになったってのが釣書だけど、そんなことどーでもいいよね。最高でしょ?

試聴:「TEARDROPS / 谷間のうた ―素敵な泉―」


chiekobeauty_ramandcocacola
【7"】チエコ・ビューティー / ラム&コカコーラ (LIME RECORDS)
レゲエ・シンガー、チエコ・ビューティー嬢も河内家菊水丸師匠ばりに一層輝く季節。LITTLE TEMPO・TICOのスティールパンをフィーチュアしたスウィート&リラクシンなカリプソ・チューン「ラム&コカコーラ」も入荷しました。アンドリュース・シスターズの歌唱で知られるトリニダード・トバゴのカリプソ古典を日本語でカバー。開放的でひたすらに心地よく、いつまででも聴いていられる'10年代のサマー・クラシックス。よく冷えたキューバ・リブレを持ってきてちょうだい〜。

試聴:「チエコ・ビューティー / ラム&コカコーラ」


itochieri_coconutsnokataomoi
【7"】伊藤智恵理 / ココナッツの片想い (CBS SONY)
中原めいこのセカンドLP(「FRIDAY MAGIC」)に収録の〈ココナッツの片想い〉をカバーした88年盤。原曲もその後大ヒットする「君たちキウイパパイアマンゴーだね」のプロトタイプと言える和製ファンカラティーナの大傑作ですが、チエリー版は鷺巣詩郎による〈男女7人秋物語〉はじまりそうなイントロ&抱きしめてトゥナイト感もある全部乗せアレンジで、ラテンでユーロでディスコでブーストのビタミン・ポップ仕上げ。かと思ったらグッと大人びた印象のアーバン・シンセ・ポップのB面「ルージュ(ANOTHER VERSION)」でドキリとさせられてしまう。こちらも最高。ディレイをかけたシングルオンリーMIXで。

試聴:「伊藤智恵理 / ココナッツの片想い」
試聴:「伊藤智恵理 / ルージュ(ANOTHER VERSION)」


moriyujitosoutherncross_alohamatsurii
【7"】森雄二とサザンクロス、三條れい子 / アロハまつり (CROWN)
愛すべき、味しかない枠。ご当地モノをたくさん歌ってるラテン・ムードコーラス・グループ、森雄二とサザンクロスの80年発売7吋「アロハまつり」は夏の疲れを癒やすのにぴったりのチル・ハワイアン歌謡。アロハまつりって言うくらいだからハワイのご当地盤かなって思ったらまさかの鹿児島県ソング。砂むし温泉で有名な指宿市は〈アロハのまち〉とも呼ばれるハワイアン・タウンだそうで、実際にアロハまつりってのがあったそう。指宿PRをたくさん盛り込んだゆる〜〜〜い音頭調で、レキント・ギターとちりめんビブラートコーラスがなんともいい湯加減♫これで輪踊りしたらきっと楽しいだろなァ。

試聴:「森雄二とサザンクロス、三條れい子 / アロハまつり」


okamototsutomu_carryaway
【7"】岡本つとむ / キャリアウェイ (CRYSTAL RECORDS)
得体の知れない人、今年も発掘。漁網にかかったフットボールアワー後藤じゃないよ。クリスタルレコーズからリリースされた大阪の自主盤、恐らく83年頃の発売と思われます。なんとジャケに大阪の文化活動を支援する公益財団法人・大阪21世紀協会のお墨付きシールが貼ってあるじゃないの。不良アイドルちっくな歌謡ディスコで内容もかなり上出来。夢中にさせられちゃうぜ!まいっちゃうぜ俺!ほんとお前に夢中なんだぜ!と”だぜ”使いの激しい沖田浩之路線。これ好事家にはたまんないやつです。80’sワードセンスが炸裂してるB面のポップンロール歌謡も悶絶級。お前の小指に「きらり!キャッツ・アイ」ってのも既によくわからないけど《こちとらまったくイメージオーバー上昇気流だぜ》《そろそろおいらはお前にジレンマ》譜割の語感だけで持っていく剛力、ほんまに好き。これはまごうことなきレペゼン大阪。そしてレペゼンナツカヨ2019。

試聴:「岡本つとむ / キャリアウェイ」
試聴:「岡本つとむ / きらり!キャッツ・アイ」


pedroandcapricious_caribunoyume
【7"】ペドロ&カプリシャス / 恋人たちの時間 [B面] (RCA/RVC)
A面はスリリングな筒美京平ラテン・ディスコ歌謡の名曲。Dr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレス版の方が馴染みが深いけれど、高橋真梨子ヴォーカルが乗るとさらにアッツアツのドラマティックに響きますな。ナツカヨ的にはB面「恋人たちの時間」の哀切ムードのボサノヴァ・ミディアム・メロウでもの想いに耽るのもよいわ。A・B面で合わせ技一本。

試聴:「ペドロ&カプリシャス / カリブの夢」
試聴:「ペドロ&カプリシャス / 恋人たちの時間」


takahashimariko_dear
【LP】高橋真梨子 / Dear (invitation/Victor)
ついでにもいっちょ高橋真梨子センセ。芳野藤丸、大谷和夫らSHOGUN人脈らが参加した軽やかで都会的なサウンドの82年アルバムで、先程のペドロ&カプリシャスの頃に比べポップの精度が急上昇。夏にぴったりの一曲ということでカプリシャスのラテンパーカション師匠である斉藤不二男、東京キューバン・ボーイズの納見義徳、ペッカー、ラリー須永のパーカッション・チームが大活躍する「SAMBA MAGIC」がまさにマジカルなサンバ・ポップで最高。彼女の代名詞とも言えるメガトン級のラブ・バラード「for you…」も同時収録しているんですが、こんな明快な曲もさらりとこなせちゃうんですね!

試聴:「高橋真梨子/ SAMBA MAGIC」


ogawatomoko_amenofurumachi
【7"】小川知子 / 雨の降る街 (PHILIPS)
完熟・小川知子の魅力は70年代に凝縮されていると思う。=売上というわけではないけれどホントに70年代の知子はノッてるな、しかも歳を重ねるごとに右肩上がり。77年に発売されたこの「雨の降る街」もひんやり涼感をまとったジャズ・ボッサ歌謡でなんてセクシー。ルックスからも声からもフェロモンがダダ漏れで、そこらじゅうビッタビタですわ。実は歌の舞台は秋冬なんだけど、他の季節に思う夏のこともまた乙。冬のボサノヴァもいいものよ。

試聴:「小川知子 / 雨の降る街」


nezujinpachi_1984berlin
【LP】根津甚八 / +B 1984BERLIN (CANYON)
レゲエへ傾倒した「火男」などで見せた根津甚八の歌手業への本気を俳優の余技だなんて思ってなかったけど、この先鋭的な名盤に初めて出会った時はやはり驚いた。根津甚八と三上寛の邂逅。伝説のベルリン・ハンザ音響スタジオで録音された全編三上寛作詞&佐久間正英編曲の84年LP。他の季節から望む夏‥、いやむしろ永久凍土からの夏への憧憬って感じのポエトリーリーディング/ニューウェーヴ・ファンク「セキばらいひとつ」が素晴らしくて毎度聞き入ってしまう。曲中に漂う冷気は東西分断時代のベルリンだけが持っていた空気のそれ。痺れます。三上寛〈おど〉のカバー「根津版・オドウ」も必聴。

試聴:「根津甚八/ セキばらいひとつ」


morikawamiho_wakariaitai
【7"】森川美穂 / 夏リフトから [B面] (Vap)
88年発売の9thシングル「わかりあいたい」はミノルタカメラMAC-TELEのCMソングに起用された和泉常寛作曲のアーバン・ラグジュアリ。この時期大変脂の乗っている森川美穂さまなのでこちらも素晴らしいんですけど、小森田実作曲のB面「夏リフトから」がさらに最高なので当店では裏面を推薦していきたい!セックス・アンド・ザ・シティみたいなイントロから身体が疼く(リズムでな)盛夏のトロピカル・シンセポップ。ミノルタからコモリタまで、ゆりかごから墓場まで連れていきたいホット・サマー・アンセム。「Blue Water」もいつかは載せたいなァ。入ってこないかなァ。

試聴:「森川美穂 / 夏リフトから」
試聴:「森川美穂 / わかりあいたい」


ということで本日の〆盤はこれ。
misorahibari_hoshizoranohamabe
【7"】美空ひばり、大橋節夫とハニー・アイランダース / 星影の浜辺 (コロムビア)
1950-60’sリズム歌謡期のお嬢にもナツカヨで取り上げたいレコードがたくさん。ハードル高いものも多くて悩みどころではありますがそんな中、いつかは掲載したいと思っていたひばりの極上ハワイアンが入荷!お嬢の道も一歩から。念願成就、く〜うれしい!!狛林正一作曲、大橋節夫とハニー・アイランダースと共演した62年作「星空の浜辺」の素晴らしさを聴いてくださいまし。国産ハワイアンには特有のいなたさあったりするけど、洗練の極みでしょう?鼻に抜ける裏声も然ることながら、とろけるような《あなただけ、あなただけ わたしのもの》にうっとり♡ひばリッチなスタンダード・ヴォーカル。ハニーナイツのコーラスがまた抜群なのです。そしてB面の可憐なリズミック・ハワイアン「チュッチュッチュの浜辺」でお嬢のチャーミングな魅力に撃ち抜かれてくださいな。

試聴:「美空ひばり、大橋節夫とハニー・アイランダース / 星影の浜辺」
試聴:「美空ひばり、大橋節夫とハニー・アイランダース / チュッチュッチュッの浜辺」


****

ナツカヨ特集2019「たそがれは人魚に逢える」第二夜
気になる盤は見つかりましたでしょうか。
今年のナツカヨ盤はまだまだ控えていますよ。
明日の後編にもご来訪お待ちしております〜。


🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴

特集:ナツカヨ2019 夏の一枚。は7月21日(日)午前11時からの販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌22日(月)からの対応となります。
受付開始以前にお問合せを頂戴しても返答できかねますので
あしからずご了承くださいませ。

🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴🍉🌴



これまでのナツカヨ特集は
当ブログのカテゴリ【ナツカヨ】から遡って見ることが出来ますので、
この際併せてお楽しみいただければなと思いまーす。

シーユートゥモロ。