教育、音楽、レコード、左翼。



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【LP】山下洋輔、八木正生、安田南 他/ ぼく 海の底で 燃えているものを見たよ (HEM)
僕の祖父は戦後、大蔵官僚から中学校社会科教諭に転職したのですが、大蔵省時代に某元首相と親友だったりしたことからか、考え方が割と保守的でした。そのため学生時代は"学校の先生には左翼的な人が多い"なる話に実感は全くありませんでした。しかし、レコード店に勤務し始めて様々なレコードを知っていくうちにその定説はある意味正しいのかも‥と考えるようになったのです。

『音楽の学校 おんがくぐーん!』なるBOXSETがあります。小学校向け教育レコードとして制作されているようですが、林光、山下洋輔等の参加で(デビュー前の吉田美奈子の歌が入っていたりする)その内容は実に鋭く尖り、進歩的な、大人向けとも言いたくなるものに仕上がっています。その箱モノの中の一枚『ぼく 海の底で 燃えているものを見たよ』が入荷してきました。
教育用レコードのジャケットにピアノを燃やしながら演奏する山下洋輔!ヤバすぎます。(元々は映像作品として撮られたものをジャケットに引用)
収録作品どれも非常に尖ったものですが、中でも安田南が歌う大作組曲ともいうべき「センチメンタル・ジャーニー」が群を抜いて凄いのです。

※試聴「安田南/ センチメンタル・ジャーニー1」
山本剛(p)福井五十雄(b)小原哲次郎(ds)をバックにブルージィに歌う安田南‥楽曲序盤は夜ムードすら漂うものになってます。

※試聴「安田南/ センチメンタル・ジャーニー2」
中盤に入るとリターン・トゥ・フォーエヴァー的グルーヴィ・ニュージャズに変化!鳥肌の連続!!

※試聴「安田南/ センチメンタル・ジャーニー3」
と思えば、ボサジャズの小品に変わったり。実にプログレッシヴ!

この楽曲のために今やDJ人気も高まっている模様ですが、いま一度制作背景等を夢想しながらじっくり聴き込みたいアルバムだなと改めて感じました。70年代初期の日本だからこそ生まれた奇盤。

ジャケット、盤ともに良好。SOLD OUT



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