ほら、例の。夏に聴きたい国産歌謡だけを置いてるってレコード海の家。
今年もやるみたいよ。ねえ、聞いてる?

2017年も開店するってよ、夏かよ。後編。
natsukayo2017_web
ナツ・カヨ=夏・歌謡 (※歌謡は広義に国産音楽という解釈)。

レア度や価格にこだわらず、大いなる独断と偏見で選ばれた夏に聴きたい国産歌謡音盤を勝手に紹介してきて10年目。昨日の前編に引き続き本日は後編をお送りいたします。

2017年のナツカヨ開店は明日〜23日(日)11時よりの開店となっております。
何卒今年もお引き立ての程よろしくお願い致します。


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特集:ナツカヨ2017は7月23日(日)午前11時より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌24日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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※毎回フライングお問合せをいただくのですが、お問合せは24日(月)以降の受付開始となりますのであしからずご了承下さい。

さあ、では後編の出場レコードの皆さんをご紹介してまいりましょう。
はい、例によって例のごとく読みにくい長文であいすみません。


続き👉👉👉
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【Mini LP】憂歌団/ Summer Doze (FORLIFE)
後編のスタートは憂歌団から!よかジャケ。今年のピンナップ・ボーイズ、実はこの方々だったんですねぇ。表の木村さんじゃなく裏ジャケの花岡さん、内田さん、島田さん。しかも顔トリミングされてしまってますがw🙇
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ポップなFORLIFE期の憂歌団も大好きです。86年に発売されたまさしくSUMMER'S ONLYな6曲入りのミニアルバム「Summer Doze〜for lovers only~」は憂歌団における〈Music fuh ya’〉!ブルース、ラグタイム、ジャズ、エスノ、カリプソ⋯自在に行き来しながらのんびり静かに奏でられる極上のお昼寝ソングス😪💭まずはストリングスの調べからゆっくり浸る「SLOW BOAT TO CHINA」。ドラムブラシの刻みの上を寛いだ表情の歌声が流れて早くもはらいそ気分。続く「プラタナスの並木路」ではオールドタイミィなジャズにしっとり酔い痴れちゃったりして。中でもいちばん夏気分を高めてくれるのが「愛しのパラダイス」です。花岡献治作曲の心地よすぎのトロピカル・ブルース歌謡。頭も身体も弛緩して微睡みの中に引き込まれてしまいます。褒め言葉としての《最高に寝れる音楽》💤💤
※試聴 嵳歌団/SLOW BOAT TO CHINA」
※試聴◆嵳歌団/プラタナスの並木路」
※試聴「憂歌団/愛しのパラダイス」


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【LP】タイム・ファイブ/翼を下さい (DISCOMATE)
心のガッツポーズを許してほしい。張本に怒られてしまうだろうか。タイム・ファイヴのディスコグラフィの中でも「今夜は最高」の7吋と同じくらい思い入れのあるLPなんです、「翼を下さい」(じんわ〜)。トニー有賀こと有賀恒夫プロデュース、エグゼクティヴ・プロデューサーに村井邦彦、そして編曲にフィフス・ディメンション仕事をはじめコーラス・アレンジの御神体ボブ・アルシバーという聖三角形ブレインを据えた78年の傑作。
な、つ、の、日の中で君を愛してたい。独唱にコーラスがかぶさってきたその刹那、スウィンギンに幕が開く鳥肌モノのあの感覚。いきなりのアレッシーAOR名曲「麗しのローリー」日本語カバーに心打ち震えない人なんていない!失禁も辞さないレヴェルだよ私ゃ!
この超絶神懸かった一曲目を皮切りにタイム・ファイブのソフト&メロウな歌世界が解放サれるのである。林哲司提供の「懐かしきハイスクール」など粒の立ったポップ作も目立つ中、ナツカヨ・チョイスとしては佐藤博の書き下ろし曲「魚になりたい」を推しておきたいところです。リラックスした雰囲気がとても魅力的な憩いのリゾート・スウィンギン。緩やかなグルーヴ感を出しながらもノーブルさを失わないコーラスには惚れ惚れします。そしてニール・セダカ大傑作日本語カバー「雨の樹の下で Laughter in the Rain」の絶頂感!もはや説明するまでもない究極の逸品、山上路夫さんによる日本語詩も素晴らしいです。
小気味よいパーカッションで滑り出す終盤のマイルド・メロウ・バラード「愛への誓い my love for you」の歌心は作中随一。油断してると涙腺を突破してきますよ。私?大丈夫!涙腺はとっくに崩壊済みです😭

※試聴 屮織ぅ・ファイブ/麗しのローリィ」
※試聴◆屮織ぅ・ファイブ/魚になりたい」
※試聴「タイム・ファイブ/雨の樹の下で」
※試聴ぁ岼Δ悗寮世ぁ


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【7"】ジグソー / 君にさようなら IF I HAVE TO GO AWAY (TEICHIKU・BASF/Splash)
ライン際に近いところではあるが、確実にナツカヨにINしているジグソー(スカイ・ハイ!)の77年盤。なぜならあの林哲司が作曲を担当しているからである。パシフィック音楽出版が海外アーティスト向けの楽曲を集めカンヌでの国際音楽見本市に出展していたものを、ジグソーのプロデューサーが耳に留めたのが制作のきっかけ。ファルセット・ヴォーカルに乗せるビューティフルな青春のきらめき。70’sらしいストリングの効いた演奏もたまらないわぁと思ったら編曲・指揮にリチャード・ヒューソンの名前が。ディスコ・サウンドの帝王ですね、「ロング・アンド・ワインディング・ロード」の弦もこの人だったか。常盤響さんに聞かせてもらったビリー・ダーハムをつい連想してしまいました。哲司、スウィート・ソウルと呼んでいいかな?



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【7"】松任谷由実/罪と罰 [B面] (東芝EMI/EXPRESS)
松任谷正隆と結婚し、荒井から《松任谷由実》となって初めてのアルバム「紅雀」からカットされた78年のシングル。「紅雀」については本人自ら“最も地味な作品。これ以上シックになることはないだろう“と評している事もあってか、シティポップやライトメロウの文脈では他作品の影に隠れている事が多いけれど、齢を重ねるごとにしっくりと馴染んでいく感覚が自分にはあります。《SO SAD》のリフレインとクィーカの響きが心地よく耳に残る、サウダーヂ・サンバの名曲「罪と罰」がB面収録されているのが嬉しすぎる!物憂いけれど悲壮感がないのはユーミンのヴォーカルとフルートのセンシチヴな表情と、男声コーラスとパーカッションの穏やかな表情のコントラストの妙。今年も参加させていただいたLounge NAMIで小西康陽さんがかけてらしたの、とても素敵だったな。
※試聴「松任谷由実/罪と罰」


hoshino michiru
【7"+CD】星野みちる/夏なんだし (VIVID)
可愛くて愛しいあの娘がさ、浴衣に着替えて花火大会行ってさ、出会いやがってさ、大切なもの無くすのか今年も‥イェイ!イェイ!失礼ながら夏のイメージが無かった星野みちるちゃんが歌うからこそのリアリティ、初めての夏、忘れられない夏的な。。プール、入道雲、アイスクリーム、日焼け止め、サングラス、若大将、青大将、高校球児、肝試し、そして稲川淳二…夏の季語が小西さんの遊び心たっぷりな楽曲の上で踊りに踊る2010年代の夏歌謡決定版!きっともう少ししたらインスタあたりにたくさんの思い出がアップップされるからそれをこっそり眺めて地団駄踏もう!いーじゃないの夏なんだし!
真面目なこと言いますと、はっぴいえんどから時を越えて渋谷系〜90年代の狂騒を巻き込み、前園直樹グループ、そして星野みちるまで繋がるゆるクールな日本語ヒップホップだと思ってます、この曲。前園直樹グループと星野みちるの間を繋ぐTRI4TH・織田祐亮さんのトランペットも極上。夏休みの日常風景の美しさってホントいいなあ‥。
B面「坂道の途中」は作詞:はせはじむ、作曲:高浪慶太郎、編曲:佐藤清喜による、大滝詠一 meets トレイシー・ウルマンなVIVID音壁ポップです。こちらも当然最高。




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【7"】小林旭/赤道を駈ける男 (CROWN)
60年代レコードの入荷率が目に見えて減ってるなぁと感じる昨今。60年代モノとなると優に半世紀は昔の遺物です。当然といえば当然の流れか。このナツカヨでも古くてバチッとレアーな音源ご紹介したいんですが、いかんせん町レコ屋にはなかなか高いハードル‥。だから50〜60年代盤でも比較的入荷しやすい大衆的ヒット歌手が年々好きになるのよ。アキラ!!筆頭ですね。68年発売の日活映画〈赤道を駈ける男〉主題歌盤。ニューリズム系の日本語カバーかなと思うほどに雄々しい狂熱のサンバ歌謡に血湧き肉躍る今夏。作詞:水島哲、作曲:叶弦大、編曲:高見弘。歌謡曲の定石を踏まえない構成が本格風味の勝因でしょうか。アキラの熱っぽい歌唱も凛々しくてなかんずく素晴らしい。
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B面にはイスラエル舞曲でハリー・ベラフォンテの名唱でも知られる「ハバ・ナギラ」を愛の歌としてカバーした日本語盤が収録。こちらは一転して静かに燃えるアキラ。似合う、似合いすぎる。徐々に情熱的になっていく展開、ラストの咆哮には思わず身震いしちゃいますよ!小林旭ってやはりあらゆる種類の音楽を自分の中で消化&昇華する天才的才能の持ち主だわあ。
※試聴 崗林旭/赤道を駈ける男」
※試聴◆崗林旭/ハバ・ナギラ」


この辺りから迷走枠に入りま〜〜ス😊
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【7"】青江三奈/朝日に向ってサンバ (VICTOR)
夏と対極にいそうな青江三奈センセー。御髪もかっちり決まって夜灯の下でのみ生きてます、アタシ日光アレルギーだし。みたいな印象しかない夜の女王、たまには陽の光を浴びているのかと安心しました。72年発売の「朝日に向ってサンバ」。向ってだから夜to朝なんですけどw 作詞:川内康範、作曲:花礼二、編曲:高田弘による、パーカッシヴ・グルーヴ歌謡の名品ですね。(タイトルの)サンバなんて飾りですよ!偉い人にはそれがわからんのです。どちらかというとラテン・ロックですね、サンタナ歌謡。爽やかさを一切排し、塩辛ハスキーヴォイスとコンガの乱舞で攻めまくります。アフリカからの外国人観光客に『コッチノ方ガ断然暑イデス』と言わしめる日本の高温多湿灼熱サマーを彩るにはこのくらいのコシが必要なのかもしれません。ニッチな視点で申し訳ありませんがこのシングル、この時代の青江三奈には珍しいような気がする文字が横組みなんですよ。ポップス路線という住み分けがあったのかしら。こんなイレギュラーにわくわく感覚えるのはレコード愛好家の性ですかねぇ。
※試聴「青江三奈/朝日に向ってサンバ」


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【7"】BLUEW /哀しみの天使 (東芝EMI/EAST WORLD)
片山圭司、増崎孝司らスタジオ・ミュージシャンとして活動していたメンバーを中心に結成されたBLUEWの87年発売のセカンドシングル(アルバム未収)。タイトルでお察しの通りのペット・ショップ・ボーイズ日本語おばカバーです!PSBのもつ繊細さをごっそり排除してむさいロックで煮染めた暑苦しすぎる一枚。ナツカヨに選出してもいいものかと一瞬悩んだけど元のPSB盤7吋の惹句にも〈今年の夏はこれで決まり!〉って書いてあるし多少はね。”自分の生きてきた過去を振り返るたび罪の意識を感じずにはいられない”っていう内容の原曲の歌詞を《アイツのwifeと知らずにむさぼりあったsummer nights 遅すぎた出逢いか? アイツを捨てられるか……It’s a sin !》という安い不倫ソングに落とし込んでしまったことが最大のit’s a sin …!海の家のチープなラジカセで流れてるくらいが丁度いい湯加減の癖になるダサ味をどうぞご賞味あれ。
※試聴「BLUEW/哀しみの天使」
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【7"】志賀正浩/おんどピコピコ (東芝EMI/EXPRESS)
元フォーセインツ、元フォークローバーズという出自は、“おはスタの志賀ちゃん“の前ではあまりに無力(笑) 79年の放送開始から司会を務める子供向け朝の情報番組〈おはようスタジオ〉内の楽曲として制作された80年のシングル「おんどピコピコ」を音頭代表として選出しておきます(まちがった采配)。作詞とジャケットイラストを赤塚不二夫、作編曲をクニ河内が担当したテクノ歌謡おんど。音頭といっても和太鼓と、チャンチキ代わりの茶碗を箸で叩いてるみたいな?鳴り物が強引に入ってるくらいで、その実ただのごきげんダンス・チューン!おんど+ピコピコ+ハンクラ+オモロ歌詞+オモロ声。ほんと子どもたちのテンションを爆上げする本能的要素しか入ってないし、こっそり大人にも有効な仕掛けを入れてるのがクニさんのニクいトコです。

あとこれインパクトのせいでA面で話完結されることが多いですが、B面「ロンリーロード」がめちゃくちゃ名曲だと思いませんか?志賀ちゃんパロディシリーズ(前作「わんぱく宣言」は「関白宣言」のパロでした)の寺尾聰を意識したパロディAOR。実にそれっぽいし志賀ちゃんの歌いっぷりもかなりはまってます。それに《ある日あの人に永久(とわ)に電話を切られる》って歌詞がいきなり独特の表現で最高なんだよなァ。こちらも赤塚不二夫が作詞を担当。作曲はオフコースの松尾一彦、編曲をクニ河内が。
※試聴「志賀正浩/ロンリーロード」


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【7"】寿ひずる/風に歌う [B面] (CBS SONY)
最近友人の影響でまた自分内ヅカブームがふつふつと湧いてきてるので、宝塚版ナツカヨにもおいでいただこう。ボンジュー!タカラヅカレコにももちろん夏っぽいものはたくさんありますが、その完成された魅力は100年以上に渡る長き歴史の中でも最高峰に位置すると言っていいのでは。80年の宝塚歌劇花組公演、グランドショー〈プレンティフル・ジョイ!〉からの7吋です。松あきらが歌うA面のタイトル曲も清々しいソフトロッキンでとても素晴らしいですが、B面収録の寿ひずる「風に歌う」を無視することはできません!エレピの軽やかなリフとギターの涼しい音色がこの上なくビューティフルなラヴ・ボッサ。スマートさと幸福感の両立する端正なメロディ。独特の歌い方が苦手とおっしゃる向きもいらっしゃると思いますが寿ひずるさんの歌唱はそんなにクドくないので、宝塚楽曲の枠を考慮せずとも全ポップス・ファンに推薦できる傑作ではないかと思っています。
※試聴「寿ひずる/風に歌う」



hazedon
【7"】「ハゼドン」より〜和泉常寛、コロムビアゆりかご会/ハゼドン音頭 (日本コロムビア)
世界広しと言えどもこんなに地味な魚・ハゼが主人公のアニメが他にあるでしょうか。72〜73年にかけて放映された、母を亡くした子ハゼが海の友人たちと行く冒険物語〜ファインディング・ハゼ〈ハゼドン〉主題歌盤。ガンダムシリーズでつとに有名なサンライズ(当時・創映社)の第一号アニメ作品というからわからないものです。
ゆりかご会のこども達の『ハゼドンだよーッ!』の快哉一発始まるコミカルなテーマ曲「ハゼドン音頭」が本当に大好きなんです°・🐠作詞:ほしのたかし、作曲:小林亜星、編曲:筒井広志によるNOT音頭BUT音頭なフォーキィグルーヴ。歌っている和泉常寛さんは元はしだのりひことエンドレスのメンバー。後にオメガトライブの制作キーパーソンとして「君は1000%」「アクアマリンのままでいて」等を作曲するソングライター業のほうが広く知られたところと言えるでしょうか。フォーク度の高い独特の歌声ですがOPアニメの映像とあわさるとこの上もなくチャーミング!B面にはもうひとつのハゼドン主題歌でお馴染みの、水森亜土ちゃんが唄う「ぼくはハゼドン」を収録しているWサイダー仕様。〽悪いやつにはヒレが鳴る〜ぼくはハゼドン正義の小ハゼェ〜〜〜〜♪郷愁を誘う股旅感と抜けの良い歌声がこれまた抜群の相性なんですわ。



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【LP】センチメンタル・シティ・ロマンス/ HOLIDAY (CBS SONY)
THEのつくシティポップ名盤も選んでおかねば、という事でセンチの76年傑作セカンドを。今作からドラムに元・シュガーベイブの野口明彦が参加してます。リズム隊としてはもちろん、ヴォーカリストとしての仕事ぶりが素晴らしい。元々メンバーの殆どが歌える質でヴォーカルとハーモニーには定評のあるバンドでしたが、それを更に強固なものにしたと言える野口ヴォーカルの「内海ラヴ」と「ロマンス航路」の2曲。この作品を傑作たらしめる要素としてどちらも欠く事のできない夏名曲です。特にミック・テイラーちっくな空に舞い上がるギターとの相性も抜群な「ロマンス航路」よ!フロートする詩情豊かな歌声と抑制の効いたコーラス…もはやエロティックやないの。ああ、この揺蕩うシティー・ムードに一日中溺れていたい。他にもドチャックなパーカッションでヘヴィ&ファンキーにキメる「マンボ・ジャンボ」や裏打ちレイドバックの「遊びっこ」、リラクシン・トロピカル「魅惑のサンバ流るる今宵」や「スウィートアイスクリームサンデー」など全編に渡って真夏の太陽光や高い空が似合う秀逸な作品ばかり!けだし名盤✧

※試聴 屮札鵐船瓮鵐織・シティ・ロマンス/ロマンス航路」
※試聴◆屮札鵐船瓮鵐織・シティ・ロマンス/内海ラヴ」
※試聴「センチメンタル・シティ・ロマンス/マンボ・ジャンボ」
※試聴ぁ屮札鵐船瓮鵐織・シティ・ロマンス/魅惑のサンバ流るる今宵」


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【7"】川口雅代/ Miss Call (FORLIFE)
FORLIFE系女性シンガーソングライター、川口雅代による81年シングル。川村ゆうことごっちゃになるのわいだけ?A面「Miss Call」はミスDJリクエストパレード出身も頷ける親しみやすくも艶やかな美声にうっとりする盛夏のドライビング・シティ・メロウ。洋楽的なサビの解放感が気持ちいい。鈴木茂のギターと編曲が徐々に高揚していくメロディの輪郭を引き立てる好サポートをしてますね。B面「夏少女」はよりカジュアル感を高めたきらきらのサマーチューン!こちらの炭酸飲料ちっくにはじけるポップ・メロディもう〜ん甲乙つけ難し!本人の作詞ですが不思議感覚の単語や擬音を駆使した歌詞〜《ルミグリーンの月夜》とか《クリームソーダ ムクムク 恋の泡がプティパティ》とか《あざやかブリュー うきたつ赤い花》とか《クリームウェイヴ ユラユラ 恋の風がシャリシャラ》など〜がガーリィかわいいのもよいですね(笑)
※試聴「川口雅代/Miss Call」
※試聴「川口雅代/夏少女」


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【7"】売レ線/トロピカル・チョンボ (Vap)
売レ線。れの字がカタカナになってるけど、これ「バナナを買いに」の売れ線かな。82年に発売された7吋「トロピカル・チョンボ」です。これが和製高速ラテン・ポップ〜トロピカル・ギャンブル歌謡で吃驚仰天の最高さ!インチキチキチチョンボ!ヤオチョンボチョンボチョンボ!の号令に合わせ、アッパーに次々まくし立てるギャンブルぼやきの数々。オルケスタ・デル・ソル辺りも一目置きそな本格的な緻密リズム&グルーヴ(ベースも最高)なのに、ハナモゲラ語スキャットのスチャラカ感がい〜い湯加減♨ 後方から大外一気にごぼう抜きで優勝の大穴盤来ました!以前のナツカヨに入荷した谷啓の「オムライス・チョンボNo.5」もそうですが、《チョンボ》という単語には日本人をラテンに駆り立てる何かがあるのやもしれん(笑) サザエさんちっくなイントロもいかすB面「二人だけのパーティ」は火の玉ボーイズム感ずるリラクシンなポップ・ナンバー。途中の転調もいいな。こちらも押さえておくべき名曲でっせ!追伸、レーベル面のデザインもかわいい。
※試聴 崘筌貔/トロピカル・チョンボ」
※試聴◆崘筌貔/二人だけのパーティ」



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【7"】西田敏行/おもいであくび [B面] (東芝EMI)
東芝時代の西田敏行。77年発売の本盤は〈西遊記〉抜擢以前、もちろん〈池中玄太80繊唹柄亜局長以前のヤングライオン期レコード。B面の「おもいであくび」がリラクシンなトロピカル・サンバでクッソ最高!!作曲クレジットを確認する前に聞いた時、井上陽水本人も歌っている石川セリの「Flight」(LP「気まぐれ」収録)のリアレンジかと思ってしまった。こちらは陽水ではなく下田逸郎の作詞曲。あかのたちおのフラワーな編曲がゆらゆらと気持ちよく、西田敏行のあまりにも麗らかな歌声に1RKOされちゃいましたよ!夏の歌って圧倒的に男女の恋愛模様をモチーフにしたものが多いと思うのですが、この感じで家族モノ(素敵奥さん属)ってのが意外で高ポイント。B面にひっそり収録なんてけしからんくらいめちゃくちゃいい歌です!
※試聴「西田敏行/おもいであくび」


そしてやっと来ました本日最後のレコードです。
yaitatsutomu_madonofuchinitsukamatte
【LP】矢板勉/窓のふちにつかまって (POLYDOR)
ポプコン出身のSSWもとい⋯SINGER SONG YAITAR、矢板勉の77年発売LP「窓のふちにつかまって」を〆にしましょう。ティンパン系譜、もっと言うとSHOWBOAT期の小坂忠くらいの肩の力の抜け加減で地味ながらいい歌うたいだなぁ。ココナツバンク的ポップ・ロック「ハネムーンナイト」があったと思えば酔いどれジャジィな「This is a 恋」みたいなのがあったり、バラエティに富んだ作風なのも面白い。
※試聴 嵬霹鎚/ハネムーンナイト」
※試聴◆嵬霹鎚/This is a 恋」

だけど最後に収録されてる「錨をあげて」を聞いたらすべてを持っていかれてしまった。

ああ毎日は白い波
流れるままの砂をけり
いま いちど 帆をかかげ 錨をあげて

心の船出。ああだから今夜だけは。自分をとりまいているものに重なるところがあってではっとしたってのは正直ある。それにしたって、ちょっとこの歌は素晴らし過ぎる。

※試聴「矢板勉/錨をあげて」

今年のナツカヨの終着点はこの曲だなと。最初に決まった最後の曲。
「SLOW BOAT TO CHINA」で始まった特集の終わりが船出の歌なんて結構いいじゃないの、夏なんだし。
と、オチがついたような気になっています。


てなわけで以上が今年のナツカヨ2017出場選手の皆様でした。
ちょこっと珍し盤から(主に)お手頃盤まで揃っています。

今回も前編・後編ともに全曲試聴ファイルを添付しておりますので、是非とも耳でお確かめの上、今年のお気に入りを見つけてくださいませ。



2017年のナツカヨ特集は明日23日(日)11時より店頭オープンです。
皆様のご来店を心よりお待ちしておりますm(_ _)m


しつこくて大変申し訳ございませんがなにとぞ。↓↓↓↓↓

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特集:ナツカヨ2017は7月23日(日)午前11時より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌24日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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