夏に聴きたい国産歌謡だけを置いている空想レコ屋の噂知ってる?

おまたせしました、今年も開店します。
ナツカヨ特集2017。
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ナツ・カヨ=夏・歌謡 (※歌謡は広義に国産音楽という解釈)。

レア度や価格にこだわらず大いなる独断と偏見で選ばれた夏に聴きたい音盤を、2008年から毎年強引にご紹介し続けてついに今年10回目を迎えるという恐ろしい事態!もっと恐ろしいのはそれに気がついたのがつい今しがた!いう事だったりして。
…という訳で10年目の気負い皆無で今年もオープンしたいと思います。

例年海の日近辺で開催していたのですが今年も予定が立て込んでしまい昨年に引き続き一週遅れの開店です。2017年の開店は明後日〜23日(日)11時よりの開店とあいなりました。お引き立ての程何卒よろしくお願い致します。


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特集:ナツカヨ2017は7月23日(日)午前11時より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌24日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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※毎回フライングお問合せをいただくのですが、お問合せは24日(月)以降の受付開始となりますのであしからずご了承下さい。

さあ、では2017年のラインナップを見て参りましょう。
いつも長文の駄文でご迷惑おかけしている上、回を重ねるごとに数で誤魔化すようになってしまい今年もかなりの長さを誇ってしまいました。簡潔に文章を書くことのできない自分の無才能を嘆きながら、いざお目汚し失礼いたしやす!


LET'S HAVE A NATSU-KAYO PARTY!🎉ということでまずはこちらから。
new york fire
【7"】ニューヨーク・ファイア・クラッカーズ/ HAVE A NICE PARTY (大洋漁業-POLYDOR)
〈食卓に海をとどけて一世紀〉大洋漁業(現マルハ株式会社)の販促非売品盤!懸賞のダブルチャンス賞商品として制作されたCMソングレコード、当選すると何がもらえたんですかねぇ?小椋佳の作詞曲、編曲に鈴木茂。歌うのはブロードウェイで活躍する未来のスター候補生200人から小椋が選んだという子供たち《ニューヨーク・ファイア・クラッカーズ》。彼らはLPも一枚出していてその帯には『小椋佳 構想3年』とでかでか書いてあったが本当なのだらうか⋯。ともかくその《ニューヨークの花火っ子たち》によるハッピーなキッズ・フリーソウル歌謡として昨今人気の一枚です。堂々と元気いっぱいにカタコトで歌い上げ、まさにパーティのはじまりにぴったりですな。
※試聴「ニューヨーク・ファイア・クラッカーズ/ HAVE A NICE PARTY」


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【7"】「まえがみ太郎」より〜金子栄一/どうどカーニバル [B面] (CBS SONY)
松谷みよ子の童話を原作にした長編テレビアニメ〈まえがみ太郎〉主題歌盤。予備知識なくこの題名を聞きこのジャケを見たらどんなお話なのか想像がつかなそうですが、B面の「どうどカーニバル」を聴けばさらに混乱に陥る恐れあり(笑)
70年代B級男の子アイドルのようなじめっとした覇気のない声で歌われるラテン・ディスコ・ハッスル歌謡。どど・すと・どどん!どんすと・すとどん!すと・すと・どんどん!と歌詞のひらがな表記にも悶絶しますが、フロア映えも辞さない熱いダンス・ナンバーです。歌詞がまた意味不明でキョーレツ😳物語を織り込んであるんだとは思うんですけど、「まえがみ太郎」未経験の自分にとってはワードのチョイスが独特すぎて支離滅裂にしか聞こえないw 未読の方は特に是非聴いてみてください♩無知自慢はきらいだけど私はこのシュールで奇妙な感覚を味わい続けたくて「まえがみ太郎」を読まずにいようと決めました(笑)
※試聴「《まえがみ太郎》より〜金子栄一/どうどカーニバル」


ディスコもういっちょ行きましょか。
matsumoto yuika
【7"】松本結香、おおやまたかし/モダンおじいちゃんと孫娘 [B面] (CBS SONY)
日本テレビ系放映の歌謡バラエティ〈歌まね合戦 スターに挑戦!!〉テーマを歌っていた少女演歌歌手、松本結香の79年盤。A面の「初恋」は73年に最上由紀子が歌ったヒット曲のカバーですが、ここで推すべきはB面のほう🙌タイトルから既に匂い立ってますが⋯「モダンおじいちゃんと孫娘」がファンキー・ディスコ演歌な迷曲でほくほく。『最近学校に赴任して来た先生かっこいいのよ〜。ま、私はおじいちゃんが大好きだから心配しないでねっ💕』(意訳)とこまっしゃくれた孫娘が祖父を翻弄するという、小学生にして業深いナオン歌謡でもあり。嫉妬深いジジイを演じる作曲のおおやまたかしとデュエットで披露しています。演歌版〈ぼくの先生はフィーバー〉を狙った感じでしょうが、気持ち的には谷ちえこ〈花の女子校数え唄〉かな。え、なんでこれがナツカヨって?浴衣がよく似合ってるでしょ。
※試聴「松本結香、おおやまたかし/モダンおじいちゃんと孫娘」


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【LP】植田ひとみ/人生はカルナバル (東芝EMI/EXPRESS)
ある時期宮間利之とニューハードの専属ヴォーカリストとしても活動していた植田ひとみの和製サンバ傑作アルバム「人生はカルナバル」がようやくにしてナツカヨに降臨🙏歓喜〜😭なんといっても70年代のおさけ歌謡最高峰といえるエリゼッチ・カルドーゾの酩酊日本語カバー「酔いどれサンバ」収録の人気盤。そして宇崎竜童が作詞曲を手掛けた「他人同志のサンバ」は歌謡ロック・サンバの名曲。巻舌にべらんめぇ口調のブルージィなヴォーカル、パーカッシヴなラテン・アレンジはダウンタウンブギウギバンド「サクセス」ときっと三親等内の血縁関係。歌謡度の高いこれらの曲以外にも日本語カバーによるアクチュアルなサンバも多数収録しているのですが、ニューハードの山木幸三郎が作編曲を担当しているオリジナル楽曲群が殊の外素晴らしいのです。飾り気のないアルカイック・サンバ「オレンジ村で……」は村中の男を首ったけにするチャーミングなあばずれ歌謡。とっさに浅川マキ「かもめ」が浮かんだけれど、こちらも山木幸三郎作曲だと気づいてなるほどと呑み込む。ビターで都会的なジャズ・サンバ「メルヘン」の表情もまた格別。喜怒哀楽・悲喜こもごもを内包する歌いっぷりの良さはまさしく絶唱でありますなァ。
※試聴 嵜田ひとみ/酔いどれサンバ」
※試聴◆嵜田ひとみ/他人同志のサンバ」
※試聴「植田ひとみ/オレンジ村から……」
※試聴ぁ嵜田ひとみ/メルヘン」


kosakakyoko_winker
【LP】小坂恭子/ウインカー (東芝EMI/EXPRESS)
75年に発売した「想い出まくら」のヒットで知られるSSW・小坂恭子。ポプコン出身ということもあり一般的にはフォーク系ニューミュージックの印象が強い彼女ですが、そのイメージとはやや異なるファンキーな楽曲を数多く輩出しているってコト⋯音楽好きの皆様ならとっくにご存知ですかね。78年にキャニオンから東芝へ移籍、東芝での第二弾となるアルバムがこちら「ウインカー」。全作詞曲を本人が手がけ、すべての編曲を井上鑑が担当。ナツカヨ・マジック発動してるのはB-2「ガラナ・キャンディ」!ここでのコケティッシュで痛快なトロピカル・サンバ・ポップぶりは中原めいこや小林泉美にも比肩するものと言えるでしょう♩珠玉の逸品。土屋昌巳のギターが映えるA-4「残り火」のメロウなフリーソウル感覚も聴き逃し厳禁であります。
※試聴 崗坂恭子/ガラナ・キャンディ」
※試聴◆崗坂恭子/残り火」


kida isamu
【7"】木田勇/青春・I TRY MY BEST (CBS SONY)
一年目にして新人王、MVP、最優秀防御率、最高勝率、最多勝利などあらゆるタイトルを総ナメにした日ハム永遠のルーキー、木田勇。そりゃレコードデビューするしかないわと言わんばかりに鳴り物入りで音楽界の新人王を奪いに来たよ!80年発売の青春ソフティ・メロウMVPにして音の球宴クラシック「青春・I TRY MY BEST」でベストを尽くす夏💪💪安部恭弘作曲によるアク皆無、どこまでも朴訥にどこまでも爽やかに熱唱する、野球レコード界のちばあきお枠。キレのいい黄金左腕を封印しTRYしたやさし〜い歌声にあなたの耳も完封されるはず!B面にはサウスポー・バンド名義の清水信之によるヴォコーダー・ディスコ・レアグルーヴ「Mr.ガッツポーズのテーマ」を収録する辺り、頭脳投球な名采配だね⚾︎
※試聴「木田勇/青春・I TRY MY BEST」


abet alfonso
【7"】Abet M. Alfonso / BEST FOR YOU (SHEIKS INTERNATIONAL)
毎年、毎年この企画をやっていると新たなナツカヨの発掘がどんどん困難になってくるので、昨年辺りからその境界線をぼんやりと広げにかかっておるのです。今年のラッキーゾーン盤はこれ!最初「風のささやき」の文字にうっかり勘違いしまったんですが、これ日本盤でもなんでもないジャケ付きのフィリピン盤7吋という!フィリピンの歌手という以外に詳細はよくわかっておりません(ネット検索すると同一人物かどうかは不明ですが錦糸町のライブハウスで活動…というような記載も)が、フィリピン・マニラのグリーンヒルズ・サウンド・スタジオで録音、本人作のA面「BEST FOR YOU」がメロメロメロウなサンセットAORの超名曲でびっくり😳アレッシー辺りも通ずる甘く瑞々しい歌声が本当に素敵だわ。B面「風のささやき」は日本語歌唱なのできっと日本にも所縁のある方なんでしょうな。珍し盤かと思います。




助っ人外人枠、二打席目。
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【7"】サジッド・カーン/神秘の星 (ビクター・RCA)
インドを舞台にした米ドラマ〈巨象マヤ〉の出演で有名となったインド系ティーン・アイドル、サジッド・カーンの69年シングル。歌手活動もしており日本でもいくつかのレコードを出しているサジが満を持して日本語歌唱盤を発売したものこれ。ボッサ風味のエキゾチック・ソフトロック歌謡、作詞:片桐和子、作曲:三沢郷、編曲:馬飼野俊一という膝を打つクレジットです。落ち着いた女声コーラスを伴って、ほど良い塩梅のカタコトを披露。薄衣をまとう⋯の部分が《ウズギヌゥヲマトォ》ってなってるのが最高で(笑)そうよな!薄衣はむずかしいよなサジ!って応援したくなる😄あとタブラですかね?不思議な響きのパーカッションのアシスト具合も特筆すべき点かと。ザ・タイガースの渋いB面曲みたいな趣きもあって非常に滋味深いです。
注:何故か歌詞カードの印字が表ジャケットに移ってしまってます‥(´・ω:;.:...




catboys
【7"】CAT BOYS feat. LUVRAW / FOOLS [B面] (JETSET)
日本の夏といえばTUBEでしょ!ということでチューブもの行きましょう。TUBEつっても咥える方のチューブだよ♪ 〈午前三時のラウンジファンクバンド〉というかっこよすぎの異名を持つCAT BOYS。トークボックスの使い手・LUVRAWをフィーチャリングした最強の7吋です。A面「FLY」は99年のSMAP大名曲カバー!magoo swim(当時)の野戸久嗣作曲によるクールなファンク・ナンバーで、発売当時SMAPがこんなのやるんかと思った覚えがありますが、まさかこれ来るかァと再び驚いたのが去年のRSD。より妖しくメロウさを増した流石の仕上がりに痺れるしかない!さらに更に驚かされたのがB面のEL-MALOカバー「FOOLS」です。原曲もめちゃくちゃ素晴らしい90’sスウィート・ソウルの傑作なのですが、2016年的極上スムース・ソウルにしっかりアップデートされており蕩けました〜。’10年代のサマー・アンセム!
※試聴「CAT BOYS/ FOOLS」




爽やかな人たちを召喚していきますっ🌴
riverside
【7"】リバーサイド/ワンダフル・スクール (ALFA)
後にソロ歌手としても活動するToshitaroこと稗島寿太郎率いる4人組ポップ・グループ、リバーサイドの80年発売シングル。A面「ワンダフル・スクール」はアメリカ屋靴店イメージソングに起用されたオールディー風ポップンロール♩寿太郎さん御本人が書いていると思しきホームページのディスコグラフィ・レビューには『本意ではなかった−中略−プロになると思い通りに書けないことも多々ある』という苦いコメントが残されていたりするのですが(汗)、なかなかどうして名曲だと思うんですよ!サーフライダーズ(植田芳暁)的ビーチボーイズ・リスペクト胸きゅんコーラスワークに乗せて、アメリカンな情景が次々に描写されるの、ごきげん以外の何ものでもないっ👟特に何が素晴らしいかって《恋の試験は55点で合格さ》のパンチラインですよ。来し方55点くらいの恋愛しかしてないので必要以上に沁みちまうんでさ。クロスオーヴァー味のシティポップ・チューンなB面「Excuse Me」もまずまずの佳曲ですぞ。
※試聴「リバーサイド/ワンダフル・スクール」


morimanaho
【7"】森真帆/エイプリル・モーニング・ラブ (YUPITERU)
こんなスケスケ衣装に妖しいライティングだもの‥ロマンポルノ女優さんかと思ってしまった⋯すみません💦森真帆さん・・・(まなほ)と読みます。現在はボイストレーナーをやっていらっしゃって浜崎あゆみさん、岡田将生さんなどを担当されているという凄い方らしい。これが80年に発売されたご自身のデビューシングル。この妖しいジャケはなんと幻の回収版ジャケとの事。うん、これは回収したほうが。誤解を生みそうだもの。
さておき、内容です。まずは驚きの豪華ラインナップである。作詞:竜真知子、作曲:林哲司、リズム編曲:永井充男(金子マリ&バックスバニー)、ホーン編曲:中村哲(プリズム)、コーラス編曲:山川恵津子。この他の演奏陣にも鳴瀬喜博、上原裕、清水信之、岡野等‥ら凄い顔ぶれ。このメンバーで悪くなりようがないじゃないですか。題名にエイプリルが入っているのは見逃してほしいんだけど、爽快なウェストコースト・メロウの超絶名曲に仕上がってます!疾走するホーンとラグジュアリーなコーラスが抜群。プロフィールのフェイバリット・シンガーにキャロル・ベイヤー・セイガーの名前を挙げているのも納得ですね。鮮やかな夏の演出に持ってこいの一枚☆




miyauchi jun
【7"】宮内淳/風のメッセージ (KING)
〈太陽にほえろ!〉でのおひとよし刑事ボン役で人気を博した宮内淳の俳優レコード。ボンの殉職と時を同じくする79年発売ですね。軽やかなギターのカッティングが心地よい、爽快ライト・メロウ〜シティ・ポップの好ナンバーでうれしい驚き。昨今再評価の機運高まるシティポップSSWの渋谷祐子が作曲を担当しているので当然と言えばそうですが。ぶっきらぼうな歌唱に秘めた熱さが一瞬の爆発を魅せるラストの大サビは女性陣に訴えたいハイライト。タイミング如何では中村雅俊や水谷豊のような青春俳優歌手としてさらなる活躍も期待できたんじゃないかなあ。
※試聴「宮内淳/風のメッセージ」


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【7"】Hi-Fi SET / 7月のクリスマス [B面] (CBS SONY)
84年の名盤LP「PASADENA PARK」からのプロモオンリー・シングルも選出してみました。ライトメロウ・スウィングなA面「水色のワゴン」⋯アルバムの冒頭を飾る言わずと知れた大名曲ですが、ナツカヨ・チョイスという事でB面推しでまいりましょう。「7月のクリスマス」は田口俊・詞×伊藤銀次・曲×国吉良一・編によるHi-Fi SETらしい名曲♪アガサ・クリスティの推理小説と同時進行で、それを読む男性と女性のやりとりを会話形式で展開する洒脱なアーバン・コーラス。ストーリー性が高いのでシングル向きじゃないとは思うけど、大好きなのでプロモでも7吋に収録されて嬉しい♡バブルの恩恵にはあずかっていない世代なので、リゾートでの休暇とか瀟洒な描写(YO!!)のスマート&ジェントルな世界観にはいくつになっても憧れを抱いてしまうものだ。
※試聴「HI-Fi SET/7月のクリスマス」


jive
【7"】JIVE / YOU'RE MY ANGEL (BMGビクター/air)
ニュージャックスウィングとヒップホップの狭間から生えてきました、みたいな見た目のグループ、JIVEの89年作をピカップ😎不勉強で全然知らなかったんですが「YOU’RE MY ANGEL」はシャイニーな摩天楼系アーバン・メロウの大傑作!視界がパッと拓けるサビのファルセット・ヴォーカルとコーラスワークも素晴らしくサバンナ歌謡と呼んで差し支えないでしょ。次代のニュースタンダードの可能性を秘めてると言えなくもない。かも。しかしこのロイクなルックスとの乖離はシングライクトーキングに感じたものと似てるなぁ。見た目に寄ってるのはB面「KISS ME IN THE DARK」で90年代へとつながって行くアーバンブギー・サウンド。こちらも好事家にはたまらないかもしれません。
※試聴 JIVE / YOU'RE MY ANGEL」
※試聴◆JIVE / KISS ME IN THE DARK」


あ!!へんなおじさん、入れ忘れた!
sakagami jiro
【7"】坂上二郎/森さん (CBS SONY)
コント55号時代から歌担当は二郎さん♩なかなかいいのどをお持ちで本格的なレコードもたくさん出してますが、そんな二郎さんディスコグラフィの中で異様な鈍色を放っている7吋をご紹介。見た目はさわやか二郎さん🌿なんともニッチな森林浴推進歌として制作された83年作「森さん」 です。冒頭の鳥のさえずり&こどもコーラスからの無自覚な裏打ちビート。歌がはじまると不穏な空気はさらに色濃いものになっていきます。《もしもし、もしかして森さんでは?そういう気がして尋ねました。いえいえ爽やかですものわかります。⋯実は、私も、森なんです。》漫画ならばニタァ‥という擬音が付きそうなホラーな場面。喪黒福造にも似たサイコーにPSYCHO感がビンビンに伝わってきます。その後も手当たり次第に『あなた森さんでしょう?』と話しかけ続け、苗字に森や木の字の入っている人々を『いいじゃないですか!緑に変わりはないでしょう』と親戚認定していく(ここがまたPSYCHO〜!)という恐ろしい歌なのです。トンでます!トンでます!全国の森さんはじめ、その他大勢の森なんとかさん必携の一枚。大好物ですが、これ果たして森林浴促進になっているんでしょうか?




さてようやくの前半戦ラスト。
今年は待って待って呑まれて呑んだ待望盤がやっと来てくれたの。

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【LP】山田康雄&YOU、音楽:大野雄二/せ・しゃれまん (KING)
長年の念願叶って今年紹介できるのが本当にうれしくてたまりません!!ルパン三世の声でおなじみ、山田康雄の79年のファースト・アルバム「せ・しゃれまん」来たーっ💪✨懐かしき声。世界の女性達と繰り広げるラブ・カンバセーション・ドラマと歌とで綴るジャジィで大人のレコード作品です。正式なアーティスト表記は《山田康雄&YOU》で、YOUは大野雄二の事です。全作詞を山田本人が、全作曲を大野雄二が音楽を担当、大野雄二はピアニスト役でドラマパートにも出演してます。
本当に、掛け値なし全篇素晴らしいのですが、ナツカヨ選曲としては市毛良枝とのデュエット「セ・ラ・ヴィ」を筆頭にあげておかねばなりません。録音中に陣中見舞いに来た市毛にその場で楽譜を渡し録音した真偽不明のエピソードが載ってますが、セクシー・ボッサ歌謡の傑作。序盤まだぎこちなさを見せる市毛の歌唱が終盤の山田とのかけあいの頃には色香たっぷりにノッていく様子にこれがプレイボーイ術実践かと感心さえ覚えます。とろっとろに蕩けてしまうジャズ・ブルース「君はセクシー」がまた存外素晴らしい。
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音楽部分だけでなくドラマも最高なんです。ご覧の通りジャケ装画はモンキー・パンチ先生♩どっちがルパンでどっちが康雄?てなくらいにチャーミングなプレイボーイっぷりが終始堪能できますよ。ムッシュかまやつさんと同種の抗しがたい魅力。それはぜひ買ってお確かめくださいませ。
⋯これねぇ、ほんと声優レコードじゃないのよ、これは粋人レコード枠。こういう語りと音楽のレコードを今、作る方が現れないかなあって思ってしまいます。
※試聴 峪嚇長雄&市毛良枝/セ・ラ・ヴィ」
※試聴◆峪嚇長雄&YOU/君はセクシー」
※試聴「山田康雄&YOU/クリスチーヌ」



・・・と前半やっと〆ました。ふう。
明日は後編が待っております。
よかレコが今か今かと出番を待っているのでありました。

2017年のナツカヨ特集は明後日23日(日)11時より開始です。どうぞお楽しみになさっててくださいまし。!


繰り返しになりますが↓↓↓↓↓

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特集:ナツカヨ2017は7月23日(日)午前11時より店頭販売開始です。
掲載商品へのお問合せや通信販売については
翌24日(月)からの対応となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくご了承くださいませ。

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どうぞお気に留めてくださいませ。
過去のナツカヨ特集に関しましては、カテゴリ:ナツカヨから見ることが出来ますので、お暇な方おられましたらどうぞ。