自主盤歌謡のレコードで繰る手が止まるなんて方はこの名前に見覚えがあるかもしれません。
昨今はアートの島として有名になった瀬戸内海の小島〜直島に、60年代から働く人々の歌をレコード制作し続けていた希代のレーベル 《直島ミュージックスタジオ》 がありました。

まずは右リンクから、2010年9月13日に書いた当店ブログに掲載した下から2番目のレコードレビューをお読み下さい。

Gマン?Gメンではなく??という戸惑いが透けて見える、今読むととてつもなく恥ずかしいレビュー。この日はじめて"直島ミュージックスタジオ"なるものの存在を知り、意味不明歌謡なんて括りで綴ったのでした。

あれから5年、その直島ミュージックスタジオがこちらの想像を遥かに超えた存在だと教えてくれるCDを紹介します。

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【NEW CD】V.A./ 直島ミュージックスタジオ作品集 (リクロ舎)
自分の歌を聴いてもらいたい‥ただそれだけの気持ちから録音スタジオを作り、レコードを有線放送に配り続けた、いや今も作り続けている方、それが直島ミュージックスタジオ創設者の佐義達雄さんです。他の仕事をしながら聴いてもらいたいというだけで500枚の自主制作盤を作り配る、売らずに配る‥そんな人が今もいる。しかもこの方は演歌・歌謡曲好きなら誰もが知っている村木賢吉の大ヒット曲「おやじの海」の作者なわけでして、売れようと思えばいくらでもチャンスがあり稼げただろうに。
naoshima_2その「おやじの海」が元は直島ミュージックスタジオ制作の自主制作盤だったと知ったのも、スタジオの存在を知った後でした。アレンジの全く違う、ギター伴奏のみで歌われる「おやじの海」を聴いてみてください。
※試聴「村木賢吉/ おやじの海」
エコー・オブ・ナオシマ…この独特なるサウンドとともに耳に入る歌声はなんと力強いことよ!
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他にも、地元の女子高生が歌ったものなど多岐にわたる作品が収められていますが、最も衝撃的だったのはGマンによる「バリヤの中の物語」でした。
※試聴「Gマン/ バリヤの中の物語」
意味不明ブルース!!宇宙語で歌われるパパとママの愛の営み‥らしいです。「おやじの海」との距離感すごい!

自主制作歌謡好きさん以外にも、音楽に関わっている方、制作されている方、洋邦問わず幅広くレコードを買っている方、音盤の裏側にあることを知りたい方‥全ての方に聴いていただきたくて少数ですが販売させていただくことになりました。同封のブックレットには佐義さんのインタビューを収録。これがまた最高なのです。
【NEW CD】V.A./ 直島ミュージックスタジオ作品集 (リクロ舎) 2700円(税込)で販売中。
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このように真面目さと茶目っ気が入り交じる佐義さんの音楽に向き合おうと思えたのは、このスタジオに関する、まるで映画のような物語のおかげ。田口史人氏著『レコードと暮らし』という本に詳しく記されています。涙します、ほんとに。まずはこの本を読んでから聴いていただくのが良いかと。



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