ようこそ大阪へ、ポール・マッカートニーさん!ってことで、近くにいるポールに届けとばかりに便乗しちゃう今日のブログ。なんだけど本人のレコードじゃないという…。

matsuoka keiko
【LP】松岡計井子/ サムシング〜松岡計井子 ビートルズを歌う 第三集 (toshiba)
そもそも、ビートルズの曲に日本語歌詞をのせて歌うって発想が僕らからすると相当に"新感覚"なんだけど、松岡計井子さんが歌うと違和感なく"歌謡曲"として聴けるんですよね。この人の歌の凄さをわかってきたのはつい最近です。深み‥。
「ビートルズをうたう」シリーズでは最も入りにくいと思われる第三集、副題に「サムシング」と入ってますがB4の名曲から満遍なく選んであるのは前シリーズ同様。編曲・指揮:ジャック・アルマン。

いきなりポールじゃなくてジョンかい!ってツッコミは無しで。羽切美代子の訳詞は詩的でありかつ哲学的。聴き手によって受け取り方が随分と変わるのではないかと予想。新たな出会いがあってこそ想い出って過去になるんだよね‥。

「サムシング」はサムシング♪って始まらないところに若干の違和感を感じつつ。

恋した心は アイドントノー 恋したわけなど アイドントノー♪‥ちょっとなかにし礼ワールドに近いような。素晴らしいラブ・ソングです。

B面ラストを占める圧巻の2曲を続けて。

あのサイケデリック・ポップ大名盤とはまた違った響き、ロックであり歌謡曲なこのアルバムを象徴する名歌唱だと思います。ブレイキン!なイントロの印象は聴いていくとすっかり消えて、気付けば「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」に人生を重ね合わせていることでしょう。

帯付状態良好です。2480円



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