学生時代〜現在に至るまでずっと身近に置いていたのが川勝さんの本でして、読むたびにポップ中毒者への憧れを強めていったわけです。お会いしたことなんてもちろんないし、単なる一読者なだけですが、ほんとに影響受けました。誰々の影響を受け、なんていえる人ほんと少ないんですが。川勝さんには間違いなく、です。それだけに今日は朝からなんともいえない精神状態で仕事してます。無気力スレスレ。帰って本を読み返そう、氏が書かれたライナーノーツを読みながら音楽聴こう…とは今はちょっと思えないなぁ。


しんみりしつつ、新着盤から1枚だけご紹介しておきます。

ogawa miki_ameno
【7"】小川みき/ 雨の中の口づけ (philips)
少し前に入荷した「マイ・ロスト・ラブ〜初めての愛」に比べると地味目な印象ありますが、安井かずみ-筒美京平コンビ作ということで無視はできないシングルです(’73年作)。儚さいっぱいのミディアム・バラード。サビでちょいとうねりますが。むしろ注目はB面「小さな過去」のほうですかね。少し後にリリースされるシングル「燃える渚」の原曲なんですな、これが。若干歌詞も違います。とにもかくにも京平先生作の欧風ツイスティン・ロック・サウンドが素晴らしすぎる逸品。甘酸っぱい声も文句なしです。
ジャケ良好、盤もスレなしのコンディションですが若干ソリ気味。プレイOKでした。3500円