さて本日も昨日に続いてナカレコ的ぽっぷん&ろっけん・ろーる in安レコ特集を。
今日はロッケン色強めです。
※も少し簡潔にまとめにゃいかんと思いつつの、なぜか出来ないまたしても長文。土下座。


jimmyosmond_pretty【7”】JIMMY OSMOND / 君はプリティー (Epic Sony)
後編の開始はジミー・オズモンドとともに。大きゅうなられましたなぁ(ToT)と駆け寄りたくなる81年発売。作詞:湯川れい子、作曲:加瀬邦彦、編曲:木森敏之の完全日本録音盤で、これがまたルビナーズみたいな西海岸ドライヴィン・パワーポップなの。カタコト日本語を駆使しての♬言葉ヘタクソダカラァ〜ゥマク言エナイ、シャベレナァ〜イィ♪と純正ポップに歌うジミー萌え!神様ありがとう、名曲すぎる。 800円



siki_ayaturiningyo【7”】四季/あやつり人形 (ELEC)
エレック・レコード所属の6人組R&Rバンド、四季のデビュー7吋です。もう片面の「季節」(四季の季節、ややこしっ)は佐藤“ケメ”公彦・作のロッカ・バラードですが、こちらは現在も音楽プロデューサーとして活躍しているサイドギター担当の牧田和男の作となるシンプルな8ビート・ロックン歌謡。甘いメロディと魅惑的なヴォーカルはキャロル・フォロワー的。 800円

rosemary_sentimental【7”】ローズマリー/センチメンタル急行 (TRIO)
作・編曲を手がけた穂口雄右のソウル志向が色濃く出た74年発売の3rdシングル。翳りを含んで焦燥的にリズムを刻むサビのフレーズが切なくってたまらない。虚をついて鷲掴み、なサビから始まる構成もとても精製されていて侮りがたい完成度を誇っております。好き好きローズマリー。 800円

chacohel_aisite【7”】チャコとヘルス・エンジェル/僕のモーター・サイクル [B面] (RCA)
ローズマリーと来たらやはりチャコヘル。デビュー7吋「愛している愛してない」は回せば玉散る永遠の名盤!有馬三恵子の瑞々しい歌詞、馬飼野康二の快活なポップ・サウンド、勿論バンドとしての高い実力を兼ね備えたエスペシャリーなグループですなぁ。ホント両面素晴らしいのですが、今回はよりドライヴィンな高速モーター歌謡のB面推しで。 1000円



chacohel_jampde【7”】チャコとヘルス・エンジェル/恋はジャンプで (RCA)
もいっちょチャコヘル!74年の2ndシングルも。こちらも馬飼野康二の作編曲(作詞はたかたかし)でポップン・ソウル路線大爆発の鬼名曲。滑らかで無垢な手触りのアルバム・ヴァージョンもいいけれど、「恋はジャンプで」はシングル・ヴァージョンでもぜひ所持していただきたいトコロ。派手なブラスにバウンシーなリズム、全く別のカラフルなアレンジが最高。 1000円

dolphin_tomodachikara【7”】ドルフィン/友達から恋人に (PHILIPS)
《お日さまとパッピーな仲間たち》という意味不明キャッチフレーズを冠したボーイズ・グループ、ドルフィンのデビュー曲。76年のホリプロタレントスカウトキャラバン・テーマとして、池田ひろ子(「恋のABC」)との競作で発売されました。元テンプターズの松崎由治が作曲を担当した、サックス鳴きまくりオールディーズ風味のポップなロケンロール歌謡。ジャニーズJr.出身という事でフォーリーブスの流れを受け継ぐプロフェッショナルを感じます。 1200円



dolphin_hearthacandle【7”】ドルフィン/僕のハートはキャンドル[B面] (PHILIPS)
続けてイルカ君たち。同じ76年発売の2ndシングル「二人だけの奇蹟」から、B面収録の明朗ポップ・ロック歌謡をピック。作詞の石原信一による青・性・星(セイ・セイ・セイ!)な歌詞世界と作曲:佐瀬寿一、編曲:馬飼野康二のポップ黄金律。コレコレ!ソロ・パート部分では各々あいざき進也を思わせるスウィートなヴォーカル・スタイルをとっていたり、コミカルなアクセントがあったりと細やかな仕事っぷりにも好感。 1000円


strawberryjam_kurukuru【7”】ストロベリー・ジャム/くるくる [B面] (COLUMBIIA)
ストロベリー・ジャムなる男性4人組バンドの75年発売シングル。詳しい経歴は謎ですが、どうもアイドルワイルドサウスのメンバーが在籍しているようです。A面はセンチメントなロッカ・バラードですが、B面でかなりドライヴィンなロケンローを展開…オーバーオール2・ベルボ2で正しい配分、うむ。中盤でのサキソフォンとバンピン・ピアノ、ギターのタイトな攻防がかっこいいなあ。 600円


lemonpie_koihatakara【7”】レモンパイ/恋は宝さがし (ELEC)
ずうとるびの弟分として登場したエレックの4ボーイズ・グループ、レモンパイの2ndシングル。当店では井上忠夫、森雪之丞とともにロックン歌謡コンポーザー三羽烏として崇めている佐瀬寿一の作編曲仕事。メンバー間の掛け合い組み込んだ溌剌ポップン・ナンバー。活きのいい演奏にもそのヤング&ポジティヴ精神が出てますね。ヴォーカルが少しジャイアン気味なとこがまたいい(笑) 600円



lemonpie_tomodachiboogie【7”】レモンパイ/友だちブギ (ELEC)
続いてもレモンパイ、75年発売のこちらがデビュー・シングルです。ロッキン・ブギー歌謡の名曲。1st LP「旅のスケッチ」収録のこの曲を愛聴していたので長らく気付かなかったのですが、これ7吋テイク.の方がカッコイイ!疾走感のある前者もこれはこれで好きなんだけど、ファンキーなブラスとピアノ、ドラムも跳ねてるしがなり系ヴォーカルにも緩急があって完成度が高いす。 600円

moritanicky_otometic【7”】森田日記/乙女ちっくブギ (RCA)
森田ニッキーの75年発売・2ndシングル。回転数間違えたかと思うような地底声で幕を開けるスケ番ロックンロール歌謡No.1。ドスを聴かせて”チンケな男に聞きたいよ それでもあんた持ってんの?”と、乙女ちっくブギというにはあまりにもオトコマエ。こういうのも中性的というのか。歌唱自体にはクセがなく生真面目そうな感じが垣間見えて思わずにやり。作詞:竜真知子、作・編曲:高橋信之(高橋幸宏の兄)。関係ないけどジャケ左に鬼瓦権造がいるよね。 1000円



risa_rocknrollkoiuranai【7”】麗灑/ ROCK'N ROLL恋占い (taurus/嵐)
森田日記の後はこれしかないわ(笑)横浜銀蝿一家から薫婬蝿(じょおうばえ)、麗灑(りさ)姐さんの82年発売・デビュー7吋!キャラ・スーン(c機動戦士ガンダムZZ)の「ジュド〜〜」にそっくりなワイルド声でシャウト!シャウト!シャウト!ヤンキーなのに恋占いなんて可愛すぎるゥ。しかも「待ち人来たらず」とか泣かせます。最高のガールズ・ロック、赤いライダースーツばりの合皮感がたまらん。 600円



sinsuke_jikandakega【7”】島田紳助/時間だけがロックンロール (CANYON)
今年は災難、な元・芸人。「時間だけがロックンロール」‥そんな気分かもしれませんな。紳助バンド後の、81年発売のソロ・シングル。自ら作詞を担当、作曲:新井武士(ダウンタウンブギウギバンド)、編曲:山岸潤史。女々しいくせにノー・フューチャーなヤング・チンスケがほとばしる疾走系ロッケンロール。意外といい曲…す、素敵やん!ジャケットにサイン入ってるよ。 800円



dantomoya_marie【7”】弾ともや/禁じられた恋のロックンロール [B面] (PHILIPS)
元ローズマリーにしてクリスタル星からやってきたロクンローラー、おまけに言うと後の生沢佑一。弾ともやの2ndシングル「青春の日のマリー」B面。セクシーなヴォーカルとそれに見合った大仰な展開、T-REXの香りぷんぷんのグラマラス・ロックン歌謡。ギターのリフがやたらキャッチーです。作詞:阿久悠、作曲:井上忠夫、編曲:馬飼野俊一(お兄ちゃん!)。 1000円


poppies_koihakibun【7”】ポピーズ/恋は気分 (TOSHIBA)
ロッケン歌謡はそう、♪気分なの!気分が大事ィ!ポピーズの2ndシングル。基礎中の基礎、ですがやはり押さえておきましょう。作詞:なかにし礼、作・編曲:井上忠夫。74年の井上忠夫という事でしっかり脂のったお仕事、で強力なビート感にもちろんロッキン・サキソフォン、硬派からフェロモンまで表情を変える歌いっぷりも最高。恋は気分しだいでも「恋は気分」はあなたを裏切りません! 2000円



osawaitsme_yokohama【7”】大沢逸美/ヨコハマ・エナジー (TEICHIKU)
グッド・ガールIt's meこと大沢逸美の84年発売シングル。河合夕子のオリエンタル・ポップな名盤2nd LP「フジヤマ・パラダイス」収録曲のカヴァで、ゴキゲンな80’sロックン・ビート歌謡の傑作!“和・洋・中 to you!”てなゴチャマゼ感に80年代言語感覚、日本語と英語が混在する歌詞にもかかわらず、サウンドは米国ロック一辺倒ってのはご愛嬌(^_^;)気持ちの良い派手さと嫌味のない歌いっぷりはまさしくGOOD-GIRL! 500円



agoisamu_jukusei【7”】アゴいさむ/ボクは塾生 (CBS SONY)
あご勇の77年発売レコード・デビュー盤!この当時すでにハンダースのメンバーとして活躍していたものの、ハンダースのデビュー曲「想い出の渚」は翌78年発売。ソロ・デビューが先とは‥やるな!佐瀬寿一作・編曲のロッキン・コミック・ソング(語りあり、クラシカル転調あり)を甘い歌声で可愛らしく歌ってます。ジャケのイラストもかわいい(アゴww) 800円




sugarlove_highteen【7”】シュガーラブ/ハイティーン・ガール (PHILIPS)
デビュー曲「悪いひと」から何があったのてなやさぐれ変貌を遂げてるガールズ・グループ、シュガーラブの2ndシングル(76年)は傑作ズベ公R&R歌謡。同年発売のジョニー大倉ファースト・ソロLP「JOHNNY COOL」からのカヴァです。気怠くフェロモン充分なやさぐれ歌唱が本家よりもバチッと決まったまごう事無きビッチンロール最高峰。ジャケットも言うことないでしょコレ! 1800円



uchidayuya_twistno1【7”】内田裕也&1815 SUPER ROCK'N ROLL BAND/レッツ・ツイストNO1 (WARNER)
さて今日もようやくの最後。ラストはシェケナ〆といたしましょう。近田春夫(p)、内海利勝(eg)、園山光博(ts)らがバックを務めるウィズ・バンド名義の77年発売シングル。こちらも上のシュガーラブと同じジョニー大倉の作詞曲で、裕也のカラリとしたハイトーンがお似合いの軽快なオールディーズ調のツイスティン・ロケンロー!キャロルっぽい。すげぇ投げやりな女子コーラス(お気に入りのお姉ちゃん?)が華を添えてサマー・パーティー・アンセムと化してます。先輩、流石っす! 1500円


と、まぁ長々やってしまいました。ホントすいません。
年末年始、どうぞウキウキ気分になれる一枚を見つけて下さいましな♫