ありがたいことに忙しくさせてもらってました。スキをみてブログ書く!

新着盤から、1枚だけ。音響作品として聴く鉄腕アトム。

atom
【LP】大野松雄/ 鉄腕アトム・音の世界 (victor)
初の国産アニメ作品『鉄腕アトム』、その音の世界を閉じ込めた魅惑の電子音響作品。オリジナル盤は“75年のコジマ録音盤ですが、これはまあ出ないです。今日入ったのは“79年に発売されたビクター盤。モノクロだったジャケがカラフルに色付けされてます。内容は同じ。
大野松雄氏によって制作されたアトム音はその後のTVアニメに多大な影響を与えたわけですが、ライナーノーツに載っているインタビューを読むと、まあとにかく手作り感溢れるエピソードに改めて驚かされます。シンセサイザーなんてものが無かった時代、テープを揺らすことでバイブレーションかけたり、擬音は実際に口で言ってみて後から変調をかけたり‥。驚いたのはあのアトムの足音、あれマリンバの音らしいです。マリンバをテープにとって、手でテープヘッドにこするようにあて、リールを動かしている・・そうだったのか!電子音とばかり思っちゃってるから、まさか生音から精製されているとは露ほども思わず。ライナー読むだけで視野相当広がるなー。音が当然重要なんだけど、製作過程がおもしろすぎる!ちなみに大野松雄氏はシンセサイザーにかなり否定的です。Q.アトムで使った音を全てシンセサイザーで作ることは出来ますか?A.出来っこないヨ。(一声大きく)あんな不便なものはない…職人気質全開!
帯付状態良好です。4800円