日本ジャズ界の大御所、ナベサダ盤がいろいろと新着したのです。みなさんをごきげんなナベサダ・ワールドへお連れしましょう。

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【LP】渡辺貞夫/ ブラジルの渡辺貞夫 (tact)
ナベサダといえば、まずはブラジル音楽からすよね。’68年にサンパウロまで飛んで録音した本格ブラジル音楽盤。ジョゼ・フェレイラ、カルロス・アルベルト・アルカンタラ他、ブラジル人ミュージシャン8人と、まあ楽しそうに演奏しとります。笑顔が目に浮かぶ。ソフロロック的要素も取り入れた「ビン・ボン」(ジョアン・ジルベルト作)、メロメロメロウなボサノヴァ「イ・ナーダ・マイス」、聴いた瞬間カーニバル・モードに入っちゃう「トリステーザ」等、名演につぐ名演!帯付、盤きれいです。2500円


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【LP】ソニア・ローザ/ ボサノバの新星〜ソニア・ローザ登場 (toshiba)
外せませんね、このアルバム!渡辺貞夫カルテットの演奏に乗ってキュート過ぎるほどキュートな歌声を披露するソニア・ローザのデビュー盤(’68年)。「イパネマの娘」「フライ・トゥ・ザ・ムーン」「コルコバード」「黒いオルフェ」等、収録曲はスタンダード・ナンバーばかりですが、声のせいなのでしょうか、何度聴いても飽きないんだよねぇ〜。ジャケ、盤(黒)ともに良好です。綴じ込みポートレイト付いてます。残念ながら帯ありません。6800円


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【LP】渡辺貞夫/ kenya ya africa (sony)
ブラジルからアフリカに飛ぶナベサダ。自身のカルテットとインター・アフリカン・シアター・グループとの共演盤、東京・イイノホールでの録音(’73年)。A面はアフリカ音楽として聴くべき作品が並んでます。A面ラストのタイトル曲とB面はナベサダ・カルテットが大活躍。アフロジャズ全開!チャレンジャーですなぁこの人は。状態良好、1300円


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【LP】渡辺貞夫/ live at the JUNK (sony)
ジャズ・メン渡辺貞夫を堪能するならこのライヴ盤ですかね。’69年東京のジャズ・クラブ“ジャンク”での実況録音。敬愛するチャーリー・パーカーの「シェリル」を熱くプレイしたかと思えば、オリジナルの「空が落ちてきたらどうしよう」をファンキーにキメ、さらにはバカラックの「ジス・ガイズ・イン・ラブ・ウィズ・ユー」をスインギーにやっちゃう‥メチェメチャ男前なナベサダを味わえます!状態良好、1300円


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【LP】渡辺貞夫/ swiss air (sony)
飛行機ジャケの渡辺貞夫。笑って雲の上を歩いてます。’75年、モントルー・ジャズ・フェスティバルの実況録音盤。インパクト抜群の「マサイ・ステップ」、狂えるサックスが炸裂する「タンザニア・エ」、叩きつける8ビートで徴収を圧倒する「ウェイ」などなど、ナベサダ・カルテットの熱さが爆発する好ライヴ。状態良好、1300円


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【LP】渡辺貞夫/ round trip (sony)
飛行機ジャケの渡辺貞夫その2。チック・コリア、ミロスラフ・ビトウス、ジャック・デジョネット等、ECMなミュージシャンと共演した’70年作。流麗な電化ジャズやってるかと思いきや、なかなかに強烈なフリージャズでビックリ。フルートとピアノのデュエットで静かに聴かせる小品「ノスタルジア」にホッとしちゃいます。帯裏破れ有り、盤はきれいです。1300円