今日の新入荷は片隅のエイティーズ!音楽産業華やかなりし80年代にひっそりと咲く婀娜花たちがやってきたぞ、ヤァヤァヤァ。

starbo
【7"】スターボー/ハートブレイク太陽族 (POLYDOR)
やって来ました、太陽系第10惑星"スターボー"より地球に「A・I(愛)」を伝えるためにやって来た宇宙三銃士スターボーが!82年の地球デビュー・シングル「ハートブレイク太陽族」は、作詞:松本隆、作編曲:細野晴臣によるテクノ歌謡の名作。最初は性別不明という設定からかなりのドス声で硬派に歌っていたんですね。時代さえ違えばパフュームになれてたかもしれないのに…、と思ってみたけどやっぱり同考えても珍妙。衣装のレオタードが井森美幸のオーディション映像を思わせます。うん、カルト・アイドルで正解ですねコレ。2000円



johnny
【7"】ジョニー大倉/その気になるなは無理だろう (VICTOR)
続いてジョニー大倉の81年のシングル「その気になるなは無理だろう」。作詞:阿久悠×作曲:ジョニー大倉×編曲:後藤次利という面子が揃い踏んだ名作アルバム「DJが眠ったあとで」からの一曲で、キャロル時代のを思わせる軽快なロックンロール歌謡。お高くとまってたあの娘が酔っ払ってしなだれかかってきてる…今夜はついてる!的な歌詞がちょっと下世話なんだけどジョニーの甘い声で歌われちゃうとなんか良いんだよなァ。そこら辺のバランスが阿久先生の凄いところ。ジャケット端にテープ跡あり。800円

matuinaomi
【7"】松居直美/ちんぴら (PHILIPS)
"普通のOL"(c)欽ドン!が歌って良いんでしょうか。松居直美の84年のシングル「ちんぴら」は甲斐バンドをカヴァーしたやさぐれロック歌謡。少年っぽい舌足らずで鼻にかかる歌唱とのミスマッチがなかなか面白い一曲ですが、聴きモノはB面「おちこぼれ数え唄」。こちらも不良チックなやさぐれっぷりなのですが(松居直美ってこんなイメージあります?)、高速パーカッション乱舞でガムランっぽくなっちゃってます。数え唄調の作詞は篠塚満由美で、図らずもモノマネ王座な顔合わせに!!600円

joeyamanaka
【7"】ジョー山中/愛のささやき (TEICHIKU)
さてお次は芸能界のケンカ王(!?)ジョー山中の「愛のささやき」をご紹介しましょう。TBS系ドラマ「男と女のあいだには」テーマ・ソングとありますが、何を隠そう「ゴッドファーザー 愛のテーマ」の日本語カヴァです。時期的にはウェイラーズとの共演で知られるアルバム「レゲエ・ヴァイブレーションズ」と同じ頃なので、レゲエ・カヴァ!?と思いましたが、爽やかなAOR/クロスオーヴァー風味でした。あのニーノ・ロータの厳かな原曲がこれでもかってほどメロウ・ブリーズになってるのが凄いですよね…。B面には英語詩ヴァージョンを収録。1000円

tonco
【7"】雪村いづみ/ふたりはライバル (SONY)
続きまして雪村いづみの80年のシングル「ふたりはライバル」。こちらは作詞:島武実×作曲:宇崎竜童のコンビが贈るダウンタウン・ブギウギ・ロック歌謡。雪村いづみのロック・フィーリングは"フジヤマ・ママ"の時代からこれっぽっちも衰えちゃおりませんぞ!ジャケットには実娘・朝比奈マリアと並んで写っておりますが、曲の内容も娘にあれこれと恋のアドバイスをするママって感じですごくステキです。ジャケットに折れと薄くテープ跡あります。800円