サントラCDの入荷がありましたぞ!
今日は名画が出揃っております。

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【CD】PIERO PICCIONI/ Il Disprezzo (Digitmovies)
まずはジャン・リュック・ゴダールの63年の名作、ブリジット・バルドー主演で愛の不可能性を描いたイタリア=フランス合作映画「軽蔑」です。優雅なストリングスやオーケストラル・サウンドが印象的なジョルジュ・ドルリューの音楽で知られていますが、フランスに先んじて公開されたイタリア版ではピエロ・ピッチオーニの音楽が付けられているんです!しかもドルリュー版とは全然違ったグルーヴィ・ラウンジなオルガン・ジャズだ!!この音楽が挿入されているのはイタリア公開版のみですから、超絶レア音源といえましょう。奇跡的なCD化はDigitmoviesが…でももはや現在廃盤となってしまってます。なんと未開封での入荷、早い者勝ちですぜ!2980円

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【CD】NINO ROTA/ Il Gattopardo (CAM)
こちらも上と同じ63年のイタリア=フランス合作映画。名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督による映画「山猫」は、バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレという三人のスターが揃い踏んでその年のカンヌ・パルムドールにも輝いた名作です。貴族の末裔であるヴィスコンティ自身を投影したイタリア貴族とその没落を描いた長編映画で、音楽はニーノ・ロータが担当。ランカスターとカルディナーレの舞踏会シーンでのワルツが絶品です。盤にごく軽いスレがありますが、こちらも現在廃盤です。1980円

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【CD】ENNIO MORRICONE/ La Trappola Scatta A Beirut,Il Successo (GDM)
さて続いてエンニオ・モリコーネ作品から…65年のフレデリック・スタフォード主演のスパイ映画「ベイルートより愛をこめて」と、63年の日本未公開コメディ映画「Il Successo」(主演はヴィットリオ・ガスマン)のカップリング盤をご紹介。両方ともモリコーネには少し意外な感じもしますが、めちゃめちゃ洒落たビッグバンド・ジャズ!ラロ・シフリンやクインシー・ジョーンズを思わせるシネジャズに仕上がってます。すごく楽しくてすごくカッコイイ、オススメの一枚です。美品 2890円

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【CD】BRONISLAU KAPER/ The Swan (FSM)
グレイス・ケリー主演の56年映画「白鳥」のサウンドトラックも到着。この年グレイス・ケリーはモナコ大公・レーニエ3世と結婚しモナコ公国王妃となられたんですねー。美しいわー、思わず溜息が漏れます。彼女がプリンセスを演じたロマンティック映画、音楽でもブロニスラウ・ケイパーが華やかでロマンティシズム溢れるオーケストラ・サウンドを奏でています。FSMのGolden Age Classicsシリーズから3000枚限定プレス盤で発売。またも未開封、現在廃盤。2680円

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【CD】JERRY GOLDSMITH/ The Cassandra Crossing (RCA)
ジェリー・ゴールドスミスによる76年のパニック・アクション映画「カサンドラ・クロス」は多作な彼の作品の中でも傑作の呼び声高い一枚。ヨーロッパ横断列車内で繰り広げられる細菌テロ戦争(この字面だけでもドキドキワクワクしますね!)を、ゴールドスミスによるサスペンサブル・タッチの音楽が更に更に盛り上げています。シングル・カットもされた「愛のテーマ」の存在感にもほっとしたり。いやー超一級品の娯楽大作サントラ、間違いありません。美品 1890円

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【CD】MAURICE JARRE/ La Caduta Degli Dei (SCREENTRAX)
最後にまたもあの方の作品をひとつ。69年のルキノ・ヴィスコンティ監督作「地獄に堕ちた勇者ども」です!ダーク・ボガード、イングリット・チューリン主演でドイツの製鉄富豪の衰退を描く、ヴィスコンティの耽美な世界が魅力的な“ドイツ三部作”の第一作目。音楽はスケールの大きな大作といえばこの人を置いて他にない!モーリス・ジャールが担当しています。退廃的な映像美に負けない流麗なオーケストラはさすがの一言。これもまた名作ですねぇ…しみじみ。美品です。1890円