フェロモン薫る新入荷シングル・レコードあれやこれや。

F_wild_party
【7"】THE SANDPIPERS / Santo Domingo (KING/A&M)
“ポルノ界のフェリーニ”ラス・メイヤー監督による70年のミュージカル映画「ワイルド・パーティー」から、サンドパイパーズが歌う主題歌「サント・ドミンゴ」の日本盤シングルです。どういう経緯で起用されたか知りませんが、ふわりとした優しいメロディはB面「ワイルド・パーティー(Beyond The Valley Of The Dolls)」と共にソフトロックの名曲としても名高い一枚。ジャケも最高ですね。2500円


F_kabocha_wine
【7"】「Theかぼちゃワイン」〜かおりくみこ/Lはラブリー (COLUMBIA)
“L!LはLOVEのL〜”背の低い男の子と背の高い女の子のドタバタラブコメを描いた82〜84年放映のTVアニメ「Theかぼちゃワイン」の主題歌「Lはラブリー」のシングルも到着。“春助クン、だぁーいすき♥アハッ”という甘ったるたるなヒロイン・エルの決め台詞で誤解してましたが、歌は意外とクールな感じだったんですねェ。思い出補正というヤツか。かおりくみこ嬢が歌っています。B面はピッコロさん〜古川登志夫によるEDテーマ「青葉春助ザ・根性」を収録。1200円



F_siroi_kyoto
【7"】「白い巨塔」〜田宮二郎/たそがれの都会 (POLYDOR)
フェロモンとはなにも女性に限ったものではございません。78年放映のフジテレビ土曜劇場「白い巨塔」から財前教授を演じた田宮二郎による挿入歌「たそがれの都会」が入荷中。見よ、この眼力!それとは裏腹なたどたどしい歌唱と結構爽やかメロディに思わず面を食らってみたり。B面には「財前教授の総回診です。」なんかでお馴染みのメインテーマを収録、どちらも渡辺岳夫の作。1800円



F_emma_emanuel
【7"】エマ/エマニエル夫人 (ELEC/GLOBAL)
フェロモン・レコードではお馴染みのエマこと杉本エマによる、「エマニエル夫人」テーマ曲の日本語カヴァー!“恋がとてもすきね エマニエル 少女のようね”スロー・ボッサに乗せて囁くため息過多のアンニュイ・ヴォイスは本家を凌駕するフェロモンでいっぱい。なんと作詞は杉本エマ自身が手がけています。出所不明の切り抜き、オマケでつけちゃう。1800円


F_tani_hayato
【7"】谷隼人/薔薇と皮ジャン (KING)
なんだか知らないがもの凄いフェロモン、…ゴクリ。思わず見入ってしまうこのジャケ。69年発売の谷隼人デビューシングル「薔薇と皮ジャン」です。作中でも“俺が死んだら皮ジャンを石のお墓にかけてくれ”(すごい歌詞!)と言っているくらいだから、皮ジャンは明日なき不良性としてのアイテムなんですよね?ピッチリ横分け…インナーとパンツが白…ボタン上までシッカリ留まってる…。もしや、き、着せられてる!?不良っぽさゼロじゃねーの。あやふやな歌唱がまた実直さを煽ってます。ま、マジメ!B面「傷だらけのマシン」もトラックがなかなかファンキーなビート歌謡なんですがいかんせん歌がぎこちない。バタ臭い顔も含め、濃い、濃すぎです隊長。1000円