今日の新入荷CDはつながりありそうな、なさそうな感じ・・。アンダーグラウンドな雰囲気が共通点ってとこでしょうか。


tomokawa kazuki友川かずき/ 桜の国の散る中を (king)
聴く前に相当の覚悟がいるシンガー、それが友川かずき(もう一人は三上寛ね)。結構前になるんですが、NHKの懐かしのフォーク・シンガー集まりました的コンサート番組で、南こうせつやらハイファイセットの方々に混じってなぜか出演、「生きているって言ってみろ」を歌って和やかだった場の雰囲気を一変させたのを見て以来、友川かずきと聞くといつもドキドキしてしまうんです。衝撃だったなぁ・・。
このアルバム(80年リリース)でもその衝撃は減るどころか益々デカイものになってまして。フォークから随分離れた、プログレといってもいいサウンド(頭脳警察のトシ等参加のピップエレキバンドが演奏を担当)にのせて彼の絶叫が聞こえてきて。マジに凄まじいパワー・・。
帯無し、盤は良好でジャケット内側にシミがあります。現在廃盤。2800円



jekyll自切俳人とヒューマンズー/ 自切俳人のゴールデン・アルバム (toshiba)
自切俳人=北山修の、一番彼らしい作品といえるかも。フォークル時代からブラックユーモア溢れる作品を残してきた彼のセンスが10年経ってもいささかの衰えをみせていないのに驚かされます。皮肉と笑い溢れるアルバムを聴き終ると、何故か一貫したコンセプトがみえてくる・・ほんと不思議なんですが。高石ともやとザ・ナターシャー・セブン、杉田二郎が参加。
限定紙ジャケット仕様盤。1780円



nagisanite渚にて/ 花とおなじ (p-vine)
恥ずかしながら今日初めて聴きました、渚にて。徹底されたアナログ・サウンドに驚かされ、繊細かつ力強いアコースティック・ギターに痺れ、風のように流れてくる竹田雅子さんの歌声に心を洗浄された気分に。“最高峰サイケ・ポップ”なのかなぁ・・。ものすごく聴きやすいウタモノだと思うのですが。正直言うと、ここまで聴いた感想を言葉に表し辛い作品ってなかったかも。唯一無二すぎて・・。ただ、なんで「渚にてのCDありますが?」って問合せが多いのかはわかった気がします。大切に自分の中だけで存在させておきたくなりますわ、このアルバムは。
帯付、美品です。2000円