出てくるのはため息ばかり。これほど新しい感覚でセロニアス・モンク楽曲をプレイする日本人が1960年にすでに存在していたのですから…。


yagi masao八木正生/ セロニアス・モンクを弾く (king)
オリジナル盤じゃなく'79年リリースのリイシュー盤なんですが、このジャケットを目の前にするとどうしても興奮を押さえられませんでしたよ!
'60年代和ジャズ・シーンを豊かなものにしたキング・ジャズ・シリーズのなかでも1、2を争う極上の味わいを誇ってます。渡辺貞夫(as) 仲野彰(tp) 八木正生(p) 原田政長(b) 田畑貞一(ds)というメンバーですから悪いはずはないのですが、やはり光ってるのは八木正生の繊細かつ豪快なピアノ。おなじみのモンク楽曲たちを“オレ”色に染めてます。といっても、オリジナルの魅力を損なってるわけじゃない・・ここがなんとも素晴らしい!
先述通り、'79年のリイシュー盤。といってもなかなか入荷はしてきませんよ!帯はありませんが状態良好です。3000円