レコードというものはその昔、それはそれは大変に高価なモノであったと伝え聞いておるのです。LPレコード1枚が初任給の10%に相当する値段だったという事実を、現状に置き換えて考えるだけで背筋も凍る恐ろしさ!
そんな時勢において音楽好きの庶民の皆様の強〜い味方であった“奴ら”が本日の新入荷です!!!

そう、所謂“ソノシート”というヤツ…「ソノシート」というのは朝日ソノラマ社の商標登録であるので、厳密に言えば「シートレコード」だとか「フォノシート」という呼び名が正しいのですがここでは慣例に従って。塩ビ製のペラペラーとした軟派なアイツ。なよっと頼りなげですが、一番近くにいた音楽だったりしたのかもしれません。


mitsuotododonpa佐川ミツオ・渡辺マリ/佐川ミツオとドドンパ娘 (VICTOR) 2000円
まずはこちら、ビクターミュージックブックシリーズから「佐川ミツオとドドンパ娘」!表ジャケットに写真はありませんが佐川とセットで“ドドンパ娘”と来れば無論《渡辺マリ》でございます。

mitsuotododonpa_in当時のソノシートは大概ブック状になっていて音楽以外にも写真やエピソードを楽しめるのが人気の一因でしょう。本作も例外ではなくたっぷりと写真やインタビューが掲載されてます。“ドドンパ”のステップ方法についてもミツオとマリのコマ送り写真付で事細かに(2枚目の写真中央)!しっかし渡辺マリのコピー「健康なマリちゃん」ってどーよ!?裏ジャケットのデザインはザッツ60年代!って感じにヒップでカッコいいのですが。スウィング・ウェストが参加したニクイ一冊。4枚組、当時の補充票も残ってます(写真2・中央よ〜く見てネ)。


chiemiooini江利チエミ/チエミ大いに歌う (勁文社) 1600
続いて日本の歌姫・江利チエミによる「チエミ大いに歌う〜テネシーから今日のヒット曲まで」を。ジャケットは“さのさ”スタイルのチエミさんですが、副題通り内容はジャズから民謡まで幅広く魅力を伝える選曲です。こちらも写真やエピソードも豊富に。

chiemiooini_port全篇に渡って沢山歌うチエミさんのお姿が載ってますが、ミュージカル劇中の写真は特に良いですねぇ。歌う女は美しいです…惚れ惚れ。更に衝撃的なカラーポートレートも付いております。5枚組。



chiemitoutaeba江利チエミ/チエミと歌えば (勁文社) 1800円
も一つチエミをご紹介。先の「大いに歌う」と同じシートレコードの名門・ケイブンシャからリリースされたものですが、こちらは“総天然色レコード”。ピクチャー仕様になっていて、麗しいチエミさんのお姿がズラリです。こちらもブックレットが大充実で、見てるだけでも楽しい写真が満載。(但し作中に掲載されている「前キングレコード文芸部長」という人物によるコラム『スター誕生 チエミ物語』はチエミさんのデビュー秘話を書いたものですが、事実と異なる描写がある模様…ムムム許しがたい!)

chiemito_sazae歌写真以外にも、チエミさん主演映画「咲子さんちょっと」など女優・江利チエミの姿も垣間見えます。中でもはまり役“サザエさん”ショットのこれ以上ないってくらいイキイキとした弾けっぷりに、チエミ熱は度を増すばかり。チエミさんが生きていたらなぁ…と不毛な想いに駆られちゃいました。嗚呼恋しやチエミさん!!3枚組。