書籍の買取、頑張ってます。
音楽モノに限らず面白いモノ全般、大好物。
今日の新入荷も本・本・本!でまいります。

hiromitsu“食わずに死ねるか!” 著:鈴木ヒロミツ (実業之日本社)
まずは突然の訃報、ショックでした…。鈴木ヒロミツさん。食通だった氏のエッセイ集。あのパワフルな歌声の源はやっぱり美味しい食事だったのかなぁ。お悔やみニュースの冠はどれも「俳優」だったけど、我々にとってはいつまでも「ミュージシャン」ですよね。ワイドショーが代表曲に「たどりついたらいつも雨ふり」しか流さないのが歯痒くてたまらない!哀悼の意をこめて。初版、700円。

ryuchishu“俳優になろうか〔私の履歴書〕” 著:笠智衆 (日本経済新聞社)
俳優と言えばこの人。小津映画、寅さんシリーズの御前様役でお馴染みの俳優・笠智衆の自伝です。映画の作中で見られる達観したような飄々の佇まいから、若い頃から俳優を目指して鍛錬していたのかと思いきや…実家の寺を継ぐのが厭で、放蕩の末入った俳優の道(!)。長く続けていたらいつの間にか看板俳優(!!)、なんて意外すぎるエピソードがたくさんです。貴重な写真も掲載されてます、600円。

komanechi“コマネチ! ビートたけし全記録” 編集長:北野武 (新潮社)
97年に新潮45の別冊として出版されたビートたけし責任編集のムック。「ビートたけし全記録」の副題が示すように、ビートたけしのありとあらゆる面が凝縮されてます。発刊当時の映画作「HANA-BI」のドキュメント等もありますが、やっぱり「世界の北野」より「足立区のたけし」。一人のお笑い人としてとても興味深いなぁと。ダウンタウン松本人志との対談(松ちゃんちょっと緊張?)から軍団タカらっきょの悶絶フォトまで!お楽しみがいっぱいであります。初版(ムック版)、500円。

ultrakenkyu“ウルトラマン研究序説” 著:サーフライダー21 (中経出版)
永遠の特撮ヒーロー・ウルトラマン「若手学者25人がまじめに分析!科学特捜隊の組織・技術戦略を検証する」ってヤツ。柳田理科雄の「空想化学読本」とか、あの手の先駆書。「ハヤタ隊員は建物損壊の賠償責任を負うか?」「退治後の怪獣の遺体の処理は?」など、くだらない問題を至ってマジメに論考してます。かなり面白い。やはり「バカはマジメに!」、これ基本です。700円

sakataakira“ジャズ西遊記” 著:坂田明 (晶文社)
音楽モノもご紹介しなくては。日本が誇るジャズ・サックス奏者、坂田明氏による79年の旅行けばエッセイ集「ジャズ西遊記」、処女作にあたるのかなと思います。この人は何でこんなに面白いんだろう…と軽い嫉妬すら覚える面白さ。コルトレーン、ドルフィー等のジャズ論、洋輔トリオでの旅日記、果ては全冷中(全日本冷やし中華愛好会)まで!縦横無尽に広がる坂田ワールド。タモさんも頷く?「ハナモゲラ歌唱法」は必読でしょー!!現在絶版です、1000円。

sammydavisjr“ミスター・ワンダフル〜サミー・デイヴィス・ジュニア自伝” 著:サミー・デイヴィス・ジュニア (文藝春秋)
アメリカが誇る史上最高のエンターテイナー・サミー・デイヴィスJr.の卓越した才能の裏に隠された困難との闘い、それを乗り越え成功を収めるまでの道程を記した自伝。ハーレム出身で幼少の頃から公民権運動以前の黒人冷遇、ユダヤ教の混血で事あるごとに差別を受けていたそう。あの素晴らしい歌唱の裏にそんな重い事実があるなんて…、彼って真のエンターテイナーです、ミスター・ワンダフル。サミーの人生のようにズッシリとした(568ページ!!)一冊。写真も満載です、初版。1600円

雑誌・書籍の買取やってます。