モダンポップスタイルのお嬢さんは今年で確か50歳。本日の新入荷は「鈴木さえ子」です。

鈴木さえ子とは…元シネマ(松尾清憲も在籍してたバンド)のドラムで、元鈴木慶一の奥さんで、元叙情少女inひねくれポップ。83年に「毎日がクリスマスだったら」でソロデビューしてからロマンティック印象派の最高峰に君臨してました。が、80年代後半から長らく積極的な音楽活動が中止状態となってます。企画モノやCM音楽、サントラ(「ケロロ軍曹」の音楽を手がけているとか)などではちらちら名前は拝見しますが、本格的な復帰はあるや否や?神のみぞ知る…んかなぁ。
本日の入荷は鈴木さえ子の異才が止め処なく出てきた2枚目以降の充実期の作品たち!では東京メトロで出発です。

saeko_visindaLP:鈴木さえ子/Visinda og Leyndardomur 科学と神秘 (MIDI)
84年の2ndアルバムにして鈴木さえ子の才気爆発の一枚。
多用されたシンセ・サウンドが強めのニューウェーヴ臭となって漂いますが、これは時代だから仕方のないもの。そこ補ってを余りあるバランス感覚に優れた天衣無縫のポップ体質は、今聴いても、イヤむしろ今聴いた方が新鮮であったりするかもしれません。鈴木慶一との共同プロデュース。1500円

saeko_greenCD:鈴木さえ子/The Law Of Green 緑の法則 (MIDI)
翌85年の3rdアルバム。タイトルにもなっている緑を全編に感じる事ができる、とてもポップで爽やか。優しい手触りのする作品なんだけどいやらしくないっていう…。これは知性の問題だと思いますね。「緑」という色も知的な色っていう印象がありますし。85年発売の初版、現在廃盤。2000円

saeko_studioCD:鈴木さえ子/STUDIO ROMANTIC スタジオロマンチスト (MIDI)
本人名義のオリジナル作品としてはこれが一番新しいということのなるのか?86年(!?)の4thアルバム。本人プロデュース、Co-プロデュースに慶一さんとXTCのアンディ・パートリッジ。この後公私共に良きパートナーであった鈴木慶一さんと離婚されることになりますが、揺れる心の機微が反映されているのかも。浮遊感のある歌声が逆に切ないなぁ。あとこの作中でアンディ・パートリッジがギターをプレイしている「HAPPY END」の12インチも入荷してます。現在廃盤。1800円

こんなに類稀なポップセンスを持っているのになんでお戻りにならないのか?勿体内なぁ…と思いつつ、それも鈴木さえ子らしさかなぁ…と妙に納得もできる女性であります。
因みに今日の題名、チキンラーメンの「すぐおいしー、すごくおいしー」は彼女の作曲なんですよ。