mikis類は友を呼ぶのです。サントラ特集をやっていると関連盤が色々と入荷してまいります。今回のサントラ特集でもその作品を何枚か出しております、ギリシャを代表する音楽家・ミキス・テオドラキスのLPが入荷してまいりました。ギリシャでは20世紀最大の音楽家と呼ばれる大先生。映画音楽だけでなく、クラシック、ポピュラー音楽など活躍の場を選ばないお方です。これはギリシャ音楽をテーマに則って紹介するLP「GREECE IS…」シリーズの一枚。さすがは先生!!第一弾です。ギリシャ盤、美品 2000円
"Greece Is..." The Music Of Mikis Theodorakis (EMI GREECE)

サントラCD特集の方も好調であります。
追加も随時出荷中!!ちょっとご紹介してみましょう。

mmm83こちらはピエロ・ピッチオーニによるイタリアスパイ映画「077/連続危機」「殺し屋専科」のスコア。この手の映画音楽の最高峰と言って良いでしょう!ちょっとセクシーで程よくグルーヴィ!ピッチオーニ黄金サウンドです。EC盤。
Piero Piccioni / MMM,Missione Morte Molo 83 (TSUNAMI)


jaguarグルーヴィなら日本も負けてはいません!佐藤允彦が音楽を担当する70年ハードボイルド・ジャズ・サントラの金字塔「豹(ジャガー)は走った」もお薦め。スナイパーと敏腕刑事の死闘を、宮間利之とニューハードのモダン極まりないジャズ・ロックが彩ります。和製ラロ・シフリン!!紙ジャケ仕様です。
佐藤允彦/豹は走った (BRIDGE)



big_gunsクール・ジャズと言えばこれを是非ともお薦めせねば!アラン・ドロンが妻子を殺され組織に復讐を誓う殺し屋を演ずる、イタリアン・フィルム・ノワールの傑作「ビッグ・ガン」のスコア。ハードボイルドでクールなジャズを自在に聴かせるのはジャンニ・フェリオの仕事。かなり渋いです。
Gianni Ferio / Tony Arzenta Big Guns (Easy Tempo)


zombi2サントラで忘れちゃいけないのがイタリアン・ホラーとプログレッシヴ・ロックの蜜月関係。今回の特集ではこのあたりもバッチリ押さえております。中でもこのファビオ・フリッツィが音楽を担当する、ルチオ・フルチ監督作のホラー「サンゲリア」「ナイトメア・コンサート」二篇のスコアはちょっと珍しいのでは?特に「サンゲリア」の方は奇ッ怪なパーカッションが耳に残るオカルト・スコアが凄い。怖すぎです…。フリッツィが参加しているイル・レアーレ・インペロ・ブリタンニコ(ゴブリン変名、事実上の2ndに当たります)音楽の「殺意の動機」のスコアと一緒にどうしょう。
Fabio Frizzi / Zombi 2,Un Gatto Nel Cervello (BEAT)

battle_cry大物は無いのか!?大物は?…いえいえ勿論ございます。こちら。ハリウッド映画音楽のスタイルを確立し、荘厳なシンフォニック・サウンドを導入した映画音楽の大家・マックス・スタイナーが音楽を務める55年の映画「愛欲と戦場」(『死の砂塵』のラウール・ウォルシュ監督!!)のスコアです。「風と共に去りぬ」の“タラのテーマ”があまりに有名なスタイナーですが、ここでも壮大な響きを聴かせてくれます。かといって堅苦しいものでもなく、染み込むような心安いメロディが人を引きつけるのかも知れません。2枚組。
Max Steiner / Battle Cry (BYUFMA)