中古レコ屋のあくび指南〜のんびり音を聴きませう

大阪・難波にある中古レコード店 レコードショップNAKA2号店のブログです。

中古屋ならレア盤入荷の際には狂喜乱舞する、これ当然のことです。
まあ、そんなレコードが入荷する機会はめったにない、これまた当然のこと。「安いレコードをいかに売るか」・・・これ中古屋の使命であります。

wiltonWILTON FELDER/we all have a star  安いくせに内容素敵すぎ!!なレコード。クルセイダーズの面々(ウイルトンとジョー・サンプル)が絡んだレコードなのだから音のほうは予想できますね。めちゃくちゃ都会的なメロウ・フュージョン&ちょっとブラコンってとこです。ほぼ全篇ヴォーカル入り。A面ラストの「the cycle of time」で確実に痺れます!

泣きのサックス+都会的なヴォーカルという組み合わせだとすぐに思いつくのが、グローヴァー・ワシントンJRの「ワインライト」(80年)ですけど、「we all have a star」も負けず劣らずの素晴らしい出来。というかこっちの方が先にリリース(78年)ですね。先駆者!?

我が店の“クルセイダーズ”コーナーからこの安いのに優秀なレコードを拾ってやってください!!

WILTON FELDER/we all have a star (abc) US盤 800円

山下毅雄巨星堕つ…。
哀しいニュースが飛び込んできました。日本人作曲家の中でも桁外れの異彩を放ち、聴く者の耳を常に愉しませ、驚かせ、魅了し、満足させた音楽家・山下毅雄氏が今月21日脳血栓のためお亡くなりになられたとの事です。

山下氏といえば「ヤマタケ」の愛称で知られ、テレビ音楽のサウンドトラックを始め数多くの音楽を世に送り出した作曲家でその数は7000曲に及ぶとも言われています。近年は若い世代を中心に熱い支持を集め、時代と世代を超えて愛されてました。事実彼の創る音楽は製作年を感じさせない驚くほどかっこいいものばかりで、「ルパン三世」「七人の刑事」「クイズアタック25」「プレイガール」「黒猫」「霊感ヤマカン第六感」「大岡越前」…などなど代表作だけでも枚挙に暇がありません!!正しく早すぎた奇才。

ウチの店にも極めて稀有な事ですが、ヤマタケ関連の音源が入荷する事があります。しかしいつでも飛ぶように売れてしまうのです(当然の事といえばそうですね)。そんな時は世間の皆様のヤマタケ愛を垣間見たようで我々スタッフも何となく誇らしげな気持ちになってしまいますよ。使い古された言葉で恐縮ですが、ヤマタケ音楽が愛される限りヤマタケは死なない!!とそういう事になるんじゃないでしょうか?

リスナーとして言うべきは一言。素晴らしい音楽を有難うございました!!
謹んでご冥福をお祈りいたします。

558904b7.jpg店内の隅に小さくまとめられたレーザーディスク・コーナー。「昔は俺も高く売れたんやで・・」って声が聞こえてきそう。寂しそう・・・
DVDの登場以来すっかり影が薄くなってしまいましたね。デフレ傾向は歯止めが効かず。限定BOXセットの豪華さはDVDより数段ありがたみを感じさせてくれると思うんですけどねぇ・・・

「なんとか売れてくれい!!」という願望をさらけだしながらLD-BOXをひとつ紹介します。

永遠の名作「起動戦士Zガンダム」のBOX-SET part2です。実はしばらく前にですね、これのpart1が売れまして。part2も必ず買いにきてくれるだろうと思ってたんですが・・買った人、このブログ見てないよね・・・セット売り(part1&2)すればよかったぁなんて後悔してももう遅い?

第27話「シャアの帰還」から最終話「宇宙を駆ける」までを収録。タイトル見ただけでどういう内容だったか思い出せますね!何回観たことか!!カミーユ・ビダン(Zのパイロットですね)のニュータイプとしての覚醒と崩壊があまりにもドラマティックで・・・僕個人では最終話のひとつ前の回「生命散って」が大好きです。みんな死んでいくんです、悲しいくらい。

映画化もされてますんで実は今Zガンダムを売り込むことはナイス・タイミングなのでは!?DVDになってるからねぇ・・というつっこみが明らかに聴こえてきますが、このLD-BOXも拾ってやってください。盤は未開封です。新品同様なんです!!

起動戦士Zガンダム LD-BOX part2 全6枚組未開封 7800円

本日は祝日、勤労感謝の日でゴザイマス。労働している皆様、毎日ご苦労様です。私も毎日働いているんですがどなたか感謝して下さいよ。不毛です。

園まり
さて今日の新入荷をご紹介しましょう。歌謡曲のレコードの入荷は実は久々でして。歌謡曲の買取強化中なんですけどね…あまり報われていませんなぁ。とにかく今日の入荷は園まりが歌います、「太陽はひとりぼっち」のシングルレコードとなっております。
お気づきの方も居られるでしょうが、ミケランジェロ・アントニオーニ監督'62年作の映画「太陽はひとりぼっち」の主題歌(コレット・テンピア楽団)カヴァーですね。原曲はサックスが唸る哀愁漂う感じですが、まりさんは美しい声で可憐に歌い上げます。バックの演奏もなかなかかっこよく(シックス・ジョーズというクレジットですね)、さすがは60年代を代表するビートガールといった趣。B面はポール・アンカの「家へ帰ろう」のカヴァーでこちらも典型的なカヴァーポップス。どちらもまり嬢の魅力たっぷりでお楽しみいただけるでしょう。状態もまずまずです。

園まり/太陽はひとりぼっち (POLYDOR) 2800円

“魅惑のハスキーヴォイス”なるキャッチ・フレーズ、美しすぎるお顔、悩ましすぎる谷間、ゼリーみたいな唇・・嗚呼ジュリー!!僕にとってジュリーといえば沢田でもアンドリュースでもなくロンドンです。誰がどんなカヴァーをしようが「fly me to the moon」は彼女が一番!!

バーニー・ケッセルがギターを担当したこのレコード、悩殺ヴォイスは健在。「cry me a river」身震いしない人なんていないはず。「say it isn't so」はっきりいってよ!!彼女にそんなこといわれたら・・・はっきりいってしまうでしょう。

直筆?なサインが書いてあるんです。判明は不可能なのでしょうか・・・

JULIE LONDON/ julie is her name (東芝音工)赤盤 3800円julie

常時最新の情報を求められるレコ屋に勤めていながら今更で申し訳ないですが、キリンジの弟こと堀込泰行のソロプロジェクト「馬の骨」に夢中です。馬の骨

キリンジよりワイルドな感じ。と思って聴いているのですが、「馬の骨」というプロジェクト名とのっけからカナダのマイナーSSW・Robert Lester Folsomの"My stove's on fire"のカヴァーだなんて、はっきり言ってひねくれ者の域を通り越して底意地の悪ささえ感じます。ところがこのカヴァーが至極の逸品と来たからまさにぐうの音も出ないアルバムであるのでした。明後日23日には兄である堀込高樹のソロアルバムも発売になるそうなので、こちらの方もますます必聴の趣を呈しているというわけです。

キリンジ関連でもひとつ必聴と言えば来月7日に兄高樹セレクションによる洋楽コンピ「NAGARA MUSIC〜WINTER〜」がユニバーサルより発売になるとの事。この選曲がまた良いんだ。KENNY LANKIN、NRBQ、BILL EVANSにMARCOS VALLE…私が高校球児なら思わず「ナイスセン!!」と叫んでしまう所です。ケニー・ランキンは複数曲収録されるようですが、冬向けコンピらしいので"Peaceful"は是非とも「LIKE A SEED」ヴァージョンでの収録を希望致したいなぁなんて…。

馬の骨で泰行氏の声とSSW系音楽の相性の良さ(個人的にはちょっと意外でした)を証明したので、カヴァー集が聴きたいと思いませんか。昨今の凡百たるカヴァーアルバムを蹴散らしてくれると思いますが、ひねくれ者に期待は無用。って所でしょうか?
今なら思いっきり私情を挟みまくりの高価買取いたしますんで、キリンジ関連どうぞ売って下さいな!!

馬の骨/馬の骨 (Columbia/TRIAD)

f914630f.jpg横たわる美しい女性、広大な海、優しく響くポール・ウインターのアルト・サックス。ジャズとボサノヴァが最も接近していた60年代の記録・・・ボサノヴァと聞いて思い浮かべるであろうイメージ通りの作品。
ルイス・ボンファ(ギター)、ルイス・エサ(ピアノ)等豪華メンバーのプレイがこれまた良い。解説をヴィニシウス・デ・モラレスが書いている。リリース時のボサノヴァを取り巻く環境、アメリカ音楽との関係がよくわかる素晴らしい解説。さすがブラジル随一の詩人!


PAUL WINTER/rio (columbia) 日本盤ペラジャケット 3800円

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