VINYL VIBRATIONS

ジャズとソウルをポイポイっと出荷しました。その中からひとつかみしてご紹介。


【LP】LITTLE BEAVER/ party down (RCA)
まずはお馴染みのメロウ･ソウルから。極上メロウ･ソウル「パーティー･ダウン」収録、リトル･ビーヴァーの'74年作。何度かアメ盤オリジナル入荷したことありますが、ちゃんと日本盤も出てました。RCAの太い帯がイカス！盤（白レーベル）きれい、帯の補充票ありません。2300円



【LP】GEORGE MURIBUS/ brazilian tapestry (catalyst)
元アステカのジャズ･ピアニスト、ジョージ･ムリバスの'76年作。タイトル曲はブラジリアン･フュージョンの名作として有名ですね。AOR的メロウインスト「i won't last a day without you」、ボッサなリズムが心地良い「the dolphin」、アコースティック･ピアノが美しく響くストレート･ジャズ「pocrasni」等、他の曲も良質ですよ〜。USオリジナル、ジャケットがスッレスレなのです･･。盤に薄いスレあり。1800円



【LP】JOE THOMAS/ masada (groove merchant)
サックス奏者ジョー･トーマスの'75年作。GMらしいジャズ･ファンク「gemini flyin' high」が有名ですけど、続くタイトル曲「masada」と「poinciana」での思いっきりディスコやってます！な感じも悪くないな〜。USオリジナルですが盤スレ多いです･･。1000円



【LP】JOHN RUSSELL/ homecooking and RICHARD COLDMAN guitar solos (incus)
最後はグルーヴなど皆無のギター･ミュージックを。ジョン･ラッセル、リチャード･コールドマンのソロ･ギター作を片面づつに収録したINCUS盤。フリージャズともフォークとも違う独自のギタープレイ、音数があまりに少ないので逆に落ち着きません･･。イギリス盤オリジナル、状態良好です。3000円

銀盤積み木崩し

朝からCDが立て続けに入荷しております。このところレコードのほうに時間とられてたので、今日は本腰入れて銀盤出荷作業してます。作っては出し、作っては出しの繰り返し、いいのあるよん！歌謡曲からアイドル、ロックにジャズ･･数も種類もいろいろなのだ。とりあえず手近なとこにあるやつをまとめて写真撮りました。続報はつぶやきのほうで随時UPしていきますね。

恋の知らせを見つけたみたい

新着のアイドルレコから3枚だけ。



【LP】桜田淳子/ 淳子スーパー･ライブ〜リサイタル6 (victor)
すっかり大人になった淳子のリサイタル･レコード第6弾（'79年作）。このあたりから“女優･桜田淳子”の印象が強くなる彼女ですが、このライヴ盤ではマービン･ゲイも真っ青のひとり芝居っぷりを披露しちゃってます。曲間の寸劇、いやマジ劇の凄まじさったらないよ！EW&F「セプテンバー」やステッペンウルフ「ワイルドで行こう」、ドナ･サマー「ホットスタッフ」などの洋楽ヒットポップスを日本語でカヴァーしてたり（淳子らしい不安定歌唱が可愛いのよ！）、当時のヒット曲「サンタモニカの風」を親衛隊付き（この頃もいたのか！）で熱唱したり、「ねえ！気づいてよ」から「気まぐれビーナス」「リップスティック」までの淳子スタンダードをメドレーで聴かせたり･･歌のほうもおもしろいのたくさんあるんですが、どうしてもひとり芝居に耳を奪われてしまうのです･･･。盤に薄いスレが少しだけ有り、2000円



【LP】岡崎友紀/ ライヴ！岡崎友紀マイ･コンサート (toshiba)
岡崎友紀、デビュー5年目のリサイタル（'74年）。いきなり井上陽水「心もよう」から始まるんでちょい面食らっちゃいますが、その後は「恋のささやき」を挟んで「白い船で行きたいな」「黄色い船」「私は忘れない」のヒット曲をメドレーで聴かせます。これがとてもいい感じ。A面ラストは“ワンマン･ミュージカル”「アンナの旅」。寺尾聰がナレーションやってるんですね〜。意外な繋がり。ミュージカルの質としてはまあまあってとこなんじゃないかな。B面は一転して洋楽カヴァー中心。スティービー･ワンダー「悪夢」の日本語カヴァーのファンキー具合最高！！状態良好、帯付はあまり入らないような。3800円



【LP】麻生よう子/ オリジナル･アルバム (epic)
大人びた雰囲気が魅力的なアイドル、麻生よう子の'75年作。「午前零時の鐘」「逃避行」等を収録したA面もいい出来栄えなんですが、このLPはまずB面から聴きたい！特に「ウィークエンドの公園通り」！！作詞:林春生、作･編曲:鈴木宏昌による心地良すぎのソフトボッサ歌謡なのだ。「恋人中心世界」みたいな歌っす。この曲聴いて麻生さんの印象がすっかり変わってしまいました。さらにA&M系好きを唸らせるであろう「ひとりぐらし」（作詞:ちあき哲也、作･編曲:大野雄二）も要チェックね！尊敬する歌手が伊東ゆかりとのことですが、この曲はまさにゆかり路線まっしぐら！帯付、状態良好。2000円

80年代、あなたは何を聴いていましたか？

80年代歌謡曲のレジェンダリーな箱モノ到着の巻。


【CD】中森明菜/ FOR DEAR FRIENDS〜Akina Nakamori Single Collection Box (WARNER)
80年代といえばやはりこの方の時代でもあり。根強いファンの皆さんがよくいらっしゃってくださいます。2002年に発売された中森明菜様のシングル･コレクション･ボックス｢FOR DEAR FRIENDS｣が入荷です。デビュー曲｢スローモーション｣から90年代作品までのシングルA面に企画ミニ･アルバム音源などを加えたデジタル･マスタリング4枚組･全53曲(10吋くらいの大きさ)。デビュー当時からの秘蔵写真も満載のオールカラー52P豪華写真集付いてます。ジャケットに海辺の日焼け(黒い…)＆水着明菜様フォトが使用されていますが、なかなかこう健康的な感じはお目にかかりづらい方でございますのでね、ファンの皆さん大喜びではないかと。Disc2にごく薄いスレがありますがま概ね良好、その他はキレイな状態です。限定生産。5180円



【CD】秋元康作詞活動20周年記念 秋元流〜虎ノ門編 (PONYCANYON)
最近はAKB関連でなかなかの荒稼…もとい席巻っぷりが噂の秋元康さんでございます。作詞活動20周年を記念して発売されたお仕事集大成｢秋元流｣ポニー･キャニオン盤がこの虎ノ門編(このタイトルも秋元的)です。おニャン子クラブ＆ソロ･ワーク、小泉今日子、中森明菜、原田知世らのガールズ･アイドル仕事。美空ひばり、八代亜紀、森進一、五木ひろしらの演歌/歌謡曲仕事。そしてとんねるず/野猿、伊武雅刀、山田花子、千秋らの企画/ヴァラエティ仕事。氏の代表ワークス一堂に会しております。まさしく歌謡曲の80年代史と言い換える事もできましょう。


【CD】秋元康作詞活動20周年記念 秋元流〜市ヶ谷編 (PONYCANYON)
でもってこちらが同じく秋元康ワークス｢秋元流｣ソニー盤の市ヶ谷編。こちらは稲垣潤一、今井美樹、井上陽水、小室哲哉などニュー･ミュージック仕事。少年隊、郷ひろみ、西城秀樹、沢田研二らボーイズ･アイドル仕事。藤谷美和子･大内義昭、Little Kiss(石橋貴明＆工藤静香)、とんねるず･篠ひろ子、唐沢寿明･樹木希林といったデュエット仕事…とこちらも秋元康らしい作品が並んでおります。やはりこう見ると時流を掴むのが上手いですなぁ。特に80年代半ばから90年代初め辺りが黄金期。80年代･昭和末期に乗る乾いた軽さの中に商業作家のプライドを放り込んで来る感じは、さすが歌謡曲の死に水をとった男という感じ。各4枚組で松任谷由実、つんくとの対談を収録したブックレットが付いてます。解説は近田春夫。美品です。各3980円

レコードいろいろ、黒く光るわ

今日は一日バタバタしておりました。めちゃ暑い中、細かくいろいろと入ってきております。少しだけご紹介。


【7"】錦城ロコ/ 朝をあなたと (king)
'67年に「大阪流れ花」でデビューした錦城ロコさん6枚目のシングル（'69年）。作詞:山上路夫、作曲:いずみたく。♪コーヒーふたつ　甘く香るわ　あなたとふたり　朝のひととき･･♪　恋人とのラヴラヴな朝の風景を描いた歌詞とまったりソフロ歌謡サウンドが心地良い作品。ジャケット、盤ともに状態良好。レーベル面にシール跡あります。2500円



【7"】田代みどり/ パイナップル･プリンセス (columbia)
演奏とコーラスをブルーコメッツが担当した再録ヴァージョンですね。大人になったみどりさんのかわいさに心を奪われるぜ！もろタイプです。オリジナル･ヴァージョンと比べると随分と落ち着いた歌い方、これがバンド･サウンドによく合う！状態良好、2800円



【7"】北島三郎/ スポーツ音頭 c/w 守屋浩・高石かつ枝/ スパットリンリン(crown)
スポーツニッポン新聞社募集「スポーツ音頭」当選作2曲をカップリング収録した'65年発売のシングル。さぶちゃんがさぶちゃんらしく♪ハア　やる気負けん気心意気　俺もお前もスポーツマン　ソレ！♪と歌うA面は“リズム歌謡キング”米山正夫先生の作曲。リズム歌謡･･というより音頭ど真ん中ですが。B面は若い二人がハツラツとスポーツの良さを歌い上げる曲。♪あの娘いかすぜ　トレパン姿♪っすからね〜、時代を感じさせます。盤に細かいスレ、レーベル面にシール有。1800円



【CD】三音家浅丸/ 河内音頭 悪名 (polydor)
最後はCDをご紹介。今日一番うれしかった入荷なんす！夭折の天才音頭取り、二代目三音家浅丸が小浅丸時代に録音した傑作LPを初CD化。原作:今東光、脚色:平井悦三による「朝吉喧嘩鳥」「朝吉任侠道」の2作を収録。浪花ダンス･ミュージックの真髄、とくとお聴きあれ〜！帯付美品、現在廃盤です。2580円

修羅の世界の男の目 白い光が宿ってる

またまた入荷の安藤昇レコ。絶句する渋さ！


【LP】安藤昇/ 男のひとりごと (canyon)
'77年作。全曲に男の孤独、寂しさ、哀愁を詰め込んだセリフを挿入した“ある男のひとりごと”。
投げやりでやさぐれまくったな歌い方と時代劇の主題歌みたいなサウンドがバッチリはまった「港祭り」「地獄門」（2曲ともに阿木燿子-宇崎竜童作品）が個人的に大好きなんですが、他の曲もたまらんですよ〜！一緒にいたいかたぎの女をあえて突き放す男の寂しさを綴った「はぐれブルース」（「子供の頃ほしくてたまらないのに買ってもらえなかったおもちゃ　そいつはいつまでも俺の憧れだった･･･お前はそういう女さ」こんなセリフ似合うのこの人だけ！）、♪何故そんなに飢えるのか　俺の黒犬　嗚呼　いくつかの太陽を喰ってしまった･･唐十郎の歌詞がやばさに拍車をかける「黒犬」、無理して悪ぶる女を諭すようにやさしく歌う「女と煙草」、阿久悠先生のぶっ飛んだ歌詞＆セリフがたまらない安藤昇の代表曲「男が死んで行く時に」などなど、唯一無二の安藤節がどこもかしこも炸裂しまくり！
ジャケット、盤とも状態良好。残念ながら帯がありません。3800円

また散らかしっぱなしの秋が来る

入ってしまいました･･･武部行正！


【LP】武部行正/ ゆふすげびとのうた (victor)
大阪で活動されてた（今もされてるらしい）人ですからね、いつか入ってきてほしいなぁ〜と淡い期待を持ってたんですが･･･きました！リラックスした雰囲気を漂わせながら紡ぎだすナイーブかつロマンティックな歌･･“日本のニック･ドレイク”なんて評価もあながち外れてはいないなと。西岡たかし、柳田ヒロ、中川イサト他、個性豊かなバック･ミュージシャンが参加してます。若き有山淳司もいますね。
帯に多少シワありますが破れ等はありません。盤は数箇所スレ有り、音には影響なかったです。再発CDで聴いてはいたんですが、やはりアナログで聴くほうがいいすな〜。暖かみが全然違うっす。帯付は出ませんよ〜！19800円

※お取り置き、通販受付は来週月曜日からにさせていただきます。ご迷惑をお掛けしますがご了承ください。よろしくお願いいたします。